「とある魔術の禁書目録SS バイオハッカー編」のネタバレを含みます。
概要
学園都市で初めて生み出された能力者。今日の学園都市の能力開発も彼女から始まったものである。
半世紀以上前の人物であり、普通の学生であった彼女は、御船千鶴子のデータを基に訓練を受け初の学園都市製能力者となった。その行方は誰も知らないらしいが、実際は冷凍保存されていた。
そして、彼女を蘇らせようとした組織のリーダー、松尾龍介の手により、現代に復活した。半無意識状態であった彼女は能力で松尾を殺害し、能力を制御できぬままに学園都市を彷徨う。最終的には獄彩三姉妹の力を借りた上条の手で鎮圧された。
能力
『発祥検体(ビギニングチャイルド)』この能力を一言で表すと、「規格外」である。あのアレイスター=クロウリーでさえも手に負えないらしく、当時のレベル5を超えているとも言える。
その能力とは、自身の近くにいる生物を指定し、その生物にとって理想的な環境に周囲を作り直すことができる、という破格な能力をもっている。
その効果は凄まじく、マグマ、砂漠、洪水など、惑星の環境や気候に影響を与えるほどの環境変化を起こすことができる。
あくまでも対象とするのは環境であり生物には効果がないが、環境の変化による間接的な影響を与えることはできる。
また、自身の付近に安全地帯を設けることも可能で、安全地帯内では直接・間接問わず能力の影響は発生しない。
たとえ、ブラックホールに放り込まれようが周囲の環境を作り替えて生き残ることができる。
近代最古の能力者、御船千鶴子のデータを基に生み出しているので、御船千鶴子自身も同じ能力かはたまた別の能力かは不明