概要
桃源宮に仕える腹心。死後、持っていた宝玉に転生した付喪神。
血脈を統べる宝珠であり、満ち引き(≒波)を操る程度の能力を使う。また、蘇我屠自古は垂神の末裔。
野見埴得の持つツクモパワーを受け取り、埴得と『武神合体』できる。
某見越入道や舟幽霊でおなじみ拳骨玉や錨弾といったパワー弾幕のほか、能力を用いた独特の軌道を描く精密弾幕も使いこなす器用さを持つ。
しかし残念なネーミングセンスに定評があるとかないとか。
かつて小国に分裂し動乱の絶えなかった日本を、彼女らが治めていた国が纏め上げた。しかし時代が進むと、日本を我が物にしようとする勢力、藤原氏が現れる。全盛期の藤原氏の力は凄まじく、彼女らの治めていた国も抹殺され、海に沈められてしまった。
(垂神たちが治めていた国の所在について、遺された文献を紐解くと、座標が太平洋上に出る。これは誤りではなく、実際に海上に栄えていたのだが、外の世界では否定され、近畿説や九州説などの意見が上がっている。)
このとき王国の内部古墳に取り残された桃源宮の王は藤原氏の呪いで結界により脱出不可能となってしまう。
藤原氏の力が衰え、垂神は封印を解くために策を巡らせ、三種の神器による結界の打破を画策する。垂神の『玉』、王の持つ『鏡』、そして『剣』。壇ノ浦に沈んで来た神剣の継承者を利用すべく、彼女は能力で剣の継承者を呼び寄せた。
そして結界打破の儀式は始まった。ただ不運な事に、桃源宮の『呪いの結界』と幻想郷の結界が同質だったため、神器の力は幻想郷の結界にまで綻びを生じさせてしまい、幻想郷の民に異変と察知されてしまった。幻想郷の賢者らから見れば、巨大な古墳が海まで従えて幻想入りしようとする様に見えたのだろう。