概要
獅子岩は、地盤の隆起と海蝕現象によってうまれた高さ約25m、周囲約210mの奇岩である。獅子が海に向かって吠えているように見える。JR熊野市駅から車で4分。
昔から南側に位置する神仙洞の吽(うん)の岩(雌岩)に対して阿(あ)の岩(雄岩)と呼ばれ、近くを流れる井戸川の上流に鎮座する大馬神社の狛犬として敬愛されていた。そのため、大馬神社には今も狛犬が置かれていない。毎年開催される熊野大花火大会では絶好の撮影スポットになる。
ユネスコの世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』の一部となる構成資産として「熊野の鬼ヶ城附獅子巖」が、2004年7月に登録されている。