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概要

水面に浮かぶは弾けて消えてしまう。

転じて、はかなく消えていくものの比喩表現に用いられる。

「うたかた」と呼む場合と「ほうまつ」と読む場合で著しくイメージが変わることも特徴で、前者が『源氏物語』にも用いられた優美で格式高い言い回しとされるのに対し、後者は消えて当然の酷くしょうもないものに用いられる。

中国語にも存在しており、その場合のピンインは「Pàomò」。

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  • 泡を見おくる

    ネタバレ含むあらすじ 幼馴染の郁未が入院する病院へ毎日通う聖也は、病気とは縁遠く、いつも笑顔でいる郁未が“死”の病に侵されていることを知っても信じられずにいた。体の内側から死んでいってる、と郁未の母親に教えられた聖也は、漠然とした思考で、ソーダ水の炭酸がじわじわと抜けていくイメージを思い浮かべる。表情からではわからない。けれど内側の細胞から死んでいってる郁未の姿は、炭酸の抜けた、ただの甘い水のありさまと重なった。 運動好きで水泳部の郁未と、特進クラスで勉強ばかりの聖也は正反対の性格だったが、郁未はなぜか聖也をおおいに慕っていた。自分の価値観で他人を揶揄うところがある郁未だが、聖也もまた、人懐っこい笑顔や単純な性格の郁未を憎むことはできなかった。 いつもの見舞いの帰り、聖也は郁未の母親が泣き崩れている場面に遭遇する。それは確実に、郁未の容体が悪化していることを語っていた。友人が海底に帰り、泡となり消えてしまう未来が訪れるのを、聖也は徐々に理解し始めたのだった。
  • 来世で待ってて(仮)

    ーあの人が死んだのを知ったのは新聞の訃報欄の小さな数行の記事でだった。 「そっか…」  そう呟いてたった数行で知人の死を淡々と伝えるその文字列をただ黙って見つめていた。  驚きはしなかった。病気なのは知っていたから。  癌ステージⅣ、見つかった時には既に他の臓器にも転移していて手術は不可能。抗がん剤で叩くしか治療法がないのに合う抗がん剤が殆どないと嘆いていたから時間の問題だったのだろう。  ただ、そんなことまで知っているのに彼の命日を知ったのは新聞からだった。そんな自分の境遇をただ、空しいと思った。  若くて少し可愛いだけが取り柄だった主人公はある日、ある人の死を新聞の訃報欄で知るのだが…。  不倫がテーマのお話です。R-12程度の性描写アリ。苦手な人はご注意ください。
  • 泡沫の邂逅

     ――もう、疲れちゃったな。  仕事帰りの夕暮れ時。公園のベンチに座り込み、人生を悲観していたあたしの元に、二年前に死別したはずのお母さんが現れた。  戸惑うあたしと、そんなあたしを優しく見つめ語りかけてくるお母さん。  これは明るい時間が終わり夜へと向かう刹那的な空間の中であたしが体験した、儚く不思議でそして温かな邂逅のお話。
  • 君と放課後、青春する

    金蘭の契りは泡沫に還る。
  • L-T burns

    レズビアン(Lesbian)である麗奈と、トランスジェンダー(Transgender)である塔子。二人は出会い、惹かれ、そして爛れていく。 これは、低温火傷(Low-Temperature burns)のように心地良く静かに爛れていく恋の話。
  • ウタカタアイドル

    引退したアイドル(活動期間3年と半年)と推すこと、早11年。 限界オタクの生態を知りたいという女子高生にインタビューを受けることになった私、なのだけど。 その女子高生は、どこかアイドルを思い起こさせるのです。 ――アイドルとファン、そのはざまにはきっといくつもの泡沫がある。
  • 花の君子を飼う

    街コンでのひとこま。 ボリス ヴィアン『うたかたの日々』、ハンス・クリスチャン・アンデルセン『人魚姫』を参考にしました。
  • sample古語12・弟

    古語コン、ようやく単発と即興で全て投稿出来ました。 使用古語は"泡沫"。 この日、この時が僅かな一瞬でも主人公=お兄さんにとっては心地よいのかもしれません。それが、翌日に自分の側から離れてしまう赤ん坊の実弟であったとしても。そして、一族全体と弟の為に自分が死ぬ事になったとしても。 そんな、お話。 sampleBB2・神在り月の翁 の関連作品です。
  • 卒業式の約束

    卒業式が終わり、特別教室に二人きり。 俺は女性教師の言葉を遮るように、ギュッと両腕の中に閉じ込める。 頭一つ分小さい彼女の髪に鼻を擦りつけ、愛しい匂いを胸いっぱいに吸い込んだ。
  • 少女は新月、泡沫を望む

    将来国を背負う立場にある「宮主」と呼ばれる少女は、日々勉強や鍛錬に勤しんでいた。しかし、月光の恵みに感謝を伝える「尊朔の儀」まであと半月の頃、初めて儀式に参加する彼女に対し「未熟な宮主を参加させるなら彼女の身を脅かす」という文が送られてくる。書いた奴を見返してやろうと意気込む宮主だったが、身近な官吏ですら信用できない状況に悩む。裏切り者を見つけることはできたが、国を乱す者が現れることは避けられないと悟った宮主は涙を流した。そして尊朔の儀の日、少女は誓いを立てた。例えまた誰かが裏切っても、平和を信じ守るためにこの身を捧げよう、と。
  • 泡沫に消える平穏、そして知る恋草。

    うちの子CP創作の本編序盤~クライマックス直前辺りをシオン視点で語らせてみた。 両片想いって良いよな(圧)
  • あるいは泡沫の夢

    ある夏の日の放課後、演劇部に所属する優香(ゆうか)は同級生である新城(しんじょう)の告白の練習台になっていた。新城の好きな人というのは優香の双子の妹で、偶然それを知った優香は顔も声もそっくりな自分が練習台になると提案したのだ。しかし新城は見た目こそ先輩から「王子」と呼ばれるほど爽やかだったが、中身はかなりのあがり症で、「練習」はなかなか上手くいかない。やっぱり告白なんてやめようかと言い出した新城に、優香は――
  • 金木犀に恋をした

    この世界から消えてしまいたいと願った「私」の前に、不思議な初老の男、橙色の服のあちこちに花を散らしたモクさんという紳士が現れる。誘われるままについて行き「私」は彼の家で暮らし始めるが、同時に嗅覚を完全に失ってしまった事に気がつく。 モクさんの家は金木犀の花だらけなのに、「私」はその匂いを感じられなかった。 それでも「私」はいっときの夢のように穏やかな暮らしを続け、優しく温かい彼に惹かれていく。けれど徐々に元の世界の足音は迫ってくる。 やがて「私」はある決断をして、モクさんへ話を切り出す。 現実から消えてしまいたい女の子と、金木犀の香りのお話。
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    見た目は瓜二つ。しかし性格は太陽と月ほどもちがう。 香代と志麻子は、裕福な商家に生まれた年子の美しい姉妹だった。 ある日。妹の志麻子は、となり町の書店でひょんなことから青年と知り合う。同じ詩人が好きだと分かり、また会う約束を交わした二人。しかし、後になって怖気づいてしまった志麻子は姉の香代に代役を頼むのだが──。
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    三十代、子育ての合間に自分の時間が出来て、 改めて、また、自分の人生について考える。
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    結愛と樹は中学生時代から付き合っている。仲の良い二人は、ワンルームより広いマンションの一室に、一緒に住んでいた。そんな二人の関係も、もうすぐ恋人から夫婦へと変わる。結婚式の前日、結愛の目が覚めるとーー
  • 泡沫

     一年前に入院してから彼女が、丘の上に来れたことは無かった。  僕はよくお見舞いに行き、その度に最近あったことをラップした。  別にラップなんて好きじゃなかったけども、僕は彼女の笑顔が好きで、ラップを一生懸命勉強して、ラップをしていた。  彼女はラップが、ラッパーが好きだった。  言いたいこと、やりたいことを自由にするラッパーが大好きだった。 「体調が良くなってきたんだ、私」  そう聞いたのは、一昨日のことだった。  それが嘘だと知ったことは昨日だ。  何で本当のことを話してくれなかったんだろうか、僕は彼女に何でも話をしていたのに。  今日あった楽しいこと、悲しいこと、情けないこと、恥ずかしいこと、全部、全部、ラップにして話したのに。  ……いや僕も一つ、話していないことがあった。  それは、彼女のことが、本当に好きだったということ。  今さら、もう遅いけども、僕はこのラップを、彼女に捧げる。

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