蓮柄円
1
はちすがらまどか
戦闘破壊学園ダンゲロスのキャラクターである。
白いフードつきのパーカーを着た、黒髪ボブで切れ長の目をした、ボーイッシュな女の子。
希望崎学園と同じ魔人学園の一つ「妃芽薗学園」(女子校)出身の環境美化委員。
かつてハルマゲドンに巻き込まれて命を落としたが、今は亡霊となり、争いに巻き込まれた人々を導く水先案内人をしている。
家族関係は一人親の母子家庭。
彼女がものごころつく前に母は彼女を連れて家を出たため、父や姉の存在を知らずに育った。
父方に残された同形異音の名をもつ実姉の「蓮柄円(はちすがらつぶら)」とは双子の関係。
しかし、双子とは言っても顔のつくり以外は互いの容姿はまるで異なり、姉のつぶらは長い銀髪の碧眼で長身痩躯である。
- 死体を収拾して自身の心象世界に安置(保存)する能力。
- 第一の効果
- 瞬時に死体を自身の心象世界に安置(保存)する。
- 腐敗の始まった有機体であれば、死体でなくとも吐瀉物や排泄物なども、その腐敗臭ごと対象に選ぶことができる。
- ただし例外として、不死者等の死の概念を超越した者は肉体が腐敗していても対象にできない。また無機物であっても、死の概念を宿すものは、その死後に対象とすることができる。
- 安置(保存)した死体は心象世界から瞬時かつ自在に出し入れ可能。
- 第二の効果
- 安置(保存)していた死体を葬り去る。
- 対象の名を刻んだ墓標を心象世界に打ち立てることで、対象の死体を葬り去ることができる。
- 死体が葬られると、対象と生前に関わりのあった者達の記憶の中から、その葬られた者に纏わる思い出が薄められ、その差分が蓮柄まどかの心に刻み込まれる。
- 蓮柄まどかは、一時期は人形のように無機質な状態にあったが、この効果によって、様々な「想い」を心に刻み込むうちに、元来の面倒見の良い明るい性格に戻った。
面倒見がよく責任感が強いため、困っている人がいると放って置けないお節介焼き。
それが災いしてハルマゲドンに巻き込まれて命を落とした。また、死後はハルマゲドンに巻き込まれて命を落としていく人々のことが放って置けずに亡霊となる。
環境美化委員の性か、アキカンを見るとじっとしてられず、ある世界線ではその不意を突かれて殺されている。
自ら相手に挑むようなことはしないが、腐った死体を心象世界から呼び出して相手にぶつけるという、えげつない防衛手段をとるため、その面倒見の良さに反して周囲からは避けられ気味。
なお、呼び出した死体は即座に心象世界に戻すため、彼女やその周囲が汚れたままになることはない。
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【今までのあらすじ】 ある夏、まどかは、親友のカナを誘って観劇に行った。その日の夜、自室でカナとの思い出を振り返っていたまどかであったが、母親からカナが帰り道に事故に遭って亡くなったことを知らされる。気持ちの整理もつかないまま、親友をうしなったまどかであったが、深い喪失感の中、参列したカナの葬儀でカナの母親から心無い言葉を浴びせられる。 カナのために死ぬ、けれど死に方を知らないまどかは、生きることも死ぬことも、そのどちらも選べずに茫然自失の日々を過ごしていた。 そして、クラスメイト皆を招いて行われるカナのお別れ会の前日。カナの両親は葬儀でのことを謝罪したいとまどかの母親に願い出る。そのことを母親に知らされ、一度は会うことを決めるまどかであったが、カナとその両親への自責の念から、どのような顔で会えばよいかわからず、居たたまれなさから、約束の時間を前に家から逃げ出してしまう。 まどかは逃げこんだ公園の片隅でセミのなきがらを見つけ、何となく目を離すことができなくなる。 一方で姿を消してしまったまどかを心配し、まどかの母とカナの父親はまどかを探すことにする。そして、公園の片隅でじっとしているまどかを見つけたカナの父親は、その傍にすっと腰をすえた。 【登場人物】 ・まどか:いつもフード付きの白いパーカーを来た黒髪ボブの切れ長の目の女の子。小学5年生。夏休み、親友のカナを観劇に誘う。ひとり親家庭で母親と二人暮らし。父親のことは名前も顔も覚えていない。 ・カナ:まどかの親友。観劇後、まどかと別れた帰り道で不幸な事故に遭い、そのまま亡くなってしまう。 ・おじさん:カナの父親。カナが生きていた頃、カナの父親は、まどかを誘って娘と三人でよく遠出した。まるでもう一人の娘のようにまどかを感じることもある中、まどかも知らず知らずのうち、カナの父親を自分の父のように慕っていた。 ・おばさん:カナの母親。カナが生きていた頃は、まるで自分の娘のように可愛がり、夕食に誘うなど、ひとり親家庭であるまどかが温かいご飯を食べれているのか気にかけていた。カナの死後、あの日カナを迎えに行かなかった自分に対する行き場のない怒りから、葬儀の席でまどかに辛く当たってしまい、深く後悔する。 ・まどかの母:女手一人でまどかを育てている。平日はいつも帰りが遅い。631文字pixiv小説作品