2017年6月24日には2013年に製作したものの、お蔵入りにしたフルCG版がドキュメンタリー付きで1時間放送。時間帯としては19:00～20:00とゴールデンタイム枠での放送となった。その後も不定期的にドキュメンタリー付きで1時間放送していたが、(ドキュメンタリーはアニメ放送後に流れる)COVID-19の影響からか第8話以降、放送されなくなった。

しかし、Zingaro公式によれば2022年内の放映を発表している他、作中に登場する月猫族のぬいぐるみやピンクプリンセスとブラックプリンセスのTシャツが2021年8月に発売される、2022年11月には制作会社の公式Twitterが開くなど動きを見せている模様。監督の村上も2022年6月にインタビューに答える形でようやく完成に近付いたと公言している。該当記事しかしその2022年に放送される事はなかった。

また、2022年9月には第8話と思われるキービジュアルを公開し、同年の12月には鋭意製作中と公式Twitterにて正式に発表された。該当ポスト

だが放送日は未だ不明。

2023年2月には、第8話の設定画を公式Twitterにて投稿。

同年9月にはPONCOTAN公式Instagramにて第12話の絵コンテの制作風景が投稿。

2024年6月にはYouTubeにて第10話を制作している様子が投稿されていた。

同年8月には同じく第10話のチェックと第12話の絵コンテ確認をする様子がYouTubeにて投稿され、該当動画長らく発売されていなかった第7話のキャラクター設定・原画集が9月24日に発売された。

その内容によると当初2020年6月出版予定だったがCOVID-19によるパンデミックの影響でTVアニメの制作を行っているカイカイキキが倒産の憂き目に遭いかけた事と第8話、9話は完成しており、残り3話を制作しているとのこと。

果たして放送される日は来るのだろうか。

あらすじ

羽仁はるかは陽ノ杜学園に通う中学二年生。

学園祭で演じる予定の舞台の脚本を書いているがなかなか進まず、幼なじみの悌上たまきに急かされながらも、楽しい日々を送っていた。

はるかが住む陽ノ杜市には罪獣というモンスターが現れては人や街を襲う。

しかし陽ノ杜市には、罪獣と戦うハートプリンセスたちが存在した。罪獣から人々を守るプリンセス。そんなプリンセスに憧れるはるか。

「いつか、私もプリンセスに…！」

しかしある日、家で台本を書いていたはるかの元に不思議な猫、仁ちゃんが現れはるかに告げる。

「君にはプリンセスになる素質があるとお見受けした。どうだい、プリンセスになってくれるかい？」

(公式サイトより)

登場人物

ハートプリンセス

月猫族

地狼族

房路（声：三好翼）
族長（声：枝折努）

第三勢力

仮面の男（声：？？？？）

ハートプリンセスの家族

羽仁家

※両親とも遠征でほとんど家におらず、作中では未登場。

遠東豹（義堂家）

あみの義父(声：田村昇三)
あみの義母(声：雨宮夕夏)

東方移民会（悌上たまき宅）

ノルブ(声：京田尚子)
ウルガ・ナカフタミ
ゴロー・ジオータ
ドイラ・ノガシラ
コバ・イセキ

（※ノルブ以外の4名は世界観資料にて名前が判明している。他にも子供達や大人がいたが、名前は不明。）

陽ノ杜学園

中等部生徒

さあや
かりん

校長

校長先生(声：龍田直樹)

中等部教師

哲学教師(声：遠藤綾)
世界史教師(声：西村知道)

高等部教師

数学教師(声：佐藤亜美菜)

部活の顧問

カナモリ（声：井上和彦）

その他

車掌(声：比嘉良介)

第5話で初登場。機械めいた身体の車掌で、はるか達が郊外のミュージカル合宿に向かう際、峡江鉄道の列車の業務を担当していた。5話以降も度々登場している。「だっしゃー」が口癖。

野盗団（第2話でたまきの回想で登場した集団。名前は世界観資料で判明）

ドクロ(声：岩崎ひろし)
ナッツ(声：野川雅史)
アーク(声：平井貴大)
ポンプ(声：市川亨)
ベレー(声：原田男)
- タンク
- カゲ
- ガメル
- アイスマン
- クロコ

伝説のプリンセス（ふゆせ以外のプリンセスはキャラクター設定資料から引用）

仁科路あとみ／先代ピンクプリンセス
悌永良りょうこ／先代ブラックプリンセス
義逆田はどり／先代ブラックプリンセス
南布礼ひずも／先代イエロープリンセス
智隼川せん／先代パープルプリンセス
大忠貫むれ／先代グリーンプリンセス
武渓信みつ／先代ゴールドプリンセス
孝愈川ふゆせ／先代ホワイトプリンセス（声：三石琴乃）

用語

月猫族

600年前からココロノタマを守護する猫の種族。プリンセスの資格がある少女と契約し、ココロノタマを託す。

地狼族

狼の種族。月猫族と敵対し、罪獣を使ってこの世界を破壊し、ココロノタマを狙う存在。

ハートプリンセス

月猫族に選ばれた少女が成れるという、伝説の戦姫巫(いくさひめみこ)。いわゆる魔法少女的存在。600年前から存在しており、罪獣を使う地狼族からこの星とココロノタマを守るのが使命。

ココロノタマ

この世界のバランスを保つため、月猫族が600年前から守護する大事なもの。詳細はリンク先で。

罪獣

地狼族が使役するモンスター的存在で街を破壊している。生み出すにはツミトガノカケラというものが必要であり、人類の七つの大罪に対応している。

陽ノ杜市

物語の舞台となる都市。動かない風車が都市のシンボル。

峡江鉄道

第5話に登場した車掌が乗務する鉄道。はるか達は郊外のミュージカルに向かう際、この鉄道を利用した。

仮面の男と悌ちゃんは、よくこの駅構内でやり取りをしている。

東方移民会

10年前、陽ノ杜市への移民に成功した人々の団体。ノルブという老婆がこの移民会の長を務めている。色々な人種の人々が集まっており、たまきもその1人である。自分達を迎えてくれた陽ノ杜市への感謝と、滅びゆく世界に祈りを捧げる。

陽ノ杜学園

陽ノ杜市に建つ中高一貫校。3学年制の中等部と高等部があり、それぞれ男子クラスと女子クラスに分かれている。

陽ノ杜学園秋乃大文化祭

陽ノ杜学園で秋に行われる文化祭。はるか達民俗部はこの為にミュージカルの練習をしている。

この世の果ての境界線

第5話ではるか達が合宿で向かった場所。雪で辺り一面が覆われており、はるか達はそこにそびえ立つ洋館で合宿をした。

アメツチノマナ

星の生命エネルギー。

勿忘郷

600年前、地狼族が住んでいた場所。当時は「狼郷」と呼ばれていたが、プリンセスとの大戦争で滅亡し、今はこの名で呼ばれている。

牡丹の痣

プリンセス全員(未覚醒の者を含め)身体のどこかに浮き出る痣。契約の際などに現れる。痣が現れる位置や色はそれぞれ異なる。

スタッフ

制作	STUDIO PONCOTAN
総監督	村上隆
脚本・シリーズ構成	中川大地
キャラクターデザイン	mebae
メカデザイン/世界観設定	JNTHED
CGアニメーション監督	三浦武蔵(STUDIO PONCOTAN)
編集	野々村谷有美
美術監督	小倉宏昌
音楽	諸橋邦行
音響監督	なかのとおる
プロデューサー	中薗大雅
制作・著作	カイカイキキ

音楽

ED：五條真由美「ROCK you Princess!」

作詞・作曲：STAR BALL CLUB　編曲:川瀬智

※EDアニメの振り付けは前田健が生前行っていたようだ(2016年に急逝)。1〜4話までは、ヴェルサイユ宮殿で開催された村上隆の個展にて上映したものと同じ映像だったが、5話以降は映像を変え前半は、はるかとたまきが陽ノ杜学園の文化祭の中で踊り、後半のサビは6人のプリンセスが滅却牢の上で踊っている。なおダンスは以前と同じものである。

各話リスト

話数	タイトル	放送日
1話	然れども天地の御真名	2016年12月30日(※)
2話	日の光の力等しき一日。	2017年12月23日
3話	響け『義』の歌！情熱の青牡丹	2018年6月17日
4話	謎の転校先生	2018年9月22日
5話	この世の果ての境界線	2019年3月31日
6話	信じるものは何ですか？	2019年5月26日
7話	勿忘郷(わすれなのさと)	2019年9月21日