概要
パーソナルトルーパーが開発される前から実用化されていた核融合炉。
高いエネルギー変換効率を持っており、発電所や艦船の動力として採用されているが、大型のものしかなく、パーソナルトルーパーに搭載できる小型核融合ジェネレーターは存在していなかった。
地球連邦軍からオファーを受けたマオ・インダストリー社ではパーソナルトルーパーの開発にあたって動力源の選定に「燃料電池」「大容量バッテリー」「核融合ジェネレーター」の3種が候補に挙がり、燃料電池はエネルギー効率が高くてクリーンであり、民間の作業機械に採用する分には問題ないが、軍用機としては瞬間最大出力が足りないため不採用になり、大容量バッテリーは最大出力を引き出せるものの蓄電できる電力量に限界があり、稼働時間が通常時で30分、フルパワーで5分に満たずに電力が切れてしまうために不採用になったことから核融合ジェネレーターが採用された。
核融合ジェネレーターはマオ社にとって使い慣れていない動力源であったが、技術部門の開発スタッフによる尽力と試行錯誤の末に小型化に成功し、史上初のパーソナルトルーパー「ゲシュペンスト」が完成した。
後に異星人の超技術「EOT」が発見され、解析を経て発展した重力制御理論を応用して開発された新型核融合ジェネレーター「プラズマ・ジェネレーター」が登場し、炉心を臨界まで稼働させ高出力を一時的に得られる「プラズマ・リアクター」も開発された。