流璃子
るりこ
「週刊少年ジャンプ」に掲載された巻来功士原作の漫画「ゴッドサイダー」のヒロイン。「ゴッドサイダーセカンド」の最終話でも異次元世界のゴッドサイダーとして登場。
「ゴッドサイダーサーガ」にも同名のヒロインが登場するが、今のところ関連性には触れられていない。
クラウドファンディングの企画『ゴッドサイダー外伝・ベルゼバブの憂鬱』において、元祖『ゴッドサイダー』の登場人物紹介では、「鬼哭流璃子(きこく るりこ)」とされている。
主人公の「鬼哭霊気(きこく れいき)」とは、幼馴染みで2歳年上。神と悪魔の血を持つ希少な鬼哭一族の末裔で、その中でも冥界と交信することができる巫女の血を引く娘。美しい薄紫色の長い髪、清楚な風貌と少女らしからぬ艶かしい肉体の持ち主。当初、敵側であるデビルサイダーとして登場。後に裏切り行為が発覚し、ベルゼバブ配下のデビルサイダーや主人公霊気たちの前で全裸で拘束拷問という恥辱を受ける。
主人公の霊気より2歳年上ということ以外は、年齢のことがわからない、文字通り年齢不詳の美少女。少女のようなあどけなさと、時に洗練された妖艶な女性のような表情を見せる。
全裸で囚われの身になり、生命の危機にすらある状態にもかかわらず、愛する霊気のためなら己の命も惜しまぬ献身と慈愛に満ちた心優しき女性。
非戦闘時
敵時代、味方時代を問わず、夏は白のワンピース(キャミソールが透けている)にヒール姿は、作品を通して終始一貫している。冬には、黒のコートにタイトスカート、ストッキング姿などもある(ブラは、紫のようだった)。
デビルサイダー時代(水魔ブロケル)
動物の骸骨(犬の頭部を思わせる)であしらったブラに、同じく動物の骸骨(牛の頭部を思わせる)であしらったパンティという刺激的なビキニスタイル。
特にブラに使用している骸骨の口の部分から中が覗けてしまいそう。
また、見ようによっては防具というよりも拘束具のような感じ。
他のデビルサイダーの多くが悪魔然とした姿に変身するのに対し、ほとんど人間の女性がくだんの骸骨ビキニでコスプレした程度の姿となっているのも一つの特徴(両掌だけ爪の長い怪物になった程度)。
心優しきデビルサイダー・水魔ブロケル
鬼哭一族を迫害した人間に復讐する為、デビルサイダーの一員となり水魔ブロケルと名乗っていた流璃子。蠅の帝王・ベルゼバブより同じ鬼哭一族であり幼馴染の主人公・霊気を仲間にするという任務を与えられ、幼い頃に過ごした鬼哭池で己の存在自体に戸惑う霊気と再会する。鬼哭一族を人間の手によって滅ぼされた哀しみから、デビルサイダーに身を投じた流璃子は、必死に霊気のデビルサイダー入りの説得を試みるも、密かに後をつけていたデビルサイダー・炎魔獣ハルパスがよこやりを入れた為、あえなく交渉は失敗に終わってしまう。
直後に始まった霊気vsハルパスの戦いの中で炎に焼かれる森や動物を見て心苦しそうな表情を浮かべていることから、デビルサイダーになってからも動物や自然を愛する優しい心は捨て切れていない。
一方で、霊気の情報として、この森で育ったことをつぶさにデビルサイダー内で共有していた模様。
良心の呵責があったのか、ハルパスの死後は「火があっては戦いづらいから」と表向きの理由をつけ、自らの扱う水の能力で森に放たれた炎を消し去った。さらに幼いころに面倒を見てもらった行仁和尚の出現に激しく動揺し、霊気を見逃して何一つ成果をあげられないままベルゼバブの元に帰還することになる。
ベルゼバブの元に帰還した流璃子は、虚偽の報告で言い逃れようとする。
もともと人間に復讐するためにデビルサイダーになったときから、ベルゼバブの監視(耳の中にハエを入れられる)を受けており、なおかつ、一連の行動をハルパス一家の持つテレパシー能力によって報告されていたために、味方の見殺し及び敵前逃亡の罪が明るみに出る。
このことが大きく災いして、ハルパス一家にリンチされた上に、両手足を拘束の上、身体を痛めつけられ、無抵抗に全裸に剥かれるという拷問を受ける。
主人公の霊気たちの前に、哀れにもベルゼバブに全裸でお姫様抱っこをされて全てを晒すという少年誌のヒロインとして恥辱的な扱いを受ける。
流璃子への拷問は、その後も続き、魔法陣地下3000Mの牢獄に全裸で両手を手枷に戒められた状態で天井から吊るされる。監視する牢番のデビルサイダーや、牢内を覆う生きた目を持つ骸骨たちに全てを見られながら力なく拘束されている姿が描かれている。
また、ようやく霊気が助けに駆け付けた際には、更に深部にある地下5000Mの牢獄に移されており、牢内一面に覆われた鋼鉄毒花(アイアンヘラー)と呼ばれる血に反応して棘を突起させる植物に肢体を巻きつけられ、全裸で天井から吊るされ囚われていた。3000Mの地下牢描写以降、特に具体的な描写はないが、ベルゼバブ曰く「サタンの命を受け教育を受けている」とされ、その風貌は、初回登場時と比べて明らかに成熟した艶っぽい表情に変容していた。
冥界逆葬送
鬼哭一族の中でも冥界と交信することができる巫女の血を引く女・流璃子のみが使える能力。自らの精神を冥界に飛ばし、冥界で彷徨う魂を救い出す。非常に体力の消耗の激しい技で傷ついた流璃子が使用すると確実に命を落とすと言われていたが、霊気の助けもあり冥界から無事生還することができた。また通常時でも自らの寿命を縮めてしまうほどの危険な能力である。ゴッドサイダー本編では二度使用。
破壊力 | スピード | 守備力 | 消耗度 | 総合力 | |
---|---|---|---|---|---|
100 | 50 | 40 | -80 | 51 |
|
幽体離脱
魔法陣の地下に囚われていた流璃子が分裂した霊気を救うために使用した技。実体から幽体を抜けださせて行動させる。死体からのそれを幽霊といい、生体からのそれを生霊という。流璃子の場合は当然、生霊である。体力の半分を消耗する。