日本においては、地震の発生により気象庁から発表される津波に関する警報である。厳密には、大津波警報・津波警報・津波注意報の3種類がある。津波警報が発表された場合、NHKでは、東日本大震災による甚大な津波被害を契機に「東日本大震災を思い出してください!」「命を守るため、一刻も早く逃げてください!」「皆さんにお伝えします!今すぐ可能な限り高い所へ逃げること!」「近くに高台がなければ、高いビルの上か海岸から遠く離れた所へ逃げること!」「決して立ち止まったり、引き返したりしないこと!」「津波は、予想の高さを越えることがあります!斜面を駆け上がり、内陸深くまで流れ込みます!何度も押し寄せ、急に高くなります!今すぐ行動してください!逃げてください!」「この放送を聞いているあなたが率先して避難を呼び掛けてください!」などと、語気強く、時には強い命令口調も交えた避難の呼びかけが行われる。
発表される情報 | 内容 |
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大津波警報 | 予想される津波の高さが3mを超える場合で、3m丁度の場合は下記の「津波警報」に属す。巨大地震の場合の発表時には「巨大」と表記される。木造家屋が全壊・流失し、人は津波による流れに巻き込まれる。 |
津波警報 | 予想される津波の高さが1m~3mの場合で、1m丁度の場合は下記の「津波注意報」に属す。巨大地震の場合の発表時には「高い」と表記される。標高の低いところでは津波が襲い、浸水被害が発生し、人は津波による流れに巻き込まれる。 |
津波注意報 | 予想される津波の高さが0.2m~1mの場合で、この場合は上記とは異なり、0.2mも含まれる。巨大地震の場合の発表時には表記されることはない。海の中では人は速い流れに巻き込まれ、また、養殖いかだが流失し、小型船舶が転覆する。 |