生体での超空間移動はほむほむ……もといほどほどに。
語源
某峠を爆走する漫画にて黒いスカイラインに乗っている人の台詞が元ネタ。
実際の板金修理について。
車を何かにぶつけてしまい、傷ヘコミができてしまった場合の修復にはいくつかの方法があるので、それをここに述べる。なお、修理する前に破損個所の塗装をはがすのが前提。
- 充填剤
傷がついた部分、主にヘコミにあてることによって修復すること。ゴルフボール大の充填剤に一滴ほどの硬化剤を混ぜ合わせて傷がついた部分に押し当てる。すぐに硬化してしまうので手早く行うのがコツ。一番手軽な修復方法だが軽微な破損にしか使えず、重たい破損にもかかわらず充填剤の多様で却って状態を悪くしてしまうこともある。
- 修正
充填剤は対応しきれない傷に使う方法。当該箇所に器具を設置して、圧力で部位を押したり引いたりすることでヘコミを直していく。器具で修正しきれない部分はハンマーで調整するなど職人の腕が試される。
- バネルの交換
修正ですら対応できない最終手段。傷があった箇所を本体から丸ごと切り取り、代わりのパーツを傷があった場所に溶接する。溶接が危険なのでこの手法が一番面倒である。更に複雑な箇所に傷があった場合には場所に合わせてパーツを作らなければならない。
- 塗装
傷が治れば最後は塗装なのだが、実は塗装代が問題。塗装には乾燥が必要で乾燥中の周囲の気温が変わるとムラができるなど綺麗には仕上がらないので、塗装ブースみたいな専用の場所で行わないといけない。簡単な塗装なら手軽にできるが、車修復番組みたいに全塗装みたいなケースでは購入した車本体よりもかかるということも。