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消えてしまいそうです

きえてしまいそうです

「消えてしまいそうです」とは、音楽ユニット「ずっと真夜中でいいのに。」の楽曲の一つ。または同ユニットの12インチアナログシングルである。
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僕のSOSは君のものって 思い込みたい夏


概要編集

  • 作詞・作曲・歌:ACAね
  • 編曲:100回嘔吐 / ZTMY
  • ドラムセット:神谷 洵平
  • ベース:二家本 亮介
  • ピアノ:岸田 勇気
  • ギター:菰口 雄矢
  • トランペット:吉澤達彦
  • レコーディング&ミックスエンジニア:眞武 亨
  • マスタリング・エンジニア:吉良 武男
  • ダイレクション:Kohei Matsumoto

音楽ユニット「ずっと真夜中でいいのに。」(略:ずとまよ)の楽曲。スタジオコロリドの長編アニメーション映画『雨を告げる漂流団地』の主題歌として書き下ろされた曲となる。「ずっと真夜中でいいのに。」がアニメーション作品をタイアップするのは今回が初であり、挿入歌夏枯れ」も担当している。2022年9月8日に配信リリース、またミュージックビデオが公開された。英訳タイトルは「 Blush 」となる。


経緯編集

2022年7月14日YouTubeで公開された映画の本予告より、曲の一部が初披露されている。8月5日に行われた『雨を告げる漂流団地』の完成披露試写会では、ACAねによるボイスメッセージが送られた(動画)。そこでACAねは、「子どもたちに対する理解の深みや彼らの成長を感じられる」と言ってもらえたことの嬉しさ、また「(中略)いくつになってもわずかな気持ちの気づきを大切にしたいと感じさせてもらえる作品に携わることが出来て光栄です」と感謝を伝えている。9月13日には、映画公開を記念したYouTubeライブが行われ、ACAねと映画の監督を務める石田祐康(以下、石田)との対談が行われた。


9月24日には『MIRROR TUNE ARCADE』に次ぐ「ずとまよゲーム」第2弾として、本曲を題材にした『ZUTOMAYO RACING – BLUSH –』が公開。団地を乗り回し、カップ麺を集めながら最速で走り抜けて、ハイスコアを目指すゲームとなっている。獲得ポイントが公式スタッフの記録した5000ポイントを越えた場合は、公式からいいねが届くかも…?石田もTwitterにて本ゲームに挑戦しているとツイートしている(参照)。


特徴と制作編集

洒脱なギターリフが貫くどこかノスタルジックなシティポップ感のあるサウンドと、ドラマティックな曲調が印象的な楽曲。さまざまな困難が押し寄せる中、仲間たちと共に力を合わせ、ひと夏を通し子供から大人へと少しずつ成長していく少年少女たちの姿、そして気づけばふと涙してしまう本編のラストエモーショナルに彩っている。


楽曲制作にあたっては、石田祐康とも様々な意見交換を行ったうえで、石田から得た物語としての想いやヒントをもとに書き下ろされ、ACAねが「もともと団地の纏うもの懐かしさやたた住まいがとても好きで監督と盛り上がれて嬉しかった」と挿入歌担当発表の際にコメントを寄せている。


石田が「ずっと真夜中でいいのに。」を知ったのは映画の制作が開始してからで、曲を聴き「自分の世代にとってはちょっと懐かしい感じ」と感じたことから「今回の『漂流団地』にうまくハマるんじゃないか」と思ったという。主題歌の制作にあたって、石田は「団地」というモチーフとそこで扱う「過去」にまつわる感情から、「どういうふうに過去と折り合いをつけるのか」という部分をオーダーに出していた。


主題歌と挿入歌には、石田が「団地が持つ時代性としての“懐かしい”イメージを意識しつつ、ずとまよさんの“現代的”なイメージを同居してもらえれば、自ずと昭和から令和までを横断する本作の団地のイメージを代弁できるかも」という思いがあった。「昭和から令和までを横断するような、ある種の懐かしさ」と「ずとまよが持っている現代的な感覚」が同居している曲を書いて欲しいと石田は考え、それにより、映画で描く「現代の子供たちが、昭和生まれの団地という舞台の上に、どういう思いで立っているのか」という物語を表現するのにぴったりな曲になるのではと考えていたという。


また石田が語る「挿入歌と主題歌の物語上でのバランス」において、主題歌は「そのバランスにおいて旅の最後を飾るにふさわしい楽曲になった」「痛みをあえて力強く肌身に感じながら歌う、その良さがある」と感じており、「その案配を自分は計りかねてリクエストしていたところがありましたが、回り回ってこうした熱量で歌いきっていただいたことが、挿入歌との対比においても、この物語の特に夏芽と航祐の姿を代弁するのにも、必要なことだったと思います」とその魅力を語っている。石田はこの曲を「気持ちを抱え込んだまま、それを表に出せないところがあるキャラクターの夏芽が、そういう辛さを抱えながらも、あえて力強く前進する曲」、「『夏枯れ』が旅の途中をモチーフにした曲なら、こちらは旅が終わった後の曲」というお願いもしており、本曲を「まさにそれにぴったりの曲」と感謝している。


12インチシングル編集

価格¥2,700(税込)
規格品番UPJH-20030

本主題歌と挿入歌「夏枯れ」が収録された12インチアナログシングル(アナログレコード)。重量盤として2000枚限定で、2022年9月16日に発売。UNIVERSAL MUSIC STOREとZUTOMAYO MARTのみで各1000枚ずつの抽選販売であり、それぞれ受付は8月19日18時から8月21日、9月2日18時から9月4日までとなる。


収録曲編集

#Side-ASide-B
1消えてしまいそうです夏枯れ
2消えてしまいそうです (Instrumental)夏枯れ (Instrumental)

評価編集

『ROCKIN'ON JAPAN』11月号より、ライターの小松香里はレビューを記載している(リンク)。小松香里は本曲のサビ部分での歌詞を「当然のごとく世界に君と僕しかいないと思っていた季節がやがて終焉することを突きつける」と表し、各々の楽器がテクニカルなプレイを見せ、超絶なグルーヴを築き上げていく中で、ACAねの歌がどんどんキャッチーさを際立たせていくという特徴を「ずとまよポップの革新性がこれだ。」と評している。


関連動画編集

ミュージックビデオ編集

  • ずっと真夜中でいいのに。『消えてしまいそうです』 (ZUTOMAYO - Blush)

  • アニメーション:スタジオコロリド
  • 監督:石田祐康
  • 編集:木南涼太
  • 編集補佐:前田青空

映画本編と同様に本MVは石田祐康監督によって制作、本編を観る前でも観たあとでも、どちらも楽しめるまさにひとつの物語のような仕上がりとなっている。『雨を告げる漂流団地』のコラボMVとして、全編を通して本映画の本編映像のみで構成されており、さらには初公開映像も多く使用されている。公開後、YouTube急上昇にランクイン、6日間で100万再生に到達するなど大いに盛り上がりを見せた。


編集は木南涼太が担当(映画本編も編集を担当している)。映される歌詞はACAねによって手書きされたものとなっており、石田祐康はこれによってMVに「人格を与えられたよう」と表現している(参照:12)。MV制作にあたり、石田祐康は映画製作で意識した「二人の少年少女の痛み」をこの歌も引き受けてくれたと思える嬉しさ、そしてMVもまた「そういう音と映像の寄り添いになれたら」と思いながら制作したとコメントしている。


『雨を告げる漂流団地』本予告映像編集

  • 映画『雨を告げる漂流団地』本予告映像【9月16日(金) Netflix全世界独占配信 & 日本全国ロードショー】


余談編集

  • 2022年9月17日に行われた『雨を告げる漂流団地』のTwitterウォッチパーティ(同時視聴会)に北原里英が参加しており、主題歌また挿入歌を聴いた感想か、「ずとまよ、良すぎて…」「こういうのに弱いんですよ…親和性…」とツイートしている(参照:12)。
  • 2022年9月21日にACAねが本曲の弾き語り動画を投稿した(リンク)。

参考資料編集


関連タグ編集

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ミラーチューン消えてしまいそうです夏枯れ

ずっと真夜中でいいのに。 ACAね

雨を告げる漂流団地 石田祐康 夏枯れ


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