概要
羹(あつもの)とは熱い吸い物(汁物)を、膾(なます)とは細かく刻んで酢などの調味料で和えた食肉または魚介類を指し、熱い汁を飲んで口の中を火傷してしまったことに懲り、膾のような冷たい料理にも息を吹きかけて冷まそうとする様子を意味する。そこから転じて、「再度の失敗を恐れるあまり、無意味と思われる物に対しても必要以上に用心する例え」を指すようになった。
出典は「楚辞」の第九章。
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