CV:岡本信彦(ジャンプ公式ボイスコミック)
概要
顔に貼られた三枚の絆創膏と両拳のテーピングが特徴の黒髪の少年。登場人物曰くモブ顔。
年齢は16歳前後と思われる。
作品の時代設定は30年前を舞台としているため、仮に現代まで生きる事になれば40代後半になると見られる。
経歴
幼少期に父親から虐待を受けており、全身にできた傷を周りの子供たちに笑われてきた。そんな中、傷だらけになって戦う漫画の主人公たちに憧れを抱き、彼らのように強くなることを目指す。
漫画の中と同じ特訓をひたすら続け、7歳の時点でパンチで大岩を真っ二つに割れるほどになる。その最終目標は自分に傷をつけた相手(すなわち父親)をぶっ飛ばすことだったが、強くなりすぎたためにあっさりと勝利。漫画の最終回のようなバトルを望んでいたマルオは拍子抜けし、殴り殴られのバトルを楽しめる相手を求めるようになる。
しかし、軽く小突いただけ(本人曰く)でも相手に重傷を負わせてしまうマルオとまともに渡り合える相手はおらず、不良高校の全校生徒を一度に相手しても傷一つ追うことなく勝利(恐らくこのことが原因で退学となる)。もはやマルオのバトル欲を満たせる「人間」はいなかった。
退学後、職探し中(プロレス団体、相撲部屋、パン屋を訪れるが、怪力で物を破壊しまくり尽く追い出される)にヤクザたちに追われるウララと出会う。ヤクザを撃退したマルオはウララに腕っぷしを買われ盃を受けて欲しいと頼まれるが、ヤクザになるつもりはないと拒否。そこに先程のヤクザたちが現れ、宇椀組と名乗る彼らやウララが妖し者(あやしもん)であることを知る。
宇椀組の一人に吹っ飛ばされたマルオは自分にダメージを与えられる存在がいることに歓喜し、宇椀組の妖し者たちとバトルを繰り広げ一人残らず撃破。
妖し者が相手なら存分にバトルを楽しめると思ったマルオは、さらなる強者とのバトルを求め、ウララとお互いの血を舐めることで親子盃を交わした。
ちなみに漫画の必殺技を真似する際、憧れている漫画が軒並み古い作品なのは、時代設定が90年代となっている為である。
スペック
人間とは思えぬ程の怪力の持ち主で、パンチで大岩やコンクリートの壁を粉砕したり、自動車を持ち上げて投げつけたりできる。人間相手なら軽く肩をたたいただけで骨が折れ、小突いただけで戦闘不能にしてしまい、妖し者とのバトルにおいても、思いっきり殴るだけで勝利してしまう程。また、耐久力も人間離れしており、人間に殴られたぐらいではノーダメージで、妖し者に吹き飛ばされても(本人曰くトラックにはねられた時と同じ衝撃)出血こそすれどピンピンしている。
ウララ曰く、マルオのこの異常なまでのパワーとタフネスの裏には人間とも妖し者とも違う「何か」がある、とのこと。
一方、頭を使うことは苦手なようで、難しい話を聞いているだけで頭がパンクしてしまうタイプ。全校生徒が不良の高校に通っていたことから、恐らく勉学も不得意であると思われる。
モチーフ
名前の元ネタは恐らく怪童丸(坂田金時の異名)。 また、人間離れした怪力や、鉞(まさかり)の絵が描かれたシャツを着ていることから、キャラクターのモチーフは金太郎であると思われる。