甘粕みやび
あまかすみやび
CV:洲崎綾(ドラマCD)
乗機 - 零式艦上戦闘機二一型
石神女子高校1年で、通称「零戦のみやび」。
石神新撰組の二番機で、古嵐蛍を「姉さま」と呼び慕っている。
マキが乗る紫電改曰く「良く躾けされた番犬」。
(誤解の無いよう記載するが、彼なりの褒め言葉であり、目的が達成されるなら自身が撃墜されても悲鳴一つ上げない強者としてみやびを評している。)
私情で喧嘩を売らず、また目的以外での戦闘を決して行わない。
零戦の扱いには非常に秀でている物の、機体の防御性能の無さや無茶な相手に戦闘を行う為に被弾、撃墜する事も多い。
零戦は小学校時代、友人のベルスターや、逢坂銭子と共にレストアし、長い間共に飛び続けている相棒。
風神雷神との戦闘で零戦が墜とされてしまい、エンジンが大破してしまった為に長谷川素子が巫女を務める実家である「飛行機神社」まで向かう羽目になった際も、自身は故障した零戦を運ぶ為に、貨物列車やトラックの荷台に乗せたりして苦労して運んでいる。
この時、神社に収められていた「栄発動機」を積んだ事で復活。
みやびと心を通わせる事が出来た為、零戦の声を聴く事が出来る様になった。
(この時のやり取りが余りにラブラブだったため、素子からは「もうお前ら結婚しちゃえよ」と言われてしまった。)
登場初期は頑なで、古嵐蛍以外には打ち解ける事は無かったが、羽衣マキの加入をきっかけにして、次第に周囲に溶け込んでいく。
初対面のマキに対しては、勝手な事(許可なく飛んで吉祥時と戦闘になり大規模なドンパチの引き金を引いた)をしたマキに拳骨を食らわせたりと手が早い一面がある。
これは、空を荒らしまわっていた仲善みかぜにも同様で、理由も言わずに頬をはたいてしまった。
マキの事は「ウサギ娘」と呼んでいたが、共に通学機の護衛をした際に名前呼びに変わっている。
身長が低く、体系も幼児体系に近い為、私生活では、胸の発育を気にする一面も。
(正反対の体系のベルスターの事は「ホルスタイン女」と罵倒する一面もある)
小学生の頃はイジメの対象であり、家にも学校にも居場所が無かった。
零戦を修理して、ベルスターと飛ぶようになってからは性格は徐々に荒れていき中学生相手に「賭け空戦(かけとび)」と呼ばれる野良で行われる博打を伴う決闘を繰り返し中学に上がる頃には不良の仲間入りを果たす。
この時期は銭子が賭けで相当儲けており、取り分として相応のお金を渡されていた為、小遣い等には苦労しなかった模様。
しかし、ベルスターが周辺最強のチームである「フライングシャークス」へ所属する際に共に入る事を断った事で仲違いしてしまう。
(学校と言う組織でイジメられていた事もあるかもしれないが、「人の下で空を飛びたくない」と言う一匹狼的な理由であった。)
以後、「賭け空戦」に明け暮れ、ついたあだ名は「狂犬みやび」。
しかし、「西東京の乱」と言う大規模空戦を目にし、自分のやってる事が中学生の「お遊び」である事に気付きショックを受ける。
その後、自分の腕試しの為、敗戦後に通学機の護衛をしている古嵐蛍に喧嘩を売り、決闘を挑むも完敗。自身の居場所として、石神女子高校に進学し、蛍と共に空を飛ぶ道を選んだ。
蛍との繋がりは不良界隈では謎となっており、「狂犬みやびを手懐けた飛燕の蛍は別格なのか?」と語られていた模様。
この変遷は逢坂銭子にとっては非常にショックであり、後に再会した時には自身の悪巧みを知っても尚、喧嘩を売ってこないみやびに失望している。
また古嵐蛍に対しては心酔しており、ダビンチ高専との決闘の際には吉川一美と蛍の話を聞いた際、一美が蛍を攻め立てた為に激昂し、乱入。自身を庇い蛍が落ちてしまうと言う失態を見せてしまった事もある。
なお、打ち解けた後には結構緩くなったのか、どら焼きを買いに行ったが為に通学機の護衛を忘れてしまう等、抜けた所もちょいちょい見せる。
始めて出来た妹分の仲善みかぜに対しては過保護と言える程に可愛がっており、余りのラブラブっぷりに、お見舞いに来たマキが驚いて帰ろうとした程。
自身と同じような体験をしているみかぜに共感する部分もある模様。