「サテライトブラスター、発射!」
概要
CV:遠藤綾(地球防衛軍4) 恒松あゆみ(地球防衛軍5・地球防衛軍6)
『地球防衛軍4』に登場するキャラクターで、プレイヤーを支援する謎の人物。主にエアレイダーの衛星支援時に無線で登場する。
前線で戦う隊員ではないため、性別が女性ということ以外の素性や容姿は判明していない。スタッフロールの役名のほか、ゲーム内での言動から、プレイヤーの間では兵器開発系の科学者だろうということになっている。
支援方法・彼女の性格
彼女はEDFの衛星兵器「ノートゥング」を使用してストームチームらを支援する。本来、ノートゥングは総司令部の承認が必要な極秘兵器であるが、彼女は「ストームチームが支援要請した場合のみ」独断でも使用するという一方的な通達を出している。
この際、ノートゥングに不正アクセスを行ってシステムをクラッキングし各種武器を使用しているらしいのだが、要請さえできれば失敗したり阻止されたりすることは無く、確実にやってのける。
歴代シリーズに見られる本部の罠のようにEDFは肝心な所でセキュリティが甘いのか、彼女が天才的なハッカーであるおかげなのか、役に立っているから黙認されているのか…今のところ、真相は誰にもわからない。
ノートゥング使用時は他のEDFの兵士のように発射宣言を叫ぶこともあるが、憎しみを込めたような声で「全て消滅すればいい・・・」や「蒸発しなさい!」などと物騒な発言をすることもある。
この尋常ならざる憎悪と狂気をにじませる言葉が意味するところは各隊員の想像に委ねられるが、インパクトの大きさのせいで一部プレイヤーから「サテキチおばさん」のあだ名をつけられてしまった。
使用可能な兵装
- サテライトブラスター
レーザーポインタで発射地点を指定すると、そこに向けてノートゥングから攻撃用レーザーが持続的に照射される。照射中もレーザーポインタで発射地点を変え、攻撃地点を移動させられる。そのため大物への集中攻撃から雑魚の薙ぎ払いまで広く活用できる。
- スプライトフォール
レーザーポインタで発射地点を指定すると、その周囲を掃射するようにノートゥングから高威力のレーザーが何本も連射される。サテライトブラスターと違い発射地点の変更は不可能だが、大物への斉射や、指定のエリアをまとめて焼き払うような使い方ができる。
- ラグナブラスター
レーザーポインタで発射地点を指定後、その地点に向けてノートゥングの最終武器「ラグナブラスター」を発射する。サテライトブラスターのように位置を移動できるが、こちらは上空の四方八方から爆裂するプラズマ弾のようなものが降り注ぐ。彼女曰く、「人類の最後の切り札」とのこと。
5シリーズの謎の女科学者
世界観が一新された『地球防衛軍5』ではサテライトブラスターがバルジレーザーと名を変え、こちらの運用は正規部隊「EDFサテライトコントロール」の沈着冷静な男性オペレーターが担当するようになった。
もうひとつの衛星光線兵器スプライトフォールの方を担当するのが似たポジションの女性科学者なのだが、担当声優の熱演もあってさらに強烈なキャラクターとなっている。
侵略者への憎悪らしきものを滲ませていた4の科学者に比べて、こちらは本人いわく「スプライトフォールの力を怖れて封印した」EDF司令部に対して鬱憤がたまっているらしく、天から降り注ぐビームの嵐に恍惚と「神をも滅する光の槍ィ…」と呟いたかと思えば、焼き払われる敵の様子に「アーハッハッハ!」と音声が割れ気味になるほどの哄笑を響かせるなど、実戦でスプライトフォールが使われるたび熱っぽい喜びに沸いている。
活躍の場を作ったエアレイダーに「あなた、見る目があるわぁ…」「イイ男ね…」などとわざわざ私語の通信を入れてくるのもあって、功績ポイントを稼ぎやすいミッションでスプライトフォールを撃ちまくると通信がえらくにぎやかになる。
EDF6で登場する同業者のような特異な境遇ではないにもかかわらず、作中最強クラスの超兵器を自ら製作・運用しているあたり天才であることには間違いない。
そのEDF6では劣勢の状況にもメゲず一人で新兵器の開発を続けていたり、なぜか民間人から要請が飛んで来て「もう一回!」と言い出したり、優勢になってからは司令部に認められ出力アップを喜ぶ様子を見せたりと、エアレイダー支援要員の中でもいっそう目立っている。
狂気の方向性こそ違うが、こちらはスプライトフォール専任になったので「スプキチおばさん」と呼ばれることもある。
「デジボク地球防衛軍」の謎の女科学者
歴代キャラが勢揃いしたスピンオフ作品『ま〜るい地球が四角くなった!?デジボク地球防衛軍 EARTH DEFENCE FORCE WORLD BROTHERS』では、「エアレイダー(EDF4)」のスペシャル攻撃で登場。
相変わらず衛星兵器をブッ放しながら「アハハハハハ!みんな滅びてしまいなさい!」「なんて綺麗なの…」といった過激な台詞を連発する。
このエアレイダー(EDF4)、声質も若く少年の様な口調なのだが、加入時の台詞や各種説明を見ると「本当はオーケストラの指揮者を夢見ていたが戦場に駆り出された」らしく、しかも女科学者の息子であるような掛け合いを演じる。つまり彼女は「サテキチ母さん」だったのである。
上記のスペシャル攻撃でも、発動させたエアレイダー本人は「神を騙る悪魔の光!」とネガティブな印象を叫び、女科学者が喋った後、一面焼け野原状態の中「母さん…これが貴女の望んだ光景なんですか…?」等とつぶやく事がある。過激思想の母とは対照的に戦いを望んでいない様子。
ちなみにエアレイダー(EDF5)のスプライトフォールでも出てくる。こちらとの関係は不明。
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以下、項目先ネタバレ注意!
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以下彼女の最後の兵器についての記述あり
「神よ、許したまえ・・・」
- ルールオブゴッド
ハッキングしたマザーシップのジェノサイド砲を使用した支援攻撃。支援要請完了から少し間を置いて指定地点を90度真横にジェノサイド砲が薙ぎ払い、一帯を廃墟と化す。この性質上、支援要請後すぐに真横を向くと自爆する恐れがあるため、注意が必要。逆に視点の左右角度を調整すれば砲撃が走る方向を斜めに変えることもできる。
彼女は遂にフォーリナーの母船であるマザーシップの乗っ取りに一時的ながらも成功してしまうのである。電子攻撃によって操縦権を乗っ取っているらしいが、EDFの人員からは全く信用されておらず、説明文にも「不可能である」と断言されているほど。
しかし、レーザーポインタで対象を指定さえできれば、100%確実にハッキングに成功して支援が行われる。
EDFはもちろんフォーリナーですら想定外の攻撃手段であり、根本的に技術体系が異なるはずのシステムをクラックするなど、彼女は紛れもなく神に近い天才と言えるだろう。
ちなみに先述のデジボク地球防衛軍でエアレイダー(EDF4)が使用するスペシャル攻撃はまさにこの武器。
デジボク版はレーザーポインタではなく目標にビーコンを撃ち込む必要があり、当然外すと発動しないが、成功すれば母親の高笑いとともに殺戮光線が降って来る。
ちなみにEDF側の攻撃をほぼ完全にシャットアウトする敵キャラ「シールドベアラー」のバリアを貫通してしまう特効薬的な兵器でもある。
シールドベアラーのバリアにはエイリアン側の攻撃だけを識別し素通りさせるという厄介な特性があるのだが、エイリアンの兵器を乗っ取って撃つルールオブゴッドは、その特性のおかげでバリアを素通りして敵を吹っ飛ばすのである。