CV:広橋涼
概要
「悌」のハートプリンセスの資格を持つ悌上たまきがツミトガノカケラにより罪獣化された姿。第6話で登場。罪獣にされても名前は変わらなかったが、区別をつける為、こちらでは罪獣化したブラックプリンセスについて解説する。
外見
目が虚ろになっており光はない。髪型やアクセサリーは2016年版以前の初期のものと変わらないが、衣装はピンクプリンセスと対になるデザインになっており、変身前の眼鏡はかけたままになっている。なお2016年版以前のものは、上半身の露出度がかなり際どいものになっていた。
武装
- 慚愧の幣(ざんきのぬさ)
変身アイテムが変化した主武装のステッキ。ピンクが滅却牢を展開した際はステッキを巨大化させ、振り回して暴れていた。
- 慚愧黒丸(ざんきくろまる)
プリンセスの基本的な武装スタイルの日本刀。他のプリンセスとは違い、刀身は黒い。罪獣化した際はこのスタイルで戦っていた。
本編での経緯
吠上房之介からこの世界の真実を聞かされ、何を信じれば良いか悩み、なかなか変身してくれないたまきに業を煮やした悌ちゃんが彼女を強制的に変身させ、直後仮面の男により罪獣化されてしまう。悌ちゃんだけでなく房之介にも攻撃し始める。しかし謎のゲートが開いたので、仮面の男が出したレーザーを受けた衝撃でゲートに吸い込まれ、羽仁はるか達がいた陽ノ杜学園に転送される。
戦闘能力
自分しか信じられなくなった不安定な精神状態が反映されていたのか、暴走して唸り声を発しており完全に理性を失っている。狼の姿となった房之介と激しい戦闘を繰り広げる、新人とは言えピンク、ブループリンセス、イエロープリンセスの3人を追い詰め、加勢に来たパープルプリンセス、グリーンプリンセス、ゴールドプリンセスも苦戦させるなど、スピードも戦闘能力も高い。
顛末
ピンクが展開した滅却牢に閉じ込められるが、その速さで捕えきれず浄化できない為、ピンクが新技・つかみ取りモードによって捕獲される。それも破るがすぐに生身のピンクに確保され、ゴールド達が繰り出す新技の乱ノ陣で浄化された。
こうして元に戻ったものの立っただけでフラつき、房之介に地狼族のアジトに連れていかれた。
ピンク達は状況を知らなかった為、プリンセスが罪獣化された状況に困惑していた。
この戦いはプリンセス同士の戦いだったのもあり、後味悪いとパープル達は述べている。
またピンクは捕獲した際、知ってる匂いがしたと彼女の正体までは気付かずにいた。
一方、事を起こした仮面の男は「時期尚早だった」と呟くのだった。
余談
- 人間が罪獣化するという唯一の例になっている。
- 罪獣は600年前に存在していたテスカトリポカを除き、七つの大罪に対応しているが、この罪獣ブラックは対応しているか不明。
- この事態を仮面の男は「いずれ時が満ちるまでの予行演習」、「月猫族の悪いようにはしない」と悌ちゃんに告げる。
- キャラクター設定・原画集の第5巻にはブラック変身時の名乗りが記されている。