「世界がどう変わろうと、あなたの傍には私がいます」
「あなたが望む限り、ずっと」
プロフィール
概要
今州の鎮戍部隊『夜帰軍』の臨時調査員・踏白の少女。
友人の熾霞・白芷を連れ立って雲陵谷での野外調査へと赴いた際に、気を失っていた漂泊者を発見し介抱した。
直後に発せられた令尹・今汐のメッセージから、漂泊者が今州を挙げて迎えるべき「客人」であると推定、仲間と共に今州城へと連れ帰り、辺庭への謁見手続きを済ませてくれる。
しかし辺庭側の事情もあって、いくつかの「印」を受け取った漂泊者が謎解きの旅へと放り出されてしまったため、漂泊者をサポートするべく随伴し、期せずして残星組織の影に迫る事になる。
人物
青を基調とした服装と、艷やかな黒い長髪が特徴的な少女。何故か髪の毛先が一部、白い鳥の羽のようになっている。額の中央に音痕がある。
微風のように穏やかな性格で、人の傍に寄り添う事を得意とする。大抵の物事は卒無くこなしてしまう優等生で、他者からの信頼に応えるべく、強い克己心で研鑽を重ね続ける努力家。
声楽に携わる良家で生まれ育ち、絶対音感をはじめとする音楽的な素養を身に着けている。実は美しい歌声の持ち主だが、人前で披露する機会はあまりない。ちなみに母は作曲家で、姉は商会務め。
共鳴能力の性質によるものか、とても聞き上手で、相手の自然体を引き出す事に長けている。
まだ幼さが残っていた頃、旅客として同行していた輸送隊が追放者による襲撃を受け、どうにか逃げ延びた先で貧しい集落に身を寄せていた時期がある。
そこの人々が貧しいながら、素性も知らぬ自分の面倒を見てくれた姿に感化され、現実がどんなに残酷であろうとも相手を信じる事を諦めず、世界を変えていきたいという信条を持つようになった。
その後、無事に故郷へ帰り着いた秧秧はやがて独り立ちし、人々の助けとなる軍属に身を置いた。
座右の銘は家訓でもある「一生一器」。
記憶喪失の漂泊者を何かと気にかけており、ストーリー中でもよく彼/彼女に同行している様子が窺える。そのあまりの世話焼き振りに、熾霞からは「まるでお母さん」と誂われたりした。
能力
共鳴能力:風の囁き
付近の気流と同調する事ができる能力で、風を操り、また風に含まれる情報を読み取る事も可能。これを秧秧は「流れ息」と呼んでおり、次の行動の指針にする事が多い。
共鳴時間・共鳴原因は不明。周波数スペクトルは「気流」「ヒバリ科ヒバリ属」の二つに20%の類似を示しているが、他にも多数のモノと5%ほど類似しており、これら全てが発散性を持つため完全な特定には至っておらず、秧秧が何と共鳴した能力者なのかは未だ判明してない。
赤ん坊の頃から常人には感知できないものに対し、微かな反応を示すほどの特異な感受能力を備える。しかし、生来の聡明さが仇となって「流れ息」が運ぶ多量の情報に心が押しつぶされてしまい能力が暴走、オーバークロックに陥る。彼女の頭髪の一部が羽毛化しているのはその後遺症。
後に自身の能力と向き合う事で症状が落ち着き、以降は目立った不調も無く、定期検診のみで十分と診断されている。
ラベル曲線は全体的に緩やかに上昇しつつも安定した状態を示しているため、自然型共鳴者と認定された。
この反省を活かし、現在は「流れ息」から必要な情報を選り抜けるようになり、踏白としての機動力で小規模な案件の調査・解決に奔走している様子。医療の知識もあり、時には衛生隊員としても活動する。
ゲーム内の性能
他キャラへの共鳴エネルギー供給や敵の引き寄せやによって、後続のキャラに有利な状況を作り出す汎用サポーター。
敵に与える攻撃は全て気動ダメージとなる。
基本攻撃手段:羽の刃
通常攻撃 | 最大4段まで連続攻撃可能。 |
重撃 | 通常攻撃長押しで、スタミナを消費して発動する。2凸の状態で敵に命中させた場合、共鳴エネルギーが20秒毎に1回10Pt回復する。 |
重撃・風の唄 | 重撃または回避反撃を発動後、一定時間内に通常攻撃を行うと発動する。 |
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空中攻撃 | ジャンプした後に通常攻撃を行うと発動。スタミナを消費して落下攻撃を行う。 |
回避反撃 | ジャスト回避に成功した後、一定時間内に通常攻撃を行うと発動する。 |
共鳴スキル:流風
自身の前方に小さな竜巻を発生させ、(ボスや大型を除く)敵を引き寄せる。
3凸すると敵に与えるダメージが40%アップ。敵を引き寄せる効果が強くなり、範囲も拡大する。
共鳴解放:旋風
自身の前方に巨大な竜巻を発生させ、(ボスや大型を除く)敵を引き寄せて高い気動ダメージを与える。
5凸すると敵に与えるダメージが85%アップ。
共鳴回路:音を乗せる軽羽
重撃・風一閃 | 【流れる響き】が3Pt溜まった状態で重撃、または回避反撃を行うと発動する。敵に気動ダメージを与える。 |
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空中攻撃・羽乱舞 | 【流れる響き】が3Pt溜まった状態で空中攻撃を行うと、【流れる響き】のPtを全て消費して、空中で連続攻撃が発動する。さらに着陸時、納刀攻撃を放って気動ダメージを与える。4凸の状態で使用した場合、敵に与えるダメージが95%アップする。 |
※【流れる響き】は通常攻撃4段目、「重撃・風の唄」「共鳴スキル・流風」「変奏スキル・紺色礼賛」のどれかが命中すると1Ptずつ獲得できる。
変奏スキル:紺色礼賛
協奏エネルギーが溜まった状態で、他キャラクターと交代して登場した際、敵に気動ダメージを与える攻撃を行う。
終奏スキル:息継ぎ
協奏エネルギーが溜まった状態で、他キャラクターと交代して退場する際、そのキャラの共鳴エネルギーを継続的にチャージさせる。
この効果は5秒間継続し、1秒毎に共鳴エネルギーを4Ptチャージする。
固有スキル
解明 | 「空中攻撃・羽乱舞」発動後、スタミナを30Pt回復する。 |
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慈しみ | 「変奏スキル・紺色礼賛」発動後に8秒間、秧秧が敵に与える気動ダメージが8%アップする。 |
余談
リリース開始まで長らくPVやビジュアル等に何度も登場し、アプリのアイコンにもなっている秧秧だが、実際の出番・活躍は現地の協力員的な扱いとなっている。
目覚めた漂泊者が一番最初に目にした人物であり、潮汐任務(メインストーリー)でも漂泊者と行動を共にする機会が何度かあるのだが、後発の実装キャラ達のヒロイン度があまりに高く、かつプレイヤーの印象に強く残るのもあって、漂泊者のヒロインとして比べられたりされてしまう時がある。
他にも、本国では鳴潮のキャラクターの着ぐるみがリアルイベントに登場するのだが、その着ぐるみ秧秧の目から謎の迫力を感じるプレイヤーが多く、上述の扱いと合わせて一部ではネタとして扱われたりしている。
無論、純粋に着ぐるみ秧秧が好きだったり、そもそもキャラをこういう風に扱われる事を嫌うファンもいるので、要注意が必要である。