概要
白いフードつきのパーカーを着た、黒髪ボブで切れ長の目をした、ボーイッシュな女の子。
希望崎学園と同じ魔人学園の一つ「妃芽薗学園」(女子校)出身の環境美化委員。
かつてハルマゲドンに巻き込まれて命を落としたが、今は亡霊となり、争いに巻き込まれた人々を導く水先案内人をしている。
家族関係は一人親の母子家庭。
彼女がものごころつく前に母は彼女を連れて家を出たため、父や姉の存在を知らずに育った。
父方に残された同形異音の名をもつ実姉の「蓮柄円(はちすがらつぶら)」とは双子の関係。
しかし、双子とは言っても顔のつくり以外は互いの容姿はまるで異なり、姉のつぶらは長い銀髪の碧眼で長身痩躯である。
魔人能力【モータル・アンダーテイカー】
- 死体を収拾して自身の心象世界に安置(保存)する能力。
- 第一の効果
- 瞬時に死体を自身の心象世界に安置(保存)する。
- 腐敗の始まった有機体であれば、死体でなくとも吐瀉物や排泄物なども、その腐敗臭ごと対象に選ぶことができる。
- ただし例外として、不死者等の死の概念を超越した者は肉体が腐敗していても対象にできない。また無機物であっても、死の概念を宿すものは、その死後に対象とすることができる。
- 安置(保存)した死体は心象世界から瞬時かつ自在に出し入れ可能。
- 第二の効果
- 安置(保存)していた死体を葬り去る。
- 対象の名を刻んだ墓標を心象世界に打ち立てることで、対象の死体を葬り去ることができる。
- 死体が葬られると、対象と生前に関わりのあった者達の記憶の中から、その葬られた者に纏わる思い出が薄められ、その差分が蓮柄まどかの心に刻み込まれる。
- 蓮柄まどかは、一時期は人形のように無機質な状態にあったが、この効果によって、様々な「想い」を心に刻み込むうちに、元来の面倒見の良い明るい性格に戻った。
人物像
面倒見がよく責任感が強いため、困っている人がいると放って置けないお節介焼き。
それが災いしてハルマゲドンに巻き込まれて命を落とした。また、死後はハルマゲドンに巻き込まれて命を落としていく人々のことが放って置けずに亡霊となる。
環境美化委員の性か、アキカンを見るとじっとしてられず、ある世界線ではその不意を突かれて殺されている。
自ら相手に挑むようなことはしないが、腐った死体を心象世界から呼び出して相手にぶつけるという、えげつない防衛手段をとるため、その面倒見の良さに反して周囲からは避けられ気味。
なお、呼び出した死体は即座に心象世界に戻すため、彼女やその周囲が汚れたままになることはない。