男子校であった怖い話(だんしこうであったこわいはなし)とは、
飯島多紀哉(旧名:飯島健男)主催の同人サークル「七転がり八転がり」が製作した同人ホラーゲーム。
略称は男怖など。
概要
『学校であった怖い話』の原作者による男子校を舞台にしたホラーゲーム。
『学校であった怖い話』との直接的な関係性はない完全オリジナル作品。
同サークルによるアパシーシリーズ外の作品とされているが、既に1995メンバーとコラボをしていて新作も発売予定なので『小学怖』同様そのうちアパシーシリーズに組み込まれるかもしれない。
内容
舞台は2010年の笹ヶ岡学園高等学校。怪談ものではなく、ジャンルはホラーAVGに当たる。
五章構成からなるほぼ一本道の「根幹」ルートをクリアしたのちに、そこから十七種類の分岐ルートが派生するという構成になっている。
メインは血なまぐさい展開のサスペンスホラーだが、合コン・ナンパと言ったゆるめのギャグルートなども存在する。同性愛などの描写はなく、少年漫画的なテイストである。
あらすじ
男子校に通う守山成樹ら三人は、5年前に行方不明になった歴史部が記したとされる
「狭間の部屋探索記録ノート」を見つける。
財宝が隠されているとされる「狭間の部屋」探索メンバーに無理やり入れられてしまう。
暗号を解くため優秀な頭脳を持つ吉村賢太郎が仲間に引き入れられ、
探索に興味を抱いた松平純を加えた七名で狭間の部屋探索に乗り出すことになる。
登場人物
守山成樹(もりやましげき)
主人公。高校一年生。童貞。
彼女を欲しがっているが、女の子の前に出ると緊張してしまいまともに話せなくなる。
是枝雅隆(これえだまさたか)
高校一年生。神社の息子だがバンドに情熱を注いでいる。
制服はカッターシャツを着ておらず半裸。
都築遊(つづきゆう)
高校一年生。お笑い芸人の息子だが笑いのセンスはないらしい。
意外と小心者で本番には弱い。
松平純(まつだいらじゅん)
高校二年生。好奇心旺盛で純粋な性格。
やや無謀とも思える行為を無作為に行うことも。
吉村賢太郎(よしむらけんたろう)
高校二年生。頭脳明晰で知的好奇心が強い。
病気で志望校に受験できず、仕方なく笹ヶ岡高校に入学してきた。
斉藤圭輔(さいとうけいすけ)
高校三年生。暴力的な性格で喧嘩っ早い問題児。
宮本に一目置いており、共に行動していることが多い。
宮本健史(みやもとたけし)
高校三年生。飄々とした人柄であるが、冷酷な性格。
裏であくどい事にも手を染めているらしい。
その他
発表当初はBLゲーなのかという苦情(逆にBLゲーを期待した購入者からは失望の声)もあったらしいが、飯島多紀哉氏によれば、氏が男子校に通った経験などが下地にあり、暑苦しい友情や血汗滲む攻防など、いわゆる戦争映画的なノリを意識して製作したとのこと。
ルートによっては女性キャラクターも登場する。
関連動画
関連タグ
学校であった怖い話 アパシー 同人ゲーム ホラーゲーム 男子校