概要
乗機:Bf110
高縞平騎士団女子高校(通称:騎士女)に所属する7騎士の一人で序列は不明。
乗機のBf110には、くまなく般若心経が書かれている。
騎士女の七騎士としての会議や、決闘に参加してる事などから、七騎士なのは確実なのだが、紹介される時は何故か「七騎士」とつかない不憫な子。
例えば、他の七騎士は「高縞平七騎士序列〇位」や「高縞平七騎士」とつくが何故か彼女は「高縞平」だけである。
これが意図した物か、ミスなのかは不明。
容姿
ボブカットで、常にゴーグルをかけている。
ゴーグルで眉が隠れてしまっている事が多く、眉無しに見える事があるが、ちゃんとある。
体型はややスレンダーな体型をしてると思われる。
眼は三白眼。
性格
言動は余り多くない物の、戦闘の際は容赦なく敵を叩き落す。
騎士女に対する忠誠心が高く、騎士女の戦力の6割が引き抜かれ、七騎士も半壊した状態でも騎士女に踏みとどまり続けたほか、末期戦の様な状態でも非常に高い士気を維持していた程。
因縁のあるフライングシャークスへの敵愾心は長万部祐紀と同様で、チンピラ呼ばわりをしている。
七騎士に対しては仲間意識を強く感じているのか、自身が出張った作戦でウーフーのあずさが被弾、こき下ろされて序列が下がった事や、同僚の長万部祐紀が降格される際は気まずそうな顔をしていた。
僚機
序盤は同型のBf110を伴った集団で登場。
尚、部下の髪型とゴーグルは共通していた為、彼女の部隊の規律なのかもしれない。
後半は高縞平に踏みとどまり続けた長万部祐紀と共に高縞平上空を防空していた。
作中での行動
騎士女が空の治安維持を目的に外征を始めたころに登場。
コードネームは「騎士団1」(騎士団=リター)
フライングシャークスを襲撃する際、フライングシャークスの空域の客(通学機)を襲撃。
自らを囮に、「城塞」部隊を高空から襲撃させ、通学機を守りに来たフライングシャークスの大半を一気に叩き落した。
不良、チンピラに対する慈悲は無く、チンピラたちの庇護を受ける物もチンピラとして通学機を落とすことに躊躇いはない。
この後、日が暮れた為に城塞と騎士団の部隊である「鷹(アドラー)」は引き下がり、夜戦部隊であるウーフーのあずさに戦闘を引き継いだ。
自身はもう少し踏みとどまり、フライングシャークスの残りを撃墜しようとしていたが、鷹司恵の完璧な管制によりウーフーのあずさが被弾、撤退した為に自身も撤退をした。
しかし、騎士女の理不尽な襲撃を知った、羽衣マキと甘粕みやびの介入を受けた為、相手を全滅させるには至らなかったが、「フライングシャークスと石神女子が繋がっている」と言う図式は作れた為に、ただではやられていない。
(彼女自身も重大情報として持ち帰っている。)
その後、デモフライトとして足立区の不良飛行集団を威圧する作戦に同行。
七騎士の一人として、足立パイレーツの集団を壊滅する事に助力した。
正体不明の襲撃機として仲善みかぜが暴れていた事件では、特に登場していないが、独断専行を行った長万部祐紀の査問に着席し、序列引き下げを気まずそうな顔をして聞いていた。
「西東京全域を空戦禁止区域に指定」と言う無茶な命令には、最初は従っていたようだが裏では他の七騎士と無茶をやめさせようと手を組み、湯音・ヘルシュタイン以外の七騎士と通じ田村香矢の独裁を止めようと動いていた。
(全員かは不明だが、少なくとも、ウーフーのあずさ、長万部祐紀、序列不明の帽子を被った七騎士はクーデターとして反田村派として立ち向かった)
その際、長万部祐紀に湯音を拘束させた上で、他の七騎士と共に上空に上がり田村に対し決闘を挑むが、田村の要望により「全機同時に」仕掛けた上で墜とされ、完敗を喫した。
このクーデターの為、反田村派のクーデターは失敗。
自身は長万部祐紀らと同様に事態収拾まで一時的な拘束を受けていた可能性が高い。
その為か、石神女子高校襲撃には立ち会っていない。
八咫烏が結成され、八咫烏のナンバー2として田村香矢がいると知れ渡ると、七騎士すら抜け全戦力の6割が抜けたガレージを見て愕然としていた。
誰も戦わない平和な空を求めていたのに、戦いを求めて数多くの生徒が出て行ったことの矛盾に「結局、みんな戦う理由が欲しかっただけなんだよ!」と歯噛みした。
(なお、彼女の名前が初めて出たのは実はこのシーンである)
そんな惨状となった騎士女でもなお、七騎士として踏みとどまり八咫烏の無軌道な襲撃を要撃。
末期戦の如き状況でも戦意は高く、長万部祐紀と共に「空の修道女はいまだ健在」であると見せつけた。
最終決戦には参加していないのか、姿は見えなかった。
決戦とは言え、騎士女をもぬけの殻にする訳にはいかないと思われるので、周辺空域の防備を行っていたと思われる。
余談
彼女の序列は判然としていない。
一応序列としては最初は
1位:田村香矢
2位:名称不明
3位:不明
4位:長万部祐紀
5位:不明
6位:ウーフーのあずさ
7位:湯音・ヘルシュタイン
と言う具合であった。
となると、恐らく彼女の序列は「3位」か「5位」で、名称不明の「帽子を被った七騎士」の序列がわかれば解決するのだが、それがわからない。
そして、ウーフーのあずさが撃墜され、湯音の序列が上がると言う事態が起こる。
1位:田村香矢
2位:名称不明
3位:不明
4位:長万部祐紀
5位:不明
6位:湯音・ヘルシュタイン
7位:ウーフーのあずさ
つまり、こうなった訳である。
この時の彼女は冷や汗を一筋流している。
一方、不明の帽子を被った七騎士は余裕と言う感じで軽口をたたいていた。
更に、長万部祐紀が独断専行を行った際、序列を下げられた際には非常に気まずそうにしている。
「帽子を被った七騎士」はニヤニヤしながら、その決定を見ていた。
序列の最終形態はつまりこう。
1位:田村香矢
2位:名称不明
3位:不明
4位:不明
5位:長万部祐紀
6位:湯音・ヘルシュタイン
7位:ウーフーのあずさ
これらの変動からの推測となるが、彼女の序列は5位であり、長万部祐紀と交代で4位に上がった可能性が高い。
最初の序列変更では、湯音が6位に上がれば、5位の自身がミスを犯せば序列交代となってしまうし(1年坊に序列追い抜かれたくは無いだろうし)、後の変更では、付き合いが長いと思われる長万部祐紀と交代してしまう居心地の悪さに気まずそうにしたとなれば何となく察しは付く。
あくまで推測ではあるが、記載者としては序盤5位で、長万部と交代で4位になったと言う説を推したい。
関連タグ
耳なし芳一:名前の元ネタ。彼女に耳はあるが、機体のBf110にくまなくお経が書かれたりしている。