解説
金属板にガラス質の釉を焼き付けたもので、耐久性があり、民家の塀や壁などに掲げられていた。
広告媒体が現在よりも少なかった頃から存在しており、例えるならば現在の「バナー広告」のはしりと言えるかもしれない。
現代では塗装やプラスチック製の看板が主流となり、すっかり用いられなくなったが、まだ地方を中心に現存しているものもある。
田舎の風景画のアクセントに、また、レトロな雰囲気を醸すアイテムとして重宝する。
ちなみに四角のホーロー看板が多いが、中には丸みを持たせたものもあり、これは雨水で角から錆びるのを防ぐ為に水が流れ落ちやすくする目的もあった。
また、金鳥の蚊取り線香の看板は四角だが「◇」のデザインになっており、こちらも上部に雨水が溜まらないよう流れやすくなっている。
しかし、それでも経年劣化で錆が目立つホーロー看板も多く、比較的痛みや錆がないホーロー看板はそれなりに価値が付いている。
関連イラスト
Pixivではパロディイラストが多い。
有名なアース製薬の「由美かおるのアース渦巻」広告看板のパロディ。ちなみに、2019年に由美は自身のアルバムかつ公式サイトで往年のこのポーズを「アースポーズ」と命名してポーズを再現している。
これまた有名な大塚製薬の「オロナミンC」の「大村崑のオロナミンC」広告看板のパロディ。