概要
CV:緑川光(SS版)/優希比呂(PS版)/一条和矢(OVA)
西御寺有友とは、『同級生2』のキャラクター。
主人公の同級生で西御寺財閥の御曹司。主人公と様々な面で張り合おうとするライバル的存在だが、主人公にいいようにあしらわれている。
父親の偏った教育の影響もあって、物事はもちろん恋愛までも全てお金で解決できると思っている。それは潜在意識的に自信がない表れであり、家が上流階級であることを何かと引き合いに出す偏った性格。恋愛のために、卑劣な策略を用いることもある。
恋愛の本命は唯だが、こずえや鈴木ひろ子など他の娘にも気があり、友美やいずみにも言い寄っている。しかし篠原いずみからはその本質を見抜かれて嫌われていて、いずみは有友のパーティーの誘いも断っていた。
唯を自分のものにするために、策略を用いて主人公と唯の仲を引き裂こうとするが失敗して、「西御寺くんなんかどうでもいいよ」という唯の言葉を聞いて、ショックで卒倒するなど、唯に対する気持ちは本物である。
外見で相手を判断したために、ひろ子の正体がみのりだと知らずに、みのりの告白を振って、冬休み明けにみのりがひろ子だと知った有友はかなり悔しがった。
PS版で登場する異母妹・西御寺静乃のことは大切に思っており、静乃からも慕われるなど、静乃にとっては良い兄である。ちなみに静乃エンディングでは、有友は唯と親しくなった様子が綴られている。
OVA版では、ゲーム版での嫌味な部分が抑えられていて、それほど偏った性格ではなくなっている。ややギャグキャラ化しながらも、芳樹と共に主人公を助けることもあるなど、悪友のような存在へ変更されている。後日談では、いずみとは親しくなった様子を見せていた。
余談
当初は、唯をものにするために主人公と唯を罠にかけるなど、卑劣な手段も厭わない悪質な性格だった。
しかし、PS版では、静乃と主人公の交際を反対する有友は主人公に決闘を挑み、決闘に敗れたときは潔く静乃と主人公の仲を認めて、主人公に西御寺家を任せて自分は跡継ぎから身を引くなど(静乃エンディングで主人公が静乃と婚約して西御寺家の婿養子になったことが綴られていた)、身分や金に執着しない潔いところを見せている。
またOVA版では、唯に好意を寄せているものの、唯の気持ちを尊重して、主人公と唯の仲を取り持つなど、主人公の良き悪友として描かれていて、ゲーム版と違っていずみにもその人柄を認められて、後日談ではいずみと親しくなっていた。
移植版やアニメ版をへて、嫌われキャラからライバル兼悪友的な存在に変わり、ある意味救われたキャラである。