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古嵐蛍

こがらしけい

『チャンピオンRED』にて連載された「野上武志」による日本の漫画作品『紫電改のマキ』に登場するキャラクター。
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概要編集


CV:松井恵理子(ドラマCD)

乗機 - 三式戦闘機 飛燕 一型


石神女子高校2年の眼鏡っ子で、羽衣マキの先輩。石神新撰組の実質的なリーダー。

通称「飛燕のお蛍」と呼ばれている。

元々は作中より一年前の戦乱の時に先代「紫電改のマキ」の列機であったが、彼女の失踪後は実質的にリーダーの地位に着く。


石神新選組は義勇航空隊で、先代紫電改のマキが在籍していた当時は飛行中隊規模であったが、先代「マキ」の失踪後は支柱を失った事、蛍が先代マキの担ったポジションを固辞した結果、自然消滅しかけたが、甘粕みやびやマキの入学と加入をきっかけに再興した。


技量は非常に高く、西東京四天王に比肩するとされ、その名前を聞けば生半可な不良は逃げ出してしまう。


家族構成の詳細は不明だが、姉がおり乗機の飛燕は姉から譲られた機体である。



容姿編集

薄紫の長髪の姫カット(ただし最終巻では薄い金髪だったので、色素が薄く白に近いのかもしれない)

眼は切れ長の和風美人。


スタイルはスレンダーな体型。

黒のセーラー服で、スカートは短め。

その見た目と凛々しさからか、校内のファンは多い。

高空における気温の低下に関しては「気合」で耐えているとの事。

(ただし、蛍以外の全員もそんな感じらしい)


未発表資料では首からゴーグルを下げていた。



性格編集

2年と言う事もあり、非常に落ち着いている物の、初期はマキが起こす騒動や内外での折衝や交渉等で驚いたり、疲れた顔を見せる事も多かった。


自己犠牲の精神が強く、時に自分を犠牲にしてても他者を守る行動をとる。

その為、飛燕が被弾、撃墜されてしまう事もある。

また、そのせいもあって作中ほぼ唯一の流血をした人物でもある。


先輩としての度量もあり、敵対してた人物をあっという間に手懐けてしまう手腕を持つ。

猛獣使いかもしれない)

反面、マキの性質を知らずに「守ってあげる」と言ったりした為、マキからは「すーかん」と言われた事がある。正義感は強く、他校であろうともカツアゲ等は見逃さずに追い払う等している。また喧嘩は売らないが買う主義。


飛燕の声は聞こえなかった物の、ダビンチ高専との決闘より聞けるようになった。

(ただし、飛燕と話すシーンは少なめ)


各校の戦力を正確に把握しており、万全の備えをしていたダビンチ高専を、騎士女が易々と襲撃した事に驚きはしなかった。


砂糖入り麦茶は邪道派。


僚機編集

かつては、先代紫電改のマキが僚機だった。

物語開始時点では数少ない護衛機である甘粕みやび零戦を僚機としていた。


その後は、羽衣マキを始め、石神新選組と共に戦う事が多い。


戦技編集

戦技「飛燕」:空中の詰将棋と称される程に精密かつ相手を最短の動きで追い詰める蛍の得意技。

戦技「鳥黐」:本来の使用者は「瑠亜」。飛燕の上位版の戦技。

戦技「熊鷹」:飛燕の翼を使用した体当たりを行う技。



石神新選組編集

石神女子高校で結成された、通学機を護衛する有志の集団。

元々は飛行機名門校と言う事もあり、学校側から手厚い支援が受けられていたが、

西東京の乱で壊滅状態に追い込まれ、生徒会も争いより譲歩してでも平和を求めると言う弱腰とも言える政策へ転換した為に、物語開始時点では孤軍奮闘と言う有様で稼働している。



作中での行動編集

石神新選組として、作中最初の空中戦を披露。

この空中戦と彼女を電車内から羽衣マキが見ていた事から物語はスタートする。


初期は満足な支援を受けられない中、少ない護衛機で通学機を回さねばならず、本人の行動や態度も余裕のない状態が多い。生徒会へ護衛機を増やすように申請するも却下され、荒れる中でかつて共に飛んだ紫電改のエンジン音を耳にする。何も知らない一年坊であるマキが他の空域に侵犯するのを目撃。

吉祥時女学園の生徒と一触即発となるが、二機を撃墜してマキを救出後に護衛機として指名した。


本人の資質を見定めもせず、焦りで指名したからか、次の日には「昨日の事は忘れて頂戴」と突き放した。


その後、マキの煮え切らない態度を見て戦えない人間と見た彼女は、石神新選組の備品として紫電改を接収しようとした。(元々石神新選組の所属機ではある)

しかし、先日の一件で吉祥時女学院が部隊を率いて学校を急襲。爆撃からマキを守った事で本人は気を失ってしまった。


その間に、羽衣マキが上空に舞い上がり戦闘を開始。目覚めた時には頭が痛くなる様な光景が広がっており、甘粕みやびに事態の収拾を命令した。(この時本人が出なかったのは朝襲撃され被弾していた為に、飛燕が修理中だったからと思われる)

管制塔に登り戦局を追う中で、マキの技量と資質を目の当たりにする。


マキを保健室に放り込んだ後、航空機を手放そうとする日和見主義の生徒会との折衝と吉祥時女学院との手打ちを行い、事態を鎮静化させた。


その後、マキを石神新選組の加入に成功するも、(勝手に)体験飛行会を行うマキの行動に驚きつつも、周囲を変えていくマキの持つ不思議な魅力に気が付いていく。


フライングシャークスとの一件は管制塔で戦局を追い、鮫島はるか藤堂蘭に因縁がある事をほのめかせた。


体験飛行会の続きとして新しく増えた九七式艦上攻撃機の初飛行を行ったときは地上に待機していたが、不良飛行機乗りでありながら、石上女子高校風紀委員の風神雷神にみやびが撃墜され、更には生徒会からの警告とも言える電話を受けた事で急発進した。

翻弄されながらも持ちこたえていたマキと合流し、風神はマキに、雷神は自身が相手取る事となった。彼女たちの目的は生徒会に所属していれば空を気兼ねなく飛べると言う事に加え、かつての紫電改の僚機であった「飛燕のお蛍」を倒して名をあげる事だった。

これは通学機護衛と言う「しょぼい仕事」を行う彼女を「根性が足りない」として倒せると見越したからだったが、生徒会の企みは襲撃してきた不良飛行機乗りと言えども、風神、雷神は同じ学校に所属する「学友」であり、一発でも弾丸を打ち込めば石神新選組の大義名分は失われ、生徒会は石神新選組の解体を行う事が出来ると言う策であり、石神新選組としては「一発も撃たないまま」風神、雷神を征する事が求められると言う難しいミッションだった。

猛攻を行う雷神に対し、幾度も必殺の位置取りを行う戦技「飛燕」で相手を追い詰め、撃墜できるタイミングでは「撃墜」と呟き、相手にプレッシャーを与え続けた。

この時、心臓をわしづかみにする如く雷神へプレッシャーを与えるシーンは必見。(思わずマキも顔を赤らめていた。)

この激しい位置取りの攻防にて高度は限界まで下げていたが、彼女にはまだ余裕があり雷神にトドメとばかりにプレッシャーを与えた結果雷神は降伏し、蛍もそれを受け入れた。

マキの方でも決着がついたのを見ると、風神と雷神が風紀委員を辞すると石神新選組へ受け入れ「姐さん」として尊敬されるようになった。

(更に行きつけの喫茶店で甘い物を御馳走してトドメをさし陥落させている)

この時、マキの「紫電改が語り掛けてくれる」と言う話を聞き先代の紫電改のマキと同じ素質を羽衣マキの中へ見る事となった。


石神女子高校が下北服飾専門学校に爆撃された際は、再び生徒会と対立するも自身は素直に引き下がった。校内に外部の敵を見出し一つにまとまった際、困惑する鷹司恵に対しては、「もう一度あなたと共に飛びたいだけ」と自身の素直な気持ちを伝えている。

B-29の夜襲で、腹をくくった鷹司恵が管制を行うと、共に戦える喜びを彼女に伝えた。以降は生徒会の支援も戻り、時に皮肉を言うみやびを窘めつつも共に歩んでいる。


対ダビンチ高専との戦いでは、決闘として西東京四天王である吉川一美と対決。

かつて、西東京の乱で消えた先代紫電改のマキの代わりになってくれると一美は切望していたが、蛍にはその気は無く(強烈なカリスマをもつリーダーの後釜にはなれないと自身を見ていたと思われる)夢の続きを潰えさせた決定打となった事を詰られると、一美の言い分に激昂したみやびが乱入。撃墜されそうになったみやびを庇い、代わりに撃墜された。この時、一度気を失った際、飛燕の声を聞き不時着した。


騎士女が攻め込んできた際は自身が西東京四天王の田村香矢と対決。

余りにも苛烈な秩序を求める彼女の説得を行うも実らず、撃墜されてしまう。

しかし、それは自身を囮とし、田村の注意を引くためであり、がら空きとなった騎士女の爆撃隊は吉川一美と藤堂蘭に襲撃されて壊乱した。その後、正々堂々とした決闘でマキが田村を破るのを見届けた。


八咫烏騒動では、かつての先輩である先代紫電改のマキである槇紫苑が黒幕であると知りショックを受けるが、西東京の乱では全体を「見捨てられた」と悟った上に思うところがあった様で「薄情な人でしたから」と評している。


その後、槇紫苑と直接邂逅した時は、長く語る事も出来ず、八咫烏ナンバー2の田村に止められた為に取り逃してしまった。

彼女の足跡を追う為、山梨に出向いた際は地元の飛行機乗りと事を荒立てずに、あえてゆっくりと地元を観光し、無用な争いを避けた。しかし、静岡に来た際は体調不良を発し、清水港に足止めを食らってしまった。

清水港での戦いは序盤は風邪の為、観戦に留めていたが趨勢が決する際は八咫烏の残党を空港上空にて待ち構えており、騒動を治めるのに一役買った。


決戦では、自ら槇紫苑が駆る震電と相対し、英雄と言う偶像に踊らされている様を「哀れな女」と挑発。

紫苑が「蛍ごときに何が出来る?」と言った際には情を完全に捨て「やってみなさいな先輩(パイセン)」と返している。

事実、槇紫苑は英雄と言うよりは既に梟雄であり、その在り方を「呆れ果てて言葉も見つからない」と評した。

紫苑の腕は高く、西東京四天王である、吉川一美、藤堂蘭でも掠らせる事は出来なかったが、戦技「飛燕」の上位技である「鳥黐」で優位な位置を取った後、飛燕の翼での体当たりである「熊鷹」を行い、震電にダメージを与えた。


それでも震電は高い性能を有していたが、槇紫苑の計画の破綻が決定した際、紫苑はかつてと同じ手で逃げ出そうとするもマキとみやびの襲撃により震電の燃料タンクを狙い打たれ燃料漏れを起こされてしまう。二人に追い込まれた震電を蛍は待ち構え、自身の手でかつての因縁を断ち切る事となった。


以後はある程度安寧とした空を依然と同じように石神新選組のトップとして通学機の護衛を続けている。


関連人物編集

甘粕みやび:可愛い後輩。かつて戦った際には完勝と言う有様で狂犬みやびをあっという間に手懐けた。

羽衣マキ:可愛い後輩。突拍子もない行動には驚かされつつも、自身も大きな影響を受けた。

吉川一美:かつての親友。共に夢を追った仲だが、蛍がその夢を引き継がなかった為に、拗れてしまった。

藤堂蘭:かつて共に戦った仲。その事もあり吉祥時と石神女子高校は比較的仲が良い。

鷹司恵:尊敬する先輩で、その能力には絶大な信頼を置いているが、西東京の乱による一件で序盤は険悪とも言える仲だった。

槇紫苑:先代紫電改のマキ。腕前は高く認め、かつては尊敬していたが、その性格を「薄情だった」と言う事から思う所はあった模様。


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紫電改のマキ

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