概要
「刀語」第十話のタイトル。およびそれに登場する刀。
完成形変体刀十二本の1つで、『誠実さ』に主眼を置いて造られている。
刀身を持たない刀(柄と鍔のみ)で、他者を斬る刀ではなく己自身を測る(切る)刀とされている。
限定奥義はその特性に擬えて、自身の戦闘力の全てを防御・回避に回す戦法『誠刀防衛』。誠刀銓がなくても可能に思えるが、保有することでこんな武器で戦えるかという思考になり、結果的に命だけは助かる事になる。持ち主の生存を第一に考えた誠実な刀である。
上記の性質から、これを渡された皿場工舎は「流石に忠誠心が尽きる」(アニメ版では「流石にコレ、どうしようもないんですけど……」)と愚痴った。
その後の戦いの経緯を見ていると、銓が自ら破壊されて戦闘を強制終了させた、とも取れるため、ある意味本来の持ち主に使われていた頃よりも十全に完成形変体刀としての機能を発揮した例となるかもしれない。