『この先DANGEROUS(ダンゲロス)!命の保証なし』
概要
もともとはジャンプ感想の傍ら作家活動などでも知られた架神恭介がルールを創作した、インターネット上で対戦するTRPGのようなゲーム。生徒会と番長の2チームに分かれ、転校生の妨害をかわしながら戦い、勝利を目指す。
その世界観、登場したキャラクターを勝手に使用して広げることが認められ、推奨されている。
その後ゲームを元にした小説を架神自身が執筆、第3回講談社BOX新人賞Talentsを受賞し、講談社BOXから出版された。その後、架神の小説のコミカライズも行われている。
世界観
己が妄想を「認識」へと転じ、その認識を自分以外にも押し付けることで
現実世界において使用する能力を得た魔人たち。
彼らは大人になっても力を持ち続け、歴史の転換点でも影響を与えてきた。
しかし覚醒した魔人の中には欲望のままにパワーを振るう者も少なくなく、
日本各地の学校は殺人・レイプ・強盗が横行する世紀末の様相を呈していた……。
「戦闘破壊学園ダンゲロス」、それは魔人たちが跳梁跋扈する私立希望崎学園を
地元の不良たちが恐れて呼ぶ名である。
参加・二次創作
ゲームへの参加は誰でも自由で、二次創作、三次創作も自由である。講談社BOXから出版された小説でもその旨が記されており、小説のキャラクター・設定等を使用・改変した二次創作は個人、法人問わず、商用でさえ自由であると明記している。
(ただし著作権を放棄しているわけではない。また二次創作作品も同じ条件で更なる二次創作を認めることが条件としている)
このようなスタンスのため、原作者もコミック版ダンゲロスの印税は得ていないことを公言している。
講談社BOXから出版された小説版もリプレイ小説風の仕立てになっており、ゲームで使用されたキャラたちが登場し、殺されたりエロい目にあったりしている。実際はリプレイではないようで、小説で創作されたキャラ、設定が改変されたキャラもおり、事実上はオリジナルの小説である。
しかし経緯が非常にわかりにくいのも確かで、受賞時の選考メンバー座談会でも規約上出版できるかどうか微妙だったようなコメントがされている。参考リンク
シェアワールド的作品ではあるが、今のところは原作者のカラーが強く出ている感もあり、二次創作は行われているが商業化されているのは原作者の架神の小説と、そのコミカライズだけに留まっている。しかし原作者もコミック版オリジナル要素がどうなるのかほとんど知らないようだ。
原作者的にはエロ、BLなども大歓迎としている。