概要
「簡素化」とは簡素にすること。無駄なものや飾りを省き、本質的なものだけにシンプルにすること。
似たような意味の「簡略化」は「複雑なものごとを単純な状態にする」ことで、省かれたものが無駄なものかどうかは問わないが、区別はしばしば曖昧である。
ピクシブ百科事典の「簡素化」
冗長と思われる記述を簡略化する編集。編集内容欄に「本文を簡素化」などと書かれる。編集内容で「記事を加筆」などとコメントしているにもかかわらず、削除・簡素化を行なっている例も見受けられる(これは編集コメントとしては不適切である)。
記述の簡素化の際、記述の重複を削除したり、冗語(説明に必要ない余計な言葉)を省略するのならばいいのだが、省いてはいけない記述までも削ってしまい、結果として元の文章から意味が変わってしまう例も見られる。
例えば、「ぼっち・ざ・ろっく!」の記事にはかつて「作品タイトルのぼっち・ざ・ろっく!(BOCCHI THE ROCK!)は後藤正文の書籍ゴッチ語録(GOTCH GO ROCK!)、アニメの各話タイトルもアジカンの曲名が由来と思われる(※以下、各話タイトルの由来についての小ネタが延々と続く)」という憶測ネタが書いてあった。この記述が冗長と感じられたためか「本文に加筆」の編集コメントと共に小ネタを削り「作品タイトルの『ぼっち・ざ・ろっく!』(BOCCHI THE ROCK!)は後藤正文の書籍『ゴッチ語録』(GOTCH GO ROCK!)をもじったもの。アニメ版での各話タイトルもアジカンの曲名が由来と思われる。」という簡略化した形に書き直したユーザーがいた。結果として誤情報を断言する記述となり、原作者のはまじあきが言及する騒動になった。このミスリードネタに関しては元々不要な記述であったし、推測を表す「思われる」がアニメ版の各話タイトルのみにかかるか、作品タイトルの由来についての話題にもかかるか曖昧な悪文であったことも問題だが、意味を誤解したユーザーが雑に簡略化を図った結果、元の「問題のある記事」が明確に「誤った記事」に変わってしまったのである。
また単に意に沿わない文章を削除するユーザー、複数の意味について解説されていた記事を単独の意味だけについて解説した記事に書き直す、詳細な解説を削ってアッサリとした説明だけにしてしまう...といったユーザー(要は削除荒らし)が、自らの編集を「簡素化」と表現する例もしばしば見られる。「簡素化」のような雑なコメントを残すようなユーザーの編集には、注意が必要と思われる。