概要
またはアニメ『PSYCHO-PASS』16話「裁きの門」のこと。
※以下、16話のネタバレにつき、閲覧注意 |
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ノナタワーの地下でシビュラシステムの正体を目撃した縢秀星が、分子分解銃であるデコンポーザーモードに変形したドミネーターが放つ緑色の光に包まれながら「やってらんねえよ、クソが」と笑顔で呟き殉職するという、ショッキングで救いのないラストを観た視聴者が、衝撃のあまり色相を濁らせてサイコパスを悪化させてしまう現象。
また16話放送終了直後に公式ページに掲載された石田彰氏の「後は頼んだよ、コウちゃん。」というコメントを読んで「ハッキリした描写はないし、まだ生きてるかも…!」という僅かな希望を絶たれ、多くのファンがさらに色相を濁らせることとなった。
元々、虚淵玄+石田彰という鉄板とも言える組み合わせから縢の死や裏切りなどを予想する者は多かったが、あまりに不条理な縢の早期退場ぶりに欝状態に陥るファンが続出した。
遅効性で、鑑賞翌日や翌週など後からじわじわ効いてくるのが特徴。
救いを求めてpixivで『縢』タグを検索した結果、このハザードに罹患した投稿を多数目撃することになり、ますます悪循環に陥るなど感染力も持続力も高い。
因みに監督である塩谷直義は縢を死なせることにずっと反対していたが、虚淵玄は「ここで死なせないとダメなんです」と決して譲らなかったとのことである。虚淵は縢を「お気に入りのキャラクター」に何度も挙げているが、これも虚淵なりの愛情表現なのかもしれない。
生涯をシビュラシステムに翻弄され続けた縢の冥福を祈りたい。