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「人の心はわからないね~」


CV:西田望見

概要編集

学園を統率する天下五剣の一人。「眼目さとり」ではない。

抑揚がない割には間延び気味、けれどどこか無感情な奇妙な喋り方が目立つ不思議少女。彼女の周囲には「覆面女子」という学年・クラスを問わない彼女のシンパで構成された親衛隊が存在している。揃いの仮面と髪型以外の共通点はないものの、それでも分身と見紛うほどに高い練度を誇る戦闘集団である。


戦闘能力編集

流派は警視流木太刀形。様々な剣術流派の動きを織り交ぜた独自の戦法を取ることで、手の内を読まれづらく、また特定の剣術への応戦もしやすい戦闘スタイルとなる。片方の手を刀身に添えるような構えをよくとり、視線のフェイクを交えた予測不能の太刀筋を見せる。洞察力に優れたノムラでさえ、当初は彼女の気配や動きを察知することができなかった。


加えて目端に相手を捉えるだけで認識でき、視線による攻撃の狙いを読ませない程の広い視野と相手の心のうちまで見透かすかのような脅威の観察眼を持ち、戦う相手は戦術や癖、自らの過去に至るまで全てを覗かれるような不気味さを味わうことになる。花酒蕨曰く天下五剣でも一二を争う戦力であるが、後述する性格の異常性もあって扱いは難しい。


そもそも人間としての恥じらいが極端に薄いらしく、ノムラのスキャンダルを捏造するため、彼の寝床に全裸で侵入してキスした写真を撮るという突飛な行動をとった。しかも写真を取り返そうとしたノムラに対し、風呂場でまたしても日本刀片手に全裸で応戦。このように登場人物の中で最も『マキャヴェリズム(方法問わずの結果主義)』を体現しているともいえる。

ただしゾウさんは直視できない。何故。


過去編集

実は双子の姉が存在し、「さとり」は本来は姉の名前であった。彼女の本名は「ミソギ

姉は自らが妹よりも上であることに固執し、何かとあらばすぐに張り合って妹よりも上であろうとした。しかしある日、妹はジャングルジムにて姉よりも上に立ってしまう。幼い姉は子供としては仕方ないにしても癇癪を起こし、なんと妹を突き落とそうとする。しかし妹はそれを見透かしたようにひらりと躱す。

次の瞬間その場に現れたのは、落ちていく姉を歪んだ笑顔で見下ろす妹であった。その日から妹はこれまでの姉のように明るくふるまうようになる。そのうち段々と周囲は2人の区別がつかなくなり、最終的には母親ですら妹を姉の方だと認識するようになってしまった


それ以来二人の立場は逆転し、今では名も反対になってしまった。このように個人の人格形成の時期の中で歪な成長を遂げてしまった彼女は、特定の事象に対する執着や愛情などがちぐはぐな奇妙な性格となってしまった。そのため彼女の行動は常に不可解である。

因みに姉は同じ学校に通っており、「覆面女子」の一人として紛れている。情緒不安定な妹に時には暴力を振るわれるものの、自分なりの愛情を持ち続けている模様。


動向編集

ノムラの活躍により鬼瓦輪亀鶴城メアリ花酒蕨が敗れたことを受け、上述したような破天荒な策略でノムラを貶めようとする。しかしノムラの持ち前の機転、そして以前の衝突で彼に恩義を感じ協力した花酒の働きもあって敗北。


後日、屋上で双子の姉と話をしているところに突如天羽が乱入。支配欲の塊である天羽にとって、自らの所有物であるノムラに手を出した眠目の行いは万死に値するものだった。姉妹で応戦するも、天羽の攻防に優れた特殊な肉体になすすべもなく敗北。そして彼女にトドメを刺されそうになった瞬間、長年虐げてきた姉に身を挺して庇われる。姉が気を失う前に口に出した「愛している」の言葉、そして直前に天羽が放った否定の言葉、更にこれまでの姉妹での日々が頭の中で渦巻き、これまで笑顔を浮かべ続けてきた眠目もとうとう泣き叫ぶしかなくなった。


直後に天羽に背中を刺され倒れるが、その後に敗北した花酒共々救助され、一命をとりとめた。その後しばらく入院して塞ぎ込んでいたが、天羽との決着をつけたノムラの言葉でなにかが吹っ切れたらしく、お見舞いにやってきた姉に対し、これまでにない穏やかな笑顔を浮かべるのだった。



関連タグ編集

武装少女マキャヴェリズム 納村不道 眠目ミソギ

さとり妖怪:恐らくは名前の由来。

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