「それなのに久保さんだけは僕を見つける。」
プロフィール
人物
『久保さんは僕を許さない』の主人公。
顔はかなりシンプルな容姿かつ無表情でまさに「モブ」らしい見た目をしている。(連載前の描き下ろしを除くと眉毛が無い)
他人に比べてあまりにも影が薄く、クラスの人はおろか先生からも認知されないため、自分からアピールしないと見つけてもらえない。
挙げ句の果てにスマホのカメラにもあまり認識されず、店の自動ドアまで反応してくれない始末。
バレンタインデーで一人だけチョコを貰えない、街中の通行人とぶつかってしまうなど存在感が無いが故のエピソードは数えきれない。どこぞの不幸体質主人公程では無いが、この特殊体質のせいで中々散々な羽目に合うこともしばしばあった。幼い頃には、夏祭りで母親とはぐれてしまうという苦い過去も。
本人がそれを自覚するようになったのは中学の卒業アルバムに映っているのに映っていないと思われて合成されていたときのことだった。
弟の誠太は普通に認知できるものの、母親ですら予測や気配でやっと見つけられるほどである。母親曰く「旦那の若いころの顔にそっくり」らしい。
本人は影が薄いことに関してはさほど気にしておらず、むしろ仕方ない事だと諦めていたのだが、素で見つけられるクラスメイトの久保渚咲と出会い、興味本位で接してくる彼女との交流の中でそんな考えにも変化が生じていく。
しばらくすると渚咲の姉である久保明菜、従妹の久保沙貴とも交流するようになっていくようになる。
2年生になると渚咲以外のクラスメートとも交流を深めるようになり、友情の輪を少しずつ作り上げていく。
当初は表情の変化が少なかったが、渚咲と関わるようになると少しずつ豊かになっていった。
家族思いで弟の誠太への面倒見が良く、遊び相手になったり、誠太の憧れのヒーローのポーズを真似したりすることもある。
コーヒーはブラック派で、砂糖やミルクを入れるのは苦手な模様。