「わしはカイス。しがない研究者だ。」
概要
死を乗り越える研究をしている科学者。ドクトルの若かりし頃の姿らしい。
オレカ界のロボたちやフランケンボーイの生みの親である。
水属性・機械族・クラス4。
死者であるフランケンボーイに命を与えてしまったことをかなり後悔しており、死者を操る死霊使いワイトを批判しているが、彼からは同じ穴のムジナとしてあしらわれている。
彼と関係の深いモンスター
ダルタン
過去に魔人ランプを破壊する際に共闘。ロボ四式やフランケンボーイ、ダルタンからはハカセと呼ばれている。
彼が死を乗り越える研究をしていた際に命を与えたモンスター。さきほども説明した通り彼はこの行いに強い罪悪感を感じており、カットインではフランケンに対して懺悔している。
イラストチェンジ版ではフランケンボーイらしきものの顔に布をかけている描写がある。これはフランケンボーイに命を与えた時の様子なのか、それとも…。
カイスが開発した最初のロボットにして、新1章のラスボス。漫画版「オレカモンスターズ冒険烈伝」での描写から、カイスが妻と思われる人物を失ったために家族として作られたことがうかがえる。そして彼らは仲良く幸せに暮らしていた。
しかしある時、彼はロボ零式に「本当の家族」の写真を見せてしまう(しかもカイスは以前零式に「たった一人の家族」と告げてしまっている)。これに強いショックを受けたロボ零式は自分が唯一のオリジナルであり続けるために仲間のロボを戦闘用に改造、全世界のモンスターをすべてゼロにすることを決意。また、同漫画では大量の零壱式を合体させ魔海破壊爆弾を作っていた。
つまりカイスは(不本意ながら)新1章の事件の原因を作ってしまったということになる。
…というか家族として作ったロボットに世界を破滅させるぐらいの力を持たせる意味が分からない。いうならばルンバに生き物に爆弾を挿入する機能を付けたり波動を打てたりするようプログラミングするほどの愚行だろう。
「たった一人の家族」と言ったのも「今の私にとってたった一人の家族」という意味だろうし、誤解を生むような発言をしたのもロボ零式が暴走してしまった原因だろう。
しかもカイスは、自分では手を付けられなかったので封印したという。
零式はラスボスの中で一番可哀想な存在かもしれない。
死霊を操るネクロマンサー。カイスは彼の行いを批判しているが当のワイトは全く反省しておらず、それどころかカイスと自分は同じ穴のムジナと思っている。
元ネタ
中東の物語『ライラとマジュヌーン』の主人公「カイス」だと推測されている。
共通点として舞台が砂漠であったり、大切なものを失ってしまった設定などがある。
しかしあちらのカイスは妻を亡くした後、後を追うようにこの世から去っていくが、オレカのカイスはそのようなことはしていない。おそらくそこで死を乗り越える研究を始めたのだろう。
技
ミス
何もしない。
こうげき
敵単体に自身の攻撃力の半分のダメージを与える物理攻撃。
こうげき!
敵単体に自身の攻撃力と同等のダメージを与える物理攻撃。
粘着攻撃
敵単体に自身の攻撃力の半分のダメージを与え、確定で素早さを下げる物理攻撃。確率で麻痺も付与。妨害技として申し分ない性能である。
ちなみにこの技チビロボが白い液体をはいて攻撃するというものなので、女性モンスターに使うと一部の大きいお友達が興奮する。
最初は「オトモの一撃」だったらしい。
試作魔銃
敵単体にダメージを与える物理攻撃。相手の残り体力で威力が変わる(300×相手の残り体力割合)。
その性質上、絶対にこの技で敵を倒すことはできない。体力1の場合だとスカになる。
ダルタンの「戦友の銃」と同じ効果。カイスの主力技はこれになるだろう。
最初は「試作魔幻銃」だったらしい。
ロボ修復
味方機械族1体の体力を120回復し、状態異常も治す物理技。
物理技であるため暗闇状態だと使えなくなってしまうので注意。
アイテムパーツ
機械族の味方1体に、そのモンスターの持つアイテムに応じた強化を施す技。3ターン持続。
説明が長いため後述。
ロボ召喚★★★
味方の空き陣地にクラス3以下の機械族を召喚する技。
EX技 「改造手術」
味方一体(自分も可)に体力上限アップ、攻撃力1.3倍、素早さダウン、機械族付与を永続的に与える物理技。体力は999まで重ね掛け可能。ただし、攻撃力はEX,超EXの2回でしか重ね掛けできない。
超EX 「大改造手術」
こちらは攻撃力が1.5倍上昇する。
ちなみにカイスのEX,ワイトのEXの効果とほとんど同じである(違いとしては向こうはアンデッド族を付与し、攻撃力上昇倍率がカイスより少し高い)。
アイテムパーツ
強化の内容はアイテムによって大きく4つに分類され、「機械の部品に使えそう」・「特殊な鉱物でできてそう」・「研究者カイスにゆかりがある」・その他に分けられる。
一回使用するとアイテムは消費された扱いになるらしく、2回目以降は不発に終わる。
また、「採掘」などのアイテムを取得する技で取得したアイテムは使えない(要するにバトル中に手に入れたアイテムは使えない)。
以下は強化効果のあるアイテムとその効果である。
機械の部品に使えそう
アイテム名 | 効果 | |
---|---|---|
ネジ | 素早さアップ | |
神の歯車 | 素早さアップ | |
鉄くず | 最大体力80アップ | |
クロムパーツ | 最大体力100アップ | |
やさしいねじ | 防御&素早さアップ | |
赤色灯 | 加護付与(毎ターン99回復) | |
タマハガネ | 不明 | |
大ネジ | 不明 | |
神のネジ | 素早さアップ? | |
オーパーツ | 素早さアップ? | |
オーハート | 防御アップアイコン付与? | |
火炎ユニット | 防御アップアイコン付与? | |
採掘ユニット | 防御アップアイコン付与? |
特殊な鉱物でできてそう
アイテム名 | 効果 | |
---|---|---|
ミラーアーマー | 魔法反射 | |
レアメタル | 最大体力120アップ&防御ダウンアイコン解除 |
研究者カイスにゆかりがある
アイテム名 | 効果 | |
---|---|---|
ハート | 防御アイコン付与 | |
あたたかいハート | 防御アイコン付与 | |
サークル | 防御アイコン付与 | |
無幻戦士の銃 | 攻撃力アップ | |
波動ユニット | 攻撃力アップ | |
コワイトハウス | 不明 |
その他
体力40回復。
余談
カイスはカットインが全モンスターの中でもかなり多い部類に入り、進化前のドクトルと合わせるとトップクラスにもなる。さすが二つの章に関わっていて、片方は章のラスボスなだけはある。