概要
結城りなとは、『星くずパラダイス』のキャラクター。
母親の再婚で宝生ひろしと義理の兄妹になった、アイドルをしている15歳の女の子。
母は世代を代表する大女優、結城静香。父は多くの名作を遺した映画監督の結城監督(故人)。
前述のように演歌の帝王・宝生健は母の再婚による義父にあたり、そのため彼の息子となる「未完成の大器」宝生ひろしは(一応の)義兄にあたる。
実は母親が再婚しているため「結城」は前姓(死別した実父の姓)であり芸名。現在の本名は宝生りなとなるはずなのだが、大抵の場合は(プライベートでも)「結城りな」で通している。
気も我も強い性格で、すぐに手が出る直情的な乱暴者。親と自身の多忙のせいで、家事も不得手。
なかなか、ひろしや新しい父親のことを認めようとはしなかった。
これは、他ならぬ義父である宝生健が騒動好きかつ芸能界きってのトラブルメーカーであるため、父としての役割を全く果たそうとしない(したい気持ちはあるが、大抵は空回って騒動に発展する)事にも原因がある。ただし、巻き添えを喰ってるひろしにとってみれば完全なとばっちりである。
ただ、なんだかんだと言って、ひろしと共に凄絶な巻き込まれ体質である上、存外と利害が絡まない相手には面倒見が良いため、様々なトラブルを引き寄せやすく、一方で芸能界で慕う者も多かったりする。アイドルであるためモテやすいが、恋愛に関しては天然のスルー体質でもあるため、関係者を自覚無く玩んでしまう事もある。
しかし宝生家の家事を自ら取り仕切り、自身の付き人もしてくれる、ひろしの姿に態度を軟化させ、徐々に認めて信頼を置くようになっていった。
のちには「芸能人の目」によって、ひろしに「俳優」と「演歌歌手」の才覚がある事に気付くようになる。