あらすじ
人々の妄想を具現化する燐寸を売り歩く少女、リン。
この燐寸は、火が付いている間だけ、人の妄想を具現化できる不思議なものであった。
燐寸の対価は人の寿命1年分。ただし、この燐寸はあくまで「妄想用」であり、「願望用」ではない。
それと同時に責任も覚悟も必要ない。
今日もどこかで人々の妄想が燐寸に火をつけるのであった……。
概要
一言で言えば、「幼女版笑ゥせぇるすまん」のような感じで、毎話異なる人々の妄想によって繰り広げられる話が描かれている。
妄想を抱く人の前に主人公であるリンが現れ、燐寸を売り、その人が燐寸を使い妄想を楽しむ。っというのがこの作品の大まかな流れである。
しかし、燐寸を使った後の結末は、人それぞれである。
ハッピーエンド、バッドエンド、ハッピーかバッドかよく分からないエンドなど、とにかく何でもあり。因みにこの燐寸は、基本どんな妄想も具現化するが、燐寸の本数を増やす妄想は出来ないらしい。
客人も、一話のみのゲストキャラもいれば、複数話登場する者もいる。
5月28日(土)にSKE48の佐藤すみれ主演の実写映画が公開される。
それと同時にアニメPVも制作された。
登場人物
リン
(CV:山村響)
この物語の主人公である美幼女。白髪の三つ編みで、ゴスロリ風な服を着ている。
瞳は赤色で、燐寸型のヘアピンをしている。
幼い見た目に反して性格は大人びており、常に落ち着いた口調で話す。
また、感情を滅多に表には出さない。表情も終始真顔であるように非常に乏しい。
しかし、梅干しを食べた時は凄まじい顔芸を披露する。チンピラにナンパされたことがある。
登場の仕方、作中での言動や行動を見る限り、どうやら人間ではないようである。
クラゲさん
本名、水母楽。元々はメガネをかけた不幸体質の青年であったが、あることがきっかけで、クラゲのような姿になり、リンの助手をすることになった。
性格は常にハイテンションで超ポジティブ。それでいてドM。
料理、洗濯、掃除、何でもできる万能クラゲである。
チム
リンの同業者である和服美少女。ただしこちらは燐寸ではなく、ろうそくを販売している。
このろうそくは火が付いている間に夢見たこと、つまり、本当の願いが現実になる代物である。
容姿は黒髪に鈴の髪留めをつけた和服少女といった感じである。片目が髪の毛で隠れており、常にニコニコしている。性格は掴みどころがない、どこか飄々としたものである。
リンとは正反対な性格だが、考え方や本質は全く同じである。
ソイプン君
チムの助手であるフードを被った黒い顔のナニカ。
言葉は発しないが、表情は豊富で褒められると素直に喜ぶ。
梱包や裁縫が得意で女子力が高い。