死者の書
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ししゃのしょ
実在する古文書、もしくは創作上の架空の書物。
一般に「死者の書」といえば、古代エジプトで副葬品として用いられた葬祭文書を指す。
ヒエログリフで『𓂋𓏤𓈒𓈒𓈒𓏌𓏤𓉐𓂋𓏏𓂻𓅓𓉔𓂋𓅱𓇳』、アラビア語で『كتاب الاموات』、ラテン文字化すると『Rw Nw Prt M Hrw』となり、英語では『Book of the Dead』と称し、その日本語訳が『死者の書』。
古代エジプトでは、現世での生を終えた人間はオシリス神が統治する死後の楽園「アアル」で再生すると信じられており、『死者の書』にはその道程が記されている。
クトゥルフ神話の複数の作品で重要な役割を果たすキーアイテム。詳細は『ネクロノミコン』の記事を参照。
近現代の創作でも、多くはクトゥルフ神話の設定を踏襲する形で、時には独自の解釈に基づく大胆な改変が為されて、しばしば登場する。
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