概要
道化師を模したような姿をした木製の巨大な人形のモンスターで、手には人形を操る為の×字の木の板を持っている。
初登場は第8ステージ「スキエンティア」。
エクスという架空の男性に化けてカイルの幼なじみとして振舞っていたエピタフの手により既に心無い人形と化してしまっていたマキナが、エピタフの命令でこの魔物へと変貌する。
主人公達は辛くもこれを撃破する事に成功し、マキナも魔物の姿から元に戻ったが、戦闘による傷が深過ぎた為に事切れてしまう。
その不気味な見た目や後述のえげつない戦い方も相まって、プレイヤー達からはスキエンティアのストーリーの後味の悪さの原因の一つとしても認識されている非常に恐ろしいモンスター。
戦闘能力
系統カテゴリは魔法生物・マリオネット種に分類され、本体は魔属性、鏡は打属性が弱点。
また、鏡は炎、水、雷の属性を無効化する。
状態異常は睡眠以外のほぼ全てに耐性を持つ。
出現時は必ず二体の鏡を召喚し、鏡は本体と共に同じ攻撃を繰り出したり、ザコ敵を召喚する。
鏡が一体でも生き残っている間はアクションスキルを発動するとワープしてしまい、攻撃が当たらない。
また、鏡は両方とも撃破してしばらくすると復活する。
そしてこのモンスターの厄介な所は、クエスト出撃の際に連れている助っ人が戦闘不能になっていると、復活させて自分の味方として戦わせるというえげつない技を使用する事。
しかも操られている状態の助っ人はアクションスキルこそ使わないものの、こちらの味方として動いている時よりもCPUが賢くなっている上に攻撃力も跳ね上がっており、思わぬ痛手を被る事も。
操りを解除するには操られている助っ人を倒すか、助っ人を操っている本体を撃破しなければいけない。
現在は助っ人を連れて行かずにクエストに出撃できるので、このモンスターがいるステージにはあえて助っ人を連れて行かない方が無難。
- 鏡召喚
出現直後に必ず使用。鏡を二体召喚する。
鏡を両方とも撃破した時も、しばらく時間が経った頃に使用する。
- ワープ
鏡が一体でも生き残っている時にアクションスキルを使うと使用。
姿を現す場所はランダム。
- 糸攻撃
糸による引っ掻き攻撃を繰り出す。
- 縛り付け
当たると粘着状態になる糸を目の前に発射する。
鏡が生き残っている場合、鏡も同時に使用する。
- 叩きつけ
デンジャラスアタック。
縛り付けを受けて粘着状態になっていると使用。
目の前のキャラを掴み上げて床に叩き付ける。
- ビーム
大ダメージを与える極太光線を発射する。
鏡が生き残っている場合、鏡もこの技を同時に使用する。
- 操り
助っ人を引き連れていて、なおかつ助っ人が戦闘不能になっていると使用してくる。
協力バトルでは戦闘不能になったプレイヤーのキャラを操る。
- ザコ敵召喚
鏡が使用する技。
基本的にパペット種が召喚されるが、クエストによっては違うザコ敵を召喚する時もある。
派生種
狂乱マリオネット、極悪マリオネットの戦闘能力はオリジナルと同じ。
狂乱マリオネット
全体的に白黒のデザインとなっている個体。
顔には赤い目と口が描かれた仮面を着けている。
極悪マリオネット
赤や青、緑などカラフルな模様の個体。
顔の仮面は不気味な笑みを浮かべている。
ダークマリオネット
第11ステージ「監獄タルタロス」にて初登場した闇属性モンスターの一体。
全身が黒く染まり、目が紫色に妖しく光っている。
全ての武器属性に耐性を持っているが、光属性による攻撃が弱点。
チックタック
「怪盗ピアナと贋作王の壺」に登場。
怪盗ファクティスがピアナを足止めする為に召喚した、顔が時計になっている傀儡モンスター。
種族カテゴリは物質。
従来のマリオネットとは異なりオプションが破壊されていなくてもアクションスキルに反応しないが、周囲のモンスターにバフを撒いたり、オプションが放つビームに追尾性能が追加されているなど手強くなっている。
マリオネットと同じ技も使うので、助っ人を連れて行く際は要注意。
弱点は武器職が魔、属性が水・光となっている。
キングマリオネット
決戦クエストにて登場。
アクションスキルを発動しても無敵ワープで逃げ出さないが、2枚の鏡を割らない限りダメージの通りが非常に悪い上、鏡はそれぞれ水または雷属性以外の攻撃に対して強い耐性を持つため、PTキャラの組み合わせが悪いと鏡を割ることすら叶わない。
また、高レベルの個体だとアクアヘビーナイトとフレイムヘビーナイトを召喚するため、アクションスキルカウンターによる多段攻撃で即死させられ、さらに操られて他のキャラまで倒してしまう恐れが強い。
攻撃技も凶悪で、隙の少ない上に出が早くノックダウン状態(極度気絶状態)にさせる技を頻繁に行ったり、前方位に加えて鏡があればマリオネットの後方にまで範囲が及ぶビームを繰り出したりする。
なお、いずれの攻撃もデンジャラスアタックなので回避は困難。