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概要編集

ライトノベル『死亡遊戯で飯を食う。』の登場キャラクター。メイン画像左上の人物。


主人公・幽鬼の師匠であり、デスゲーム95連勝という破格の記録を持つ伝説的プレイヤー。


「99連勝を達成する」という目標を持っていたがそれを目前にして脱落、以後、その目標は幽鬼が引き継ぐことになる。


プロフィール編集

本名は白津川真実(しらつがわ・まなみ)

ウェーブのかかった長い白髪が特徴的な、長身で細身の美女であり、年齢は不詳ながら自称アラサーの知り合いと、同年代のような態度で接している描写がある。


名が体を表すかのような白髪と白い肌が特徴だが、生来のものなのか、それとも後述する長年の無茶や身体改造の副作用なのかは不明。


見た目の印象通りにクールなタイプであり、ぶっきらぼうでやや男性的な喋り方をする。


作中での活躍編集

原作第一巻のエピソード「キャンドルウッズ」にて初登場。

目標である99回まであと4回まで迫っていたこのゲームにおいて、紛れ込んでいた殺人鬼伽羅に敗北。全身をバラバラに解体されるという凄惨な最期を遂げる。


そして弟子である幽鬼は、亡き師の目標である「99連勝」を引き継いで「死亡遊戯で飯を食っていく」ことを決意する……



が。



直後のシーンにおいて「実はそんな状態でもまだ生きていた」という驚愕の事実が、読者には明かされる。

それまでの95戦において負った数多のダメージを、そのつど「精巧な義体、人工臓器」に取り替えることで凌いできた白士の肉体は「内臓を全て引きずり出された」程度では死ななくなっていたのである。


とはいえ、そうした方法で失った生身を代替するにも限界があり、この時点では既に、同格の相手とはマトモな戦闘を行えないほどにポテンシャルが低下していた。

伽羅にあっけなく敗北したのもそれが原因であり、これにより己の限界を悟ったこと、更には弟子である幽鬼が「99連勝を引き継ぐ」と宣言したのを見て、デスゲームからの引退を決める。


またこのとき「もう幽鬼には自分は必要ない」と思ったらしく、生存を明かすことなく引退してしまったが、後に共通の知人から生存を知らされた幽鬼がコンタクトをとったことで交流が復活している。


能力編集

95連勝という隔絶した記録に相応しい、冷静かつ的確な判断力を持つ。

また作中における敗因は「長年のツケで、身体ポテンシャルが見る影もないほどガタ落ちしていたから」と語られているものの、格下相手であれば技量の差で補ってしまう。

実際に、キャンドルウッズからせいぜい半年程度前とおもわれる幽鬼との初対面時においては、その時点で既にずば抜けたポテンシャルを発揮していた幽鬼を、正面からの戦闘で歯牙にもかけず一蹴している。


幽鬼との関係性編集

幽鬼からは深い信頼と敬愛を寄せられており、伽羅から「(白士が)弱かった。まるで相手にならなかった」と告げられたときには、心底から激高した様子を見せている。

また、のちに幽鬼自身が弟子をとることになったときには指導方針について相談に行くなど、引退後も彼女の心の支えになっていることがうかがえる。


後に描かれた出会いのエピソードにおいては、まだ初心者ながら才能任せで他のプレイヤーを難なく一蹴していた幽鬼を、圧倒的な実力差を見せつけて叩きのめしたうえで「見込みはあるが、師がいないとこの先は伸びない」と諭した。

その時点での幽鬼は「あんたは私のお母さんか」と反発したものの、冷静になってから思うところがあったらしく、それからほどなくして彼女に弟子入り。

後々まで続く師弟関係を開始することとなる。


その他の人間関係編集

作中においては、前記したキャンドルウッズ以前からの古参である、同年代らしき知り合いや、幽鬼以前にとった弟子のうちの一人などが登場している。


95連勝という生きた伝説に相しい知名度があったが、最後のゲームとなった「キャンドルウッズ」において彼女を知るベテランの大多数が死亡してしまい、また本人も引退してしまったため、キャンドルウッズ以後のプレイヤーには殆ど知られていない。


関連タグ編集

死亡遊戯で飯を食う。

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