オープニング
ある夜にパトカーがある。
「こちら本部。138号応答せよ」
「こちら138号。感度良好。いまCゲートに到着」
「現在の状況は?」
「異常なし。エアコンはいかれちまってるけど・・・」
「・・・『ヤツ』をこの街に入れるな。気を抜かずに監視を続けろ」
「了解」
パトカーには2人の警官が乗っている。
「『ヤツ』が戻ってくるって本当ですか?」
「ただの噂だ。『ヤツ』が戻ってくるはずはない。おい、電池あったか?」
「ええ、トランクの中に」
電池を取りに一人が外に出る。
もう一人は車の中で、タモリが書かれたWARNINGの紙を眺めている。
すると、外で叫び声が。
外へ出ると一人が倒れていた。
「おい、どうした!?」
するともう一人の後ろに何かが近づいてきて・・・
「うわぁーーーっ!」
「こちら本部。138号応答せよ。『ヤツ』が国境を越えた。引き続き厳重に監視を続けろ・・・」
しかし、車の中にいたのは一匹の黒猫だけであった・・・
プロローグ
タモリが白い煙の中
「お久しぶりです。わたしがしばらくいない間、みなさんはきっと、奇妙な世界の存在を忘れて、平穏な日常を過ごされていたと思います。
しかし、奇妙な世界はどこか特別な場所にあるわけではありません。
むしろ、平穏な日常生活にこそ、その入口はあるのです。
そして、今日奇妙な世界に迷い込んだのは・・・」
五人の顔が現れる。
「この五人です。一人目は、彼です」
概要
1993年7月30日(金)に金曜エンタテインメント枠で放映された。その時のサブタイトルは『お久しぶりです・・・タモリ様』
これ以降、特番のみの放映となる。また、特番回では唯一東映が単独制作した回となっている。