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概要
雪原地帯に住む魔物で、そこにある「氷の宮殿」に居住している。そこが雪と氷に覆われているのは、彼女たちが存在しているから、とも言われる。
常に冷気を身に纏い、その吐息は吹雪と化す。彼女たちが持つ魔力は、グラキエスという別の魔物として形をなす。
凍土の魔物であるが、現魔王の命に従い、人間を凍死させることはない。サキュバスである現魔王の影響を受け、人間の男性を好むはずの淫魔と化してはいるが、氷の女王やグラキエスは通常、そのサキュバスとしての魔力が自身の持つ氷の魔力によって凍結されている。そのため人間や男性への欲や愛を持つことなく、魔王の定めたルールに従い、部下に淡々と救助させるだけである。
雪原に住む他の魔物のほとんどはこうした性質では無く、他の大半の魔物娘のように夫を求め、獲得し、愛し合うが、それを見聞きしても彼女たちの心はさほど動かない。
そのため人間の男性が彼女たちのところに未婚のままたどりつくこと自体が稀である。
接し合う、触れ合う機会を得ても、彼女たちはただただ受動的でいるだけである。
しかし、一度交わり夫を得れば凍ったその心も解けていく。強大な氷の魔力は溶けかけた心をもまた凍らせようとするが、一度体験したぬくもりを忘れる事は出来ず、夫婦生活を深めていくことになる。