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白ハゲ漫画

ほんとうはこじんがおもってることをさもだいたすうのにんげんがおもってるようにかくまんが

承認欲求を満たしたい人間が主語を大きくして炎上するために描く漫画
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概要

 本来はデフォルメした人間(白ハゲ)を使って、自分の経験や思った事を簡易な漫画にしてツイッター等のSNSに投稿したもの全般を言う。そのため、その内容は千差万別で、ただのエッセイだったり、日記だったり、いい事を伝えたいだけだったり、自分の体験した生々しい事件をオブラートに包んだりしたものだったりする。だが、中でも上記したような内容が見て取れる、あからさまな炎上を狙った(本人にその意図が無くとも第三者にそう見える)ような漫画に対して、怒りと侮蔑を込めて付けられた名称が白ハゲ漫画である。

 主に「個人が思っているだけの事を主語を大きくしてさも大多数の人間が同じ事を思っているんだというのを代弁しているような漫画」が白ハゲ漫画と呼ばれ、嫌われている傾向にある。これの何が嫌われているのかと言うと、まず「個人の感想でしかないものを自分も属する大多数の意見」とする事にある。例えば白ハゲ漫画を描くいち投稿者が思った事でしかない感情を「絵描きさんたち」と主語を大きくするようなもの。絵師も十人十色で同じ事を全ての人が思っているわけではないのに、それを「絵描き」と全体を含めるような描き方をする事で巻き込まれた多くの「絵描き」から顰蹙を買うのである。この主語は「腐女子」だったり「国民」だったりと、描く人間によっていくらでも大きくなる。
 何より質が悪いのはそれが共感を得てしまう事。普段人には言えない悩みや辛い事を主語を大きくして「あなたも」と含めてしまい、更にそういった状況に心当たりがある幾人かがその漫画をRTし、支持してしまい、主語が本当に大きくなってしまう事にある。そうして「個人」から「共感した人達」と増えてしまった主語は、そこに含まれない巻き込まれた人との軋轢を生んでしまい、衝突を引き起こしてしまう。
 そうして一旦、一つの白ハゲ漫画が流行ると、支持する人が支持する白ハゲ漫画を描いたり、支持する言葉を広めてしまったり、逆にそれを批判・非難するツイートや白ハゲ漫画が跳梁跋扈し、SNS全体の雰囲気を悪くしてしまうというある種の内紛が発生してしまう。代謝が早いツイッターではだいたい1~2週間で流れるが、こじれると1か月以上もその話題で持越し、また、同じ漫画が忘れたころに無断転載botなどのバズが原因で息を吹き返すという事態も発生する。個人個人の心象としては良くも悪くもだが、そうした内紛を引き起こす火種でしかないという点では白ハゲ漫画はクラスタ全体にとっては百害あって一利なし
 
 こうした主語をデカくし、個人の感想を大多数の総意として流し、共感を得ようとする漫画は定期的に話題に上がっては炎上し、クラスタ全体の雰囲気をなんども暗くしていった。それが続いた結果、ついに2017年に我慢の限界が来たのか、そういった類の漫画を「白ハゲ漫画」として一括りのジャンルとし、逆に大喜利のネタというコンテンツとして消費する事となった。現在ではそういった漫画を描けば「白ハゲ漫画」として失笑を買って終わり、簡単に収束するようになっている。
 だが、白ハゲを用いた漫画で、多くの人の目にとまる話題が総じてそんなものばかりだったために「白ハゲが描かれている」だけでアレルギー反応を示し、そうした形式の漫画全般を嫌う人も増えてしまった。

発端

上述したように、以前から「この手の話題」として白ハゲ漫画は定期的に炎上していたが、白ハゲ漫画が白ハゲ漫画と呼ばれジャンル化した決定打はプリンアラニート(当時のHN。Purin_a_La_Mode)氏が描いたこの漫画が原因。

炎上した人間の漫画など見たくないという人に内容を説明すると「いいね(ふぁぼ)を貰えるのは嬉しいけど、RTを得られないと広まらないし、それでいいねがもっと増える事も無くてモチベが下がって絵を描く気無くすから、自分が絵を続けるためにいいねよりもRTをしてほしい」という、控えめに言っても炎上が目に見えてるような話題だが、これを「絵描きの皆さまは」という主語にし「いいねという見てる側の好意によってつけられるモノを貶め、あまつさえRTを要求する」という図々しさを「してください」と読者に要求した事にある。これが主語が「自分」であればこんな炎上する事もなかったかもしれないが、このふてぶてしいにも程がある内容をデフォルメされた可愛い絵柄の漫画でオブラートに包み、かつ共感と慈悲を得られやすいように視覚に訴えた結果、数万RTも得られる事になった。しかし、上述したその漫画の問題点は数日も経たずに多くの絵描きに指摘され始め、以前にも同じような漫画があったと更に「この手の漫画」というレベルに話題が炎上。最終的に「共感を得るために主語を大きくして個人の感想をさも大多数の意見みたいにして、それをデフォルメ漫画で共感しやすくする」という「表現手法」の問題に発展。「マスコミのやり方」だの「炎上商法のやり口」だのと、手法を使っている(とされる)本来全く関係の無かった分野にまで飛び火し、最終的に「こうした事をする人の倫理観」という面にまで火の粉が移り、もう収拾がつかないレベルの炎上になりかねなかったが、近年のツイッターの傾向であった「炎上した話題は軒並みクソコラにしたり大喜利にしてコンテンツ化させる」という良くも悪くもある自浄作用が機能した結果、「白ハゲ漫画」というコンテンツ化がなされ、すぐさま白ハゲ漫画の主人公が意見を言う前にボコボコにしたり犯したり、その意見の本題に入った瞬間斜め上の事態に発展するメイン画像の様な漫画が大発生、ネタとして消費される事で収束した。

 いつもなら「この手の話題」として軽く炎上し、そのままうっすらと流れるはずだったが、今回の漫画が言ってしまえばいつも以上に図々しい内容であった事。定期的に上がっている問題で多くの古参ツイッタラーが辟易としていた事、そうした古参ツイッタラーの経験値が大きくなっていた事、そうしたストレスのかかるものが定期的に上がる状況に対するクラスタの我慢の限界がたまたま今回来てしまったため、これ以上ないほどの炎上を引き起こし、白ハゲ漫画としてコンテンツ化されるに至ったと言える。

 そういう面ではプリアラ氏は運が悪かったと言えるが、当人が問題だらけの漫画を描いておきながら、炎上によってマンガの思惑通りRTやいいね(そして幾人かの共感)を得て満足しており、何が悪いのかとかを一切わかっていないため、必然の炎上だったのかもしれない。

自分が白ハゲ漫画を描いて炎上しないためには

まず、白ハゲを使った漫画を描くな。これに限る。現在、本当に「白ハゲがいる」というだけで噛みついてくるユーザーはいる。しかし、表現手法としてはこの上なく楽であり、キャラクター1人細やかに描く手間も省けるこの手法を使うなというのは酷であるため、白ハゲ漫画を描いてるが白ハゲ漫画と言われて炎上しないためにどうすべきかについて書く。

  • 主語を大きくしない。特に「絵描き」に主語を大きくした時は目も当てられない結果になる
  • 「個人の感想である」事を漫画内でもツイートにもちゃんと書く
  • 人の好意を貶めない
  • ある事にたいして比較や批判をする内容にしない
  • 読者に行動を要求しない
  • 一見そういう炎上話題に見せかけて2P目でネタ全開にする

これらを警戒すれば少なくともプリアラ氏のような炎上はしないだろう。棘の無い白ハゲ漫画を描いて、平和な白ハゲ漫画ライフを満喫しよう。

 なお、これを読んで炎上して自分も知名度を~と考えている人は即座にその考えを改めよう。それで得た知名度は悪評としていつまでも己の足を引っ張る枷となり、それで得たフォロワーは一挙一投足を監視し、炎上するような事を言った瞬間かみつくハイエナばかりである。なによりツイッターの代謝は本当に早いので、その炎上が収束するともう二度と話題に上がらない。現に「白ハゲ漫画」は恒常的に話題になるも発端のプリアラ氏についての話題はもうほとんど無いのがその証左である。敵に回した相手が相手だとスパムブロックの大量報告でアカウント凍結に至る事もあり得る。
 何事も、誠実にやっていくのが一番である。

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