概要
精霊種・エレメント属の魔物。同分類の強力な精霊「氷の女王」の魔力が別種の魔物として形をなしたもの。
氷の魔物であるが、温泉に入ってもダメージを受けたり死ぬようなことはない。
サキュバスの魔力の影響を受けてはいるが、彼女達自身の氷の魔力により凍結した状態にあり、他の多くの魔物娘と異なり、人間の男性を欲する性向を持たない。
人間の男性の精をエネルギー源とするが、冷気で凍えさせ、純粋な生命力という意味での「精」のみを引き出して吸収する、という方法をとり、これ自体に性的な課程は含まれない。
「氷の女王」からの厳命により、グラキエスの吸精により人が死ぬことは無いが、その冷気にあてられた者は直接の獲物で無い魔物娘も含め、心に寒さと孤独感と寂寥感を覚え、人肌恋しくなってしまう。
グラキエスと彼女達を生み出す「氷の女王」の棲息地である雪原地帯には、人助けが好きな種族も住んでおり、グラキエスの周辺では人と魔物娘が結ばれる機会が増えることになる。
グラキエス自身も、同じ相手から精をとり続けたり、同じ相手と一緒に居続けると、サキュバスの魔力が活性化し、人間の男性に対する愛情や欲望が芽生え、それにつれ心が凍った状態も徐々に解凍されていくことになる。
口づけや性交渉はその解凍のとどめとなり、一般的な魔物娘のように積極的になる。
夫を得ると、彼女達の体温は人間並みのものとなる。
関連タグ
イグニス(魔物娘図鑑):ラテン語名つながり
狐火(魔物娘図鑑):強大な種族の魔力が別種族として独立した魔物娘つながり