概要
この発言は2000年8月19日と8月20日にサザンオールスターズが神奈川県茅ヶ崎市の茅ヶ崎公園野球場で開催した野外ライブ『茅ヶ崎ライブ』の終盤で、桑田佳祐がライブの開催に向けて協力してくれた茅ヶ崎市民や市の関係者及びファンへの感謝の言葉として述べたものである。発言したタイミングが同ライブのアンコールの最後の曲「心を込めて花束を」を歌唱する直前だったため、同年11月1日に発売された46作目のシングル「この青い空、みどり 〜BLUE IN GREEN〜」のカップリングとしてその音源が収録された際にもそのまま残されている。
『茅ヶ崎ライブ』は前年の年越しライブで桑田が「来年の夏、茅ヶ崎で海で、コンサートやりたい!でもこれはあくまで夢ですよ!!」という発言をした事がきっかけで茅ヶ崎市民有志が署名運動を行い、添田高明茅ヶ崎市長(当時)が受理し関係各所との協議の末実施されたライブであり、会場の周辺に住宅が隣接しているなどの課題に、周辺の交通整理やゴミ拾い運動などで関係者やボランティアが積極的に対応をしており、多くの関係者やファンの協力なしでは実現し得なかった事を受けての感謝の言葉だった。かねてから桑田は生まれ育った茅ヶ崎への思い入れの強さを語り、楽曲にもそのモチーフを取り入れており、後年には茅ヶ崎での少年時代を歌った「MY_LITTLE_HOMETOWN」が制作されている。2023年秋に開催された『茅ヶ崎ライブ2023』ではテーマ曲として「歌えニッポンの空」が制作され、演奏する際にも桑田本人が「ここ(茅ヶ崎)で生まれて良かったという実に他愛もない新曲を歌わせてください」という言葉を発している。同曲のレコーディング当時には自分の故郷や離れた場所を思う日本人の心の内に寄り添う旨や、日本中が過疎化している現状を憂う旨を語り、そういったことを気に留めたり、茅ヶ崎ライブで歌うことを念頭に置いた上で作詞をした旨を語っている。また、茅ヶ崎に限らず国民それぞれの『故郷』に対しての思いも念頭に置いた旨を語っている。