概要
ここでは日本の競艇(ボートレース)に出場する選手について取り上げる。
日本でボートレーサーになるには、福岡県柳川市にある「ボートレーサー養成所」(旧称「やまと競艇学校」→「やまと学校」)で1年間修学する事が必須で、男女ともに受験は可能(その他募集要項の詳細は公式サイトを参照)。
しかしながら入学の競争率自体が高い上、学校自体も全寮制で座学と実技とともに厳しい全体行動生活の指導を受けなければならない。
学内試験の基準に達しなければ強制退学になり、同期全員が無事に卒業できる事はほとんどないとされる。
これらの厳しさの背景に、ボートレースが一瞬の油断で大事故に繋がりかねず生命の危険と隣り合わせの競技という理由があるからともされている。
晴れて選手になれても、レースの開催期間中は八百長防止のため競艇場施設で缶詰の生活を送らなければならない。
フライング等のスタート事故を起こせばレースへの参加が強制中止になったり、スタート事故の回数が溜まると「斡旋停止」という処分を受けてレースへのお呼びがかからなくなり収入が減ってしまう。
また一定以上の成績が悪かったり視力などが衰えると、事実上の戦力外通告で引退を余儀なくされるともされ、非常に厳しい世界である。
その一方でトップクラスの選手にはかなりの高所得者もおり、少数ではあるが還暦を超えても活躍を続けてきた選手も存在する。
関連項目
野田昇吾:元プロ野球選手の現・競艇選手。