誘導分岐
- 仮面ライダーに登場する蠅の能力を持つ改造人間の名称。→ハエ男。
- ドラゴンクエストシリーズに登場する虫系のモンスター。→ハエおとこ
- ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズに登場するキャラ。→バクスター・ストックマン
- 小説『蠅』、及びそれを原作とした映画『恐怖の蠅男三部作』。その映画のリメイク作『ザ・フライシリーズ』に登場するクリーチャー。→本項で解説
概要
物質転送機の研究をしていた科学者が、自らを被験者として装置の人体実験を行った際に装置にハエが紛れ込み、その結果ハエと(遺伝子レベルで)融合してしまった姿。
原作、および旧映画版では『頭部と片腕がハエ』と言う姿をしており、それ故に言葉を話す事ができない。その為に意思疎通の際は文字を使ってやり取りを行う。
また、転送装置の特性なのか、『頭部と左腕がハエになった人間』と同時に、『頭部と左前足が人間になったハエ』の、二種類の融合した存在が生まれてしまう。この融合した二つの存在を、再び転送装置に入れて転送し直すことで、それぞれ元の生命体に戻る事が出来る。
「蝿男の恐怖」では、元に戻れずに蝿男はプレス機で頭部と左腕を潰し自殺。近くのクモの巣に、頭と左腕が人間のハエがひっかかり、クモに襲われるところが目撃されている。
「蝿男の逆襲」では、息子が悪人の手により同様の姿にされてしまう。ハエの種類が異なるためか、蝿男の頭部デザインは前作に比べやや異なる。また、人間の頭を持つハエも登場。本作では互いに元に戻れる。
リメイク版では当初こそ人間の姿を保っていたが、異常な身体能力を得るのと同時に、徐々にその肉体に変化が訪れ最終的に異形の怪物になってしまう。
当初はハエの能力ゆえに、力も増し健康体となるものの、その肉体は徐々に崩れていき、更には口から溶解液を放つ事も可能になる。この溶解液は、人体も簡単に溶かせるほど強力。
恋人と転送機で融合し、更なる生物として進化を試みた。しかし直前に転送機の配線を断線させられ、装置のエラーで転送機そのものと融合し、さらなる異形になってしまった。
二作目では、息子が蝿男化する。自身と恋人との間に生まれた子供にもその性質が受け継がれており、出産直後は昆虫の蛹のような姿で、その殻の下には普通の人間の赤ん坊がいた。
急速に成長(一年で五歳程度、五年で成人にまで達する)し、知性も普通の人間以上に高くなる。父親同様に転送機の実験と研究開発を受け継ぎ、ほぼ完成に近づける。
父親の事を知り、自身が人間に戻れるようにと手を尽くすが、次第に繭状に身体が変化し、羽化して蝿男の姿となる。父親譲りの溶解液を口から放つが、転送機と、ある方法を用い、人間に戻った。
恐怖の蠅男シリーズ版
ザ・フライシリーズ版
関連タグ
透明人間と蝿男:大映が製作した映画。本作の蝿男は、薬品を浴びる事で蝿男に変身したものだが、「蝿のように小さくなり」「自在に空を飛ぶ」という「蝿のような能力を持つ小人」であり、昆虫の蝿とは融合していない。旧日本軍が開発した秘薬という設定で、これを用いて殺人鬼や悪人が蝿男化し、警察および協力者の透明人間と対決する。
モンスターVSエイリアン:蠅男へのオマージュであるコックローチ博士がメインキャラクターの一人として登場した。