概要
クソゲーの老舗呼ばわりされていたころのアイディアファクトリーがアスミック・エース監修の元、PS2に送り出したクソゲー。
タイトルの「クル・ヌ・ギ・ア」とはシュメール語で冥界のことだが、プレイヤーからはこのゲームを指して「ヌギャー」という略称で呼ばれている。
なお、本作の評価が影響したのか程なくしてアスミック・エースはゲームソフト事業から撤退している。
『東京魔人學園』および『転生學園』の影響を受けているがクオリティは段違いに低く、冥界住人と呼ばれる熱心な愛好者でさえ匙を投げるほどだった。
曰く「このゲームを買って"金をドブに捨てる"位なら"実際に金をドブに捨てる"方が時間を浪費しないだけマシ」。攻略Wikiのトップにさえ「Q・このゲームは面白いですか? A・買うな」と書かれる始末。
ゲームシステムは壊滅的でシナリオも極短かつ支離滅裂だが、出演者には鳥海浩輔氏や鈴木達央氏等の人気のある声優も出ており、キャラクターにはそれなりに愛着が湧くという声もある。
ストーリー
カミヨリ――。 100年に一度、神代町に起こる現象で、この年は人の世と神の世(冥府)が近しくなる。
そして、境界が曖昧になるこの年、冥府の門と呼ばれる亀裂が入り、冥府の妖魔や穢れが神代町を襲う。
カミヨリとは神依りとも言われ、その年に験を授かった巫覡(フゲキ)と巫女の出現により、冥府の門は封印されてきた……。
しかし、現在ではこのシステムにも異常を来たし、巫覡(フゲキ)と巫女の出現が不安定となる。
そして現代――。
この年の神代町は、新春から16歳から18歳の少女達が次々に姿を消すという行方不明事件が多発していた。
奇妙な事件が立て続けに起こる中、主人公の妹「誄」も姿を消してしまう。
妹を探し、夜の街を歩き回る主人公は、そこで妖魔と呼ばれる異形の者に襲われる。
その時、主人公を助けてくれたのが、「マサク・マヴディル」という組織だった。
大正12年――。
主人公は最近、左手に奇妙なアザができた。
それからというもの、何者かに後をつけられるなど、気味の悪い現象が次々に起きている。
そして、学校の帰り道、人でない異形の物に追われていた。
必死に逃げる主人公は、何時しか人気のない所へと追い込まれていた。
恐怖で動けない主人公の頭上で「俺が相手になる」突然、声がかかった。
見るとそこには月に照らされ、美しく輝く紫色の瞳の青年が立っていた。
補足
上記のストーリーはアイディアファクトリー|製品情報より引用しているが、主人公のデフォルトネームを避けているため、主人公が二人いることがわかりにくくなっている。
現代の主人公は男性でデフォルトネームは「司摩始」
大正の主人公は女性でデフォルトネームは「岡野陽子」である。
キャスト
司摩始(CV:佐伯直人)
望月航(CV:千葉優輝)
司摩誄(CV:羽月理恵)
御堂篤(CV:鈴木達央)
三島鏡子(CV:高橋あみか)
日本円(CV:鳥海浩輔)
夜空満月(CV:うえだ星子)
夜空三日月(CV:三宅淳一)
岡野陽子(CV:板東愛)
不破良(CV:笹田貴之)
聖恭介(CV:里見圭一郎)
ノイン・シュルツ(CV:藤井啓輔)
ファウスト(CV:樋口宏澄)
伯爵(CV:白熊寛嗣)
宝生骸(CV:土門仁)
高島真冬(CV:日暮哲也)
ムコウ島君(CV:飯田奈保美)
松子(CV:川淵由香里)
梅子(CV:藍川千尋)
ゆゆうじょうパパワー!!
相陣連技(協力技)の一種「友情パワー」使用時のセリフ。
技名を叫ぶタイミングを外しており「ゆゆうじょうパパワー!!」としか聞こえなくなっている。
鳥肌が立つようなセリフ回しもさることながら、立ち絵を加工しただけの一枚絵を微動だにせず表示し続けるという、前時代的すぎる演出も相まって盛大にネタにされた。
なお、他の相陣連技も似たようなクオリティである。
関連タグ
クソゲーオブザイヤー(KOTY)2008年据置機次点に選出された。