声:内田夕夜
舞台版演者:細貝圭
概要
ポート・マフィアの準幹部。
一構成員でしかなかった自分を見出し、準幹部にしてくれた恩から、現首領ながら人望の薄い森鴎外派に立つ。
立方体の形をした亜空間を作り出して自由に操る異能を持つが、詳細は不明。
極度の寒がりで、いつもイヤーマフやマフラーをしているが、それでもとても寒いとの事。
関連タグ
太宰治(文豪ストレイドッグス) 中原中也(文豪ストレイドッグス)
以下ネタバレ注意
正体
実は「蘭堂」という名前は本名では無い。
彼の本名は「アルチュール・ランボオ」。「蘭堂」という名前は本名の英語表記を読み間違えた為に作られた偽名である。
最高位”超越者”級の異能を持つ世界でも数十人しかいないという欧州の異能諜報員で、擂鉢街での爆発から「太宰、中也 15歳」当時までに至る一連の”荒覇吐(あらはばき)事件”の犯人である。
「太宰、中也 15歳」当時の八年前、日本政府が発見したという、未知の高エネルギー生命体の調査・奪還の目的の為研究施設に潜入し、任務を果たし脱出しようとした際、一緒にいた仲間であり親友の裏切りにより敵に囲まれてしまう。
その当時使役していた異能生命体では包囲網を突破でき無かった為、奪還した高エネルギー生命体を使役すれば突破できると考え、その高エネルギー生命体を取り込もうとする。
しかし、取り込まれたのは安全装置―――つまり人格のみだった。
安全装置の外された高エネルギー生命体は暴走、広範囲にわたって地面がえぐれる程の大きな爆発を起こす。その爆発の跡が、後の擂鉢街である。
ランボオは異能で作った亜空間で遮ることで爆発の衝撃を緩和し一命は取り留めたものも、それでも記憶喪失・重症に陥る程の衝撃だった。
なぜ脱出の際敵に囲まれてしまったのか、親友はどうなったのか忘れてしまったランボオは、かつて自分が潜入した研究施設の調査と、自分の記憶の穴を持っているはずの本物の荒覇吐を見つけるため、”荒覇吐事件”を首謀した。
太宰・中也の共同戦線に負けた後、親友に裏切られ殺されようとされた事、自分の手で仲間であり親友を殺したことを思い出し、中也に「生きろ」と囁くように言い、息を引き取った。
ちなみに、裏切り者として遺品はほぼ燃やされたが、荒覇吐に関する調査資料と帽子は、燃やされず残った。
そして荒覇吐に関する調査資料はポートマフィア管理に、帽子は中也にポートマフィア加入の贈り物として渡った。
異能力
能力名 | イリュミナシオン |
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解説 | 亜空間(通常の空間から隔離された別の空間)を作り出し、それを操ることができる。亜空間は物理法則を受け付けず、蘭堂自身が中に入れない限り亜空間を誰も出入りすることができない。亜空間内に存在する死体を操り、それを異能生命体として使役することもできる。一度に使役できる異能生命体は1人のみ。先代首領も彼が使役する異能生命体で、墓をわざわざ掘り起こしたという |