概要
女王メイヴが願望機である聖杯に「自分と共に在る事が出来る程に邪悪な王のクー・フーリン」を願ったことによって、変転した姿のクー・フーリンとメイヴのカップリング。
メインシナリオ第1部第五章の「北米神話大戦 イ・プルーリバス・ウナム」にて、そのまま二人仲良く(?)AD.1783年のアメリカを滅ぼして人理破壊しようと暗躍するが、抵抗勢力であるトーマス・エジソン率いる合衆国軍やレジスタンス、そして主人公達に阻まれ、最期に「二十八人の怪物」(クラン・カラティン)を呼び出し…。
その最期
あ ──く──。
……………チ。酷い有様だな、メイヴ。
ええ、クーちゃん。私、今にも死にそうよ。でも、役割は果たしたの……。
本当、本当よ。……褒めて、くれる?
─────そうだな。おまえさんにしては、よくやった。
女王として自分の国を守る。やればできる女だよ、おまえは。
うれしい。私、その一言が聞きたかったの。
それだけ、それだけで救われたの。私の願いは、叶った。
やっと、貴方は、私のものに──なってくれた。
……逝くか?
ええ、逝くわ。聖杯は貴方に託します。
さようなら、クー・フーリン。いつか、どこかで、また ──。
クー・フーリンからの言葉に安堵しながら後を託して消滅した。