概要
惑星トロンに存在するレアメタル。
米粒と同じ大きさをした小さな金属であるが、宇宙戦艦30隻分のエネルギー量を引き出せると言われており、トロニウムを利用して膨大なエネルギーを引き出すために開発された動力機関「トロニウム・エンジン」を用いることで絶大な力を発揮できる。また、精神感応性もあるとされており、念動力者がT-LINKシステムを用いることで出力を安定させることも可能である。
トロニウムは作品によって性質が異なっている。
名前の由来は勇者ライディーンに登場する超エネルギー「ムートロン」から。
新スーパーロボット大戦のトロニウム
過去にムー帝国から12人の子供たちに託された5粒のトロニウムがチベットに隠されており、アルバトロ・ナル・エイジ・アスカが回収に成功するも東方不敗に4粒強奪され、残りの1粒はエイジによって守られていた。その後はSRXのトロニウム・エンジンに組み込まれている。トロニウムは宇宙戦艦のワープ航法に必要な材料であり、地球に侵略してきたバルマー帝国にとっても重要な材料であった。また、トロニウムはエネルギーの触媒として使用されており、核融合の触媒に用いることで核融合反応を促すことができる。なお、惑星トロンはすでに消滅している。
スーパーロボットスピリッツのトロニウム
SRXに組み込まれているが、L5戦役でR-2パワードとR-3パワードが大破したため、R-2パワードからトロニウム・エンジンごとR-1改に組み込まれた。
スーパーヒーロー作戦のトロニウム
SRXとアールガン(R-GUNパワード)に組み込まれているが、トロニウムがどのようにもたらされたかは不明。
αシリーズのトロニウム
「新」と同じくエネルギーの触媒という設定だが、半減期がウランの半分という設定が明かされた。南アタリア島に落下したマクロスから6粒発見され、SRX(分離時はR-2およびR-2パワード)、R-GUNパワード、ヒュッケバインMk-Ⅲ・タイプL、グルンガスト参式の1号機に組み込まれたほか、EVA初号機のポジトロンスナイパーライフルのエネルギー源の一部として利用されたが、残り1粒は使用されていない。SRXのトロニウムはゼ・バルマリィ帝国のハザル・ゴッツォに奪われたが、後にアヤ・コバヤシが取り戻し、バンプレイオスに組み込まれた。αシリーズにおける惑星トロンはゼントラーディとゼ・バルマリィ帝国の戦闘で消滅している。
OGシリーズのトロニウム
内部に膨大なエネルギーを秘めている未知の金属という設定に変更された。ユーゼス・ゴッツォが地球の技術力を上げるためにアイドネウス島に落としたメテオ3から6粒発見され、EOTI機関(後のディバイン・クルセイダーズ)に回収された後、5粒が地球連邦軍とマオ・インダストリー社に引き渡された。
1番目はスペースノア級万能戦闘母艦弐番艦ハガネの艦首モジュールにあるトロニウム・バスターキャノン、2番目はSRX(分離時はR-2およびR-2パワード)、3番目はR-GUN(後にR-GUNパワードに改修)、4番目はヒュッケバインMk-Ⅲ・タイプLに組み込まれ、5番目はグルンガスト参式の1号機に組み込まれる予定だったが、超機人の龍王機と虎王機に取り込まれたため、ヒュッケバインMk-Ⅲ・タイプRに組み込まれた。6番目はDCで保管されていたが、後にビアン・ゾルダークからシュウ・シラカワに渡っている。
6番目は封印戦争でマサキ・アンドーを通じて鋼龍戦隊に渡り、エグゼクスバインに組み込まれるが、4番目と5番目はアーマラ・バートンのガリルナガンによって強奪されている。ガリルナガンには7番目のトロニウムが内包されており、ゼ・バルマリィ帝国で開発された動力機関「トロニウム・レヴ」が搭載されている。平行世界の地球でもSRXに組み込まれているが、メテオ3が落ちておらず、エアロゲイターも襲撃していないため、どのようにもたらされたのかは不明だが、何者かによって別の方法でもたらされた可能性がある。なお、4番目と5番目のトロニウムはアーマラに強奪されて以降所在はわからず、惑星トロンもどうなっているかは不明である。