概要
東方Projectに登場する八意永琳に関連した二次創作タグである。
pixivでは主に投稿されたある種の作品に触れた閲覧者が、今日の幻想郷において高度な医療を提供する永琳を呼ぶものである。
永琳が請われるのは主に作品に描かれたその特殊性による。
作品に描かれた閲覧者の理解を越えた要素、あるいはその他の何とも形容し難い、理解の上を往くものに触れた際に様々な意味や感情を込めて永琳が呼ばれるのである。そして請うた側が永琳がその医療的視点を傾ける事を願う先にあるのは作中のキャラクターである事もあれば作者であることもある。
しかし得てして月の頭脳の聡明な解析と智の累積を以てさえ作品に描かれた特殊性は理解の及ぶものではなく、自分の領分を超越したそれぞれの作品を前に永琳は匙を投げることだろう。
そしてその様を見た閲覧者もまた「月まで届け、永琳の匙」の念とともに作品が醸し出すあるがままの形容しがたさを眼前に、一個の無力な存在となって立ちつくすのである。
また時には医療者としての永琳がそのまま求められる事もあるが、その際にはかなり事態が(ネタ的ニュアンスにおいても)切迫している事も多い。
月の頭脳の救助を求めてしまうほどの強力なエピソードを醸す作品の数々、閲覧時には御覚悟を。
真面目な記述
本タグには二種類の用法があり、一つはネタ的な意味合いにおいて作品に表された不条理を語るものである「作者は病気」シリーズにおける医師や病院を呼ぶものに相当するものである。
東方Projectにおける「作者は病気」シリーズの一つであるといえるだろう。
永琳に関連した「作者は病気」シリーズに相当するタグとしては「月まで届け、永琳の匙」が用いられており、こちらもまた高度な知識や技術をもつ医療関係者としての永琳がその匙を投げるという、作品ごとの不条理の様を表現する要素ともなっている。
もう一つは医師としての永琳を呼ぶもので、作品に何らかの医療的なアプローチを要する事態が描かれている場合である。
ただしこちらの意味合いにおいてもネタ的な要素が含む場合もあり、真の意味での緊急性が描かれている場合との共有が見られるなどその運用範囲は広いものとなっている様子である。