もしかして→田村英里子
概要
『アイドル伝説えり子』の主人公。聖愛女学院に通う中学3年生。のちに世並中学に転校している。
愛称は「えりりん」。
父は「タムラ・プロダクション」の社長、雄介。母は元歌手の美奈子。
歌手としては父の友人である内田真也に引き抜かれ、「内田プロダクション」に所属する。
優しい家族と共に幸せに暮らしていたが、ある日交通事故で父を亡くし、母も昏睡状態に陥ってしまう。
事故をきっかけに、父の願いを叶えるためアイドルとしてデビューすることとなる。
しかし、父の事をよく思っていなかった叔父の項介により、デビュー前から、そしてその後の芸能活動でも妨害を受けるも、持ち前の優しさと情熱で困難を乗り越えていく。
以前は大人しく自己主張も控えめであったが、アイドルデビューしてからは少しずつ自分から前に出るようになっていった。
過酷な運命に翻弄されるえり子が、様々な思惑を持った多くの人物との交流を通し、人間として強く成長していく姿が物語のテーマとなっている。
特に朝霧麗との関係は、単なる敵同士ではなく、お互いを認め、高め合うライバルとして描かれている。
キャストとの関係
本編がアイドル田村英里子とのタイアップによって制作されているため、混同されやすいが、えり子の設定と実在の田村の経歴は異なる。
えり子の愛称「えりりん」はのちに田村の愛称としても知られるようになった。
作中で披露された持ち歌は、全てモデルとなった田村英里子本人により歌唱されている。なお、音源が使えなかった一部のシーンでは矢島晶子によって歌われているが、矢島は自分の歌声に自信がなく、居残り収録も経験したと語っている。
また、矢島晶子は今作が声優としての長編デビュー作となっている。