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超・モンスター事典_奈落の彼方に

ちょうもんすたーじてんならくのかなたに

「超・モンスター事典_奈落の彼方に」とは、ゲームブックシリーズ「ファイティングファンタジー」の劇中に登場するモンスターを集めたデータ集である。 原題は「BEYOND OF THE PIT」。
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概要

「超・モンスター事典_奈落の彼方に(以下、『超モンスター事典』)」とは、ゲームブックシリーズ「ファイティング・ファンタジー(以下、FF)」シリーズのゲーム内世界「タイタン」に登場する、各モンスターのデータ集である。

著者はアンドリュー・ライト。


原題は「BEYOND OF THE PIT」。

モンスター事典_奈落の底から」の続編で、同作に未収録のモンスターや種族、及びFFシリーズの新作(日本未訳作品)に登場するモンスターを主に取り扱っている。

また、それに伴い、舞台となるタイタン世界の知られざる未開の地域、新作にて明らかになった地域なども、一部だが記載されている。これは「タイタン」には未収録(ただし、地図上で記されているだけで、解説は書かれていない)。


元は90年代のネット黎明期に、FFシリーズのファンたちはネットを介して繋がり、そこから「モンスター事典の新作」を希望する声が上がるように。

実際、FFシリーズの後期に登場するモンスターたちは数多く、それらのデータベースの必要性はあったものの、膨大な量ゆえに関係者たちは二の足を踏んでいた(加えて、既存作品に登場するモンスターでも、「モンスター事典」に未収録のものも多かった)。


さらに、ファンやFFシリーズの関係者たちなどが、独自に追加のモンスター事典をまとめる事も行っており、FFシリーズ公式サイトにも不完全ながら「超・モンスター事典」が掲載されていた。


これらを時間をかけてまとめ上げ、一冊の書籍にしたものが本書である。

また、TRPG「アドバンスド・ファイティング・ファンタジー(以下AFF)」の改訂版を出す事も関係している。

日本でも書苑新社より、2020年に邦訳版が出版された。


その内容は、「モンスター事典」同様に、

1:ゲームブック作中に登場する各モンスターの解説。

2:TPRGとして遊ぶとき、モンスターのデータブックとして活用してもらう。

という狙いで書かれており、モンスターのデータ以外にも、タイタン世界の新たな地域を記した地図も併録されている。


内容

モンスター事典」とほぼ同じため、詳細はそちらを参照。

ただし、AFFに対応するため、以下の三点が追加されている。

  • 武器:モンスターが戦闘で使用する武器のタイプを表す。素手で戦う、または最初から武器を持たない・持てないタイプのモンスターであれば、それに準じる記載がされている(爪や牙、触手や尻尾など)。
  • 防具:同じく、戦闘でモンスターを守る鎧のタイプを指す。これも鱗や毛皮など、モンスターに準じた記載がなされている。
  • ダメージ修正:モンスターの強弱により、ダメージの値に咥えられる修正の有無。

収録された代表的なモンスター

やはり膨大な数の為、他作品にみられないと思しきものに留める。分類に関してもモンスター事典を参照。

なお、「モンスター事典」に掲載されたモンスターは250種だが、本書は270種のモンスターを掲載している。

ドラゴン()

本書で、タイタンにおけるドラゴンは6種(赤、黒、白、緑、金、銀)に分類され、それぞれが伝説に伝わる「竜の議会」で代表権を有する……と記載された。

後に、他のタイプのドラゴンも存在することが明らかに。

  • シードラゴン(海ドラゴン、海竜)

深海の悪魔」にも登場した、海洋に棲むドラゴン。

前脚と翼を欠き、蛇を思わせる。ブレスは水中では用いず、海岸・海面で遭遇し、戦闘に陥った場合、煮えたぎる海水のブレスを吐く。

強欲で、商船や海賊船を襲い宝物を略奪する事を好む。また、水中の住処に到達した冒険者には、二枚の金貨を打ち付ける事で呼び出す契約を結ぶ事もあるらしい(ただし、約束を破り召喚者を襲って食う事も珍しくない)。

アトランティスの海底に棲むものも居れば、旧世界ガランタリアやフェンフリィ西岸の沖合「ウナギ海」にも見られる。

また、クール・八幡国の霧深い奥地に存在する「緋色の仏塔」には、魔法の庭園が存在し、そこにはシードラゴンの巨像が安置。まれに生命を得て、周囲に襲い掛かることもあるらしい。

  • ブルードラゴン(青竜)

青い鱗を持つドラゴンで、希少種。山頂や遺跡、砂漠の最奥などに棲み、集めた財宝とともに他のドラゴンを憎み続けている。

ブレスは雷撃。

かつてドラゴンの神キラニラックスが、嵐の神スークへと贈ったドラゴンの一族が先祖で、その末裔がブルードラゴンという伝説が残っている。それゆえか、竜の議会の一員と認められておらず、それが憎悪の原因となっている。

地域の君主やウォーロードなどと手を組み、疎外者と開き直ったり、その背に乗せて戦争に参加したりする者もいる。

  • 龍(タツ)

サムライの剣」に登場した、翼を持たないが飛行できるドラゴン。八幡国の隔絶された場所などに棲息している。他に、ザマーラの都市国家や、旧世界の南の果て「神々の金床」にも存在するらしい。

希少な種であり、グレーターおよびレッサーの二種が存在する。前者は更に希少。

非常に賢く、旅先で出会った者に対しては神聖な儀式……謎かけを求める。勝てばそのまま旅を続けられるが、負けたら食われる羽目になる。

戦いに際しては牙と爪の他、口から吐く火炎を用いる。

魔術を使用する龍も知られており、幻影の兵士に巣穴を守らせたり、嵐を起こし稲妻を落とすといった呪文を用いる。

これらの魔力の源は、頭骨に埋まった魔法の宝珠によるもので、入手出来たら値段が付けられないほどの価値がある。

上記謎かけに成功した者や、宿敵スターラマックを倒すなど手助けした際には、まれに龍の形のヒスイのお守りを入手する事がある。これは所有者に幸運をもたらしてくれる。

  • スターラマック

ドラゴンに似ているが、ワイバーンの近縁種。脚は二本。

八幡国やシオズイイ山脈の人里離れた高地、曙群島などに棲息。

全体的にワイバーンに酷似しているが、頭から背にかけ魚のヒレ状のたてがみがある。また、鼻づらが短く、その顔はドラゴンより猫に似ている。また、腹部には、表皮に無数のウジまたはミミズに似た虫を張り付けている。

牙と爪の他、エネルギー状の火炎の矢のブレスを吐いて攻撃する。

また、敵から放たれた呪文の魔法エネルギーを吸収する能力を有する。呪文で攻撃されても、ダメージを受けず回復してしまう。

さらに、腹部の虫を、敵の頭上に大量に落として攻撃する事も可能。この虫どもは食欲旺盛で、防御の手段がない限りは生きたまま貪り食われるはめになる(即死攻撃に該当する)。

この虫は、スターラマックの幼生ではないかという説がある。

アンデッド

  • ゴースト(亡霊)

死者の魂。何らかの行いを遂げる事で解放(成仏)するまで、霊界(スピリットプレーン)と現世の間に囚われている存在。通常は燐光とともに生前の姿、または死の瞬間の姿で出現する。

スペクター(悪霊)やレイス(死霊)と異なり、ゴーストの多くは生者への憎しみは無い。自身が解放される手段と引き換えに、伝承や財宝の情報を提供する事もある(ただしこの場合、断ったら呪いや災いが降りかかる事もまた多い)。

しかし生者への憎しみは無くとも、自身の運命に屈服し、邪悪なアンデッドになる者も存在する。その場合、銀や魔法の武器、魔法、僧侶や司祭の祝福などが無ければ、此方からの攻撃手段は存在しない。

マジックアイテム「精霊の扉」……肉体を持たないアンデッドの侵入を防ぐ黒檀の扉で、全てのゴーストは防ぐ事が可能。

また、「スピリット・トラップ」という銀の鎖付き虎バサミで捕獲されると、銀のフラスコに移され、ゴーストは保管されてしまう。

特定の地域に強い結びつきを持つゴーストの場合、先祖に呼びかけ鎮める事で、協力的な存在になる場合もある。

タイタンには、下記の特殊なゴーストが確認されている。

アイス・ゴースト(氷幽霊)

甦る妖術使い」に登場。冷風が吹いてから、苦痛に歪む顔とともに出現。叫び声とともに襲い掛かってくる。

飛び去るのを避けられず、触れてしまったら、強烈な震えとともに蒼白になり、気を失う。この時点で司祭の癒し、または冷気を体から吸い取る魔法の小石を額に当てる事ができれば、体力は失うが復活できる。

しかしそれらの手段がない、またはアイス・ゴーストに二度触れられた場合、体温低下で死亡した後、犠牲者の死体は蒸発。その魂は新たなアイス・ゴーストと化し、付近にいる仲間に襲い掛かる。

サルファー・ゴースト(硫黄ゴースト)

城砦都市カーレ」に登場。火山地帯や荒野を彷徨うゴーストで、これらの場所で死した者の魂と言われている。生者に対しては即座に襲い掛かり、その身体を構成する毒の気体で窒息死させる。

  • スペクター(悪霊)

ゴーストと同じく霊的存在のアンデッド。しかしこちらは、悪意と生者への憎しみに満ちている。通用するのは魔法および魔法の武器のみで、通常の武器はもちろん、銀製の武器も通用しない(すり抜けてしまう)。また、「スペクターベイン」という魔法の混合液を、魔法の武器に塗って攻撃すると、僅かな時間だが追加ダメージを与えられる。

グレーターとレッサーとがあり、通常遭遇するのはレッサー。

グレーターは、生前強力な戦士や術者だった者がスペクターとなった存在。当然、此方の方が数は少ないがはるかに強力である。

  • デス・スカル

浮遊する、巨大な漆黒の頭蓋骨。眼窩と顎から鮮血を流している。

あまりに恐ろしいため、初めて遭遇した者は、自動的に技術点と体力点を減らさねばならない。噛みついて攻撃し、相手を殺した後にその魂を貪り食う。

ある島では裁定者として召喚されており、無価値と判断した者の魂を食らうらしい。

  • スカル・ビースト

死霊術師が召喚するアンデッドモンスター。巨大な頭蓋骨を、蜘蛛を思わせる骨の八本脚で支えている姿を持つ。口からは触手状の長い舌が四本あり、これを長く伸ばして獲物に巻きつけ、口の中に引きずり込む。

逆に攻撃しても、本体の頭蓋骨は堅く、打撃系の武器でなければダメージは減らされてしまう。

倒すと爆発するが、悪臭と骨粉とともに、影が残される。この影は、強力なマジックアイテム製造の材料となる。

  • デスナイト(死の騎士)

生前に勇猛だった騎士が、騎士道と武勇の誓いを捨て、悪と混沌の力に身をゆだねた結果誕生したアンデッド。

闇の君主、または邪悪な妖術師といった存在によりアンデッド化している。しかし騎士の中には、死後も戦い続ける為、生前からあえてデスナイトとして復活する事を選ぶ騎士もいる。

その姿は、蘇り動く騎士の死体。生前に愛用していたフルプレートアーマーに身を包み、武器を手にしている。その実力も生前と同様またはそれ以上。

しかし、太陽の光と特定の呪文に弱く、それらを用いられたら第二の死が即座に訪れる。

デスナイトは通常のナイト、それらを束ねるチャンピオンが存在し、後者の方が遥かに強力。

また、タイタンにおいては、デスナイトの大きな勢力が三種存在しており、それぞれで異なる特徴を持つ。

アルプトロウムの戦士

クールのアローヘッド群島に存在する、死霊王(リッチロード)「モーティス」の守護者たち。総勢250名。スティング島・ブラッドライズ砦に配備されている。

その姿は、漆黒の衣と鎧を着た骸骨。武器は両手持ちのグレートソード。紋章は「暗黒の戦場にて朽ちる骸骨」で、疫病を象っている。

黒衣教団のドレッドナイツ(恐怖騎士)

現在は確認されておらず、最後に目撃されたのは旧世界カーカバード北・ラドルストーンのサワーストーン半島に位置する、ヴァルシノア城。

全部で13体。古風な鎧を身に付け、赤いルーンの彫られた黒い剣を用いる。総隊長は「マブズのメイス」という黒い武器を持つ。シンボルは「漆黒」で、盾や旗印に記している。また、ムーンドッグ(=死の犬)を番犬として使う事も知られている。

ケア・スカールのカオスナイツ

同じく旧世界・ラドルストーンの僭主・ベルガロスに仕えるデスナイトたち。

赤の縁取りで飾られたトゲ付きアーマーを身に付け、剣や斧、メイスなど、様々な武器を用いる。将はランスを手にした騎馬突撃の名手。その象徴は「黒剣を持つ鉄の腕」。

カオス・ウォリアーとは無関係。


また、これらとは他に、密偵としてのデスナイトもいる。

こちらは闇の君主、または魔王子が直接派遣する直属の兵士といえる存在で、善側勢力の勇者を暗殺したり、強力なマジックアイテムやアーティファクト回収などの任務に就いている。

多くは夜の闇を思わせる黒いフルプレートアーマーを着て、メイスまたはモーニングスターを武器に用いている。その兜の面頬の中は、完全な無、または奈落の炎。


  • バオバーン・シス

旧世界北部に伝わるアンデッド。『夜に単独で旅している男性が、眠れる美女に遭遇する』という話に登場している。

森林の空き地や廃墟と化した神殿において『眠っている、上質なガウンを着た美しい女性』の姿で発見される。発見者が、彼女を目覚めさせんと口づけを試みると、いきなり動き出して襲い掛かり、その喉に噛みつこうとする。

運試しで吉と出ると回避できるが、噛みつかれたらダメージを負い(体力点を二点失う)、その後も流血の為に6戦闘ラウンドの間体力点を一点ずつ失い続ける。

戦闘を開始すると、バオバーン・シスは血も凍る恐ろしい叫び声をあげ始める。これに対しても運試しが必要で、凶が出たら衰弱して麻痺してしまい、動けない犠牲者はバオバーン・シスが取り出した短剣に刺され、即死する。

吉が出たら耐えられるも、このアンデッドは数多くの呪文を心得ており、「バオバーンの破滅」という特殊な呪文(緑色の光で相手を取り込み、凍えさせる)を好んで用いる。この呪文を受けてしまうと、かなりのダメージとマイナス補正を被る事になる(体力点を3点、技術点を一時的に2点失う。技術点は、この戦闘を含めその後三回、他者と戦闘した後にようやく回復する)。

動物

哺乳類

  • ベア(熊)

ありふれたブラウンベア、ブラックベアの他、タイタンには下記の特殊な熊が存在する。

グリズリー:丘陵、高地、森林地帯など、各所に棲息する大型熊。

ロングトゥース(長歯):洞窟に棲む、長いサーベル状の牙を持つ小型の熊。

ホッキョクグマ:タイタンの熊の中で最大。氷原など寒冷地に棲む。

  • タイガー(虎)

タイタンにおいても虎は存在する。ジャングル、森林の他、湿地帯、丘陵地に棲息し、三大陸全域に存在。ホワイトタイガーも希少種として有名。以下の亜種も存在する。

ファングタイガー:剣歯虎(サーベルタイガー)と似ているがやや小柄。クール南西部に棲息し、飼いならされた個体は騎乗用の獣として扱われる。その際には横に二頭並び、乗り手がその上に片脚ずつを乗せて、手綱を引いて操る。

スノー・タイガー:北方の氷原に棲む白い毛皮の虎。剣歯虎に近く、長い牙を持つ。バーバリアンの他、フロストジャイアント、トア・スオといった種族に良く狙われる。

猿、類人猿

  • 肉食猿

身長3mになる、タイタン最大の猿。その巨体と怪力を用い、捕らえられるものすべてを捕え、食っている。モーリステシアのチャムパックより危険と言われている。

また、この猿の中には「言葉をしゃべり、人間の服を着て、マジックアイテムを使いこなし、自身と墓所を守護する」という、髙い知性と理性を持つ集団も確認されている。

犬・狼

  • アークトリス

虎バサミの罠のように、強力な顎を持つ肉食獣。狼と熊を合わせたような姿をしている。毛皮は貴重品で、高値で売買される。

  • モルディダ

大アールド狼とハイエナの両方の近隣種で、それらより大型。臆病な死肉あさりだが、空腹時には人間や馬に襲い掛かる。少数の家族で行動し、戦闘時には一頭ずつ交代して攻撃してくる(同時に攻撃してこない)。また、6頭に1頭の割合で弱い狂犬病にかかっており、噛みつかれた場合は当然感染する可能性がある。

爬虫類

  • サーペント(大蛇)

文字通り、大きな蛇。通常の蛇と異なる種が多く生息している。

通常のサーペントも、個体によって外観が大きく異なる。火を吹いたり双頭だったり、虹色の鱗を持ち虫のような翼をもつ個体もいる。

双頭ならぬ、二股の尾をもつサーペントも確認されている。旧世界カーカバードはシャムタンティにて、旅人たちがこそ泥草や猛毒のブラックロータスの花畑に入らないよう、導いているらしい。

カメレオン・サーペント:変身能力を持ち、魔術師の杖などに擬態。手に取った者に襲い掛かる。かつては大魔法使いが、マジックアイテムを守るため作ったものと言われている。

グレート・サーペント:6~10mの巨大なサーペント。沼地やジャングル、砂漠地帯に生息する。

サイキタリス(サジタリス):別名「財宝蛇」。カメレオン・サーペントに似た能力を持ち、金銀財宝の山に化ける。その幻の財宝に手を触れたとたんに、幻影を消し獲物に巻きついてダメージを与える。「迷宮探検競技」にも、迷宮の罠として配置されていた。

  • セスオシェ

全長30mの超巨大蛇。洞窟や地下迷宮、都市の下水道に生息し、巨体で攻撃する。舌には再生能力があり、舌だけでも戦える。

  • アリーナ・ビースト(闘獣)

直立したトカゲのような、ピット・フィーンド(穴魔獣)と似た外観を持つ爬虫類だが、それよりもかなり小柄(人間より一回り大きい程度)。

その名称は、八幡国や曙群島における闘技場で飼われ、訓練を終えた闘士たちの戦う相手として用いられる事から名づけられている。

牙と爪、尻尾を武器とするが、それ以外に「魂を吸い取る瞳」を持つ。戦う相手がアリーナ・ビーストからダメージを受けたら、技術点での判定をせねばならない。成功したら目を見ずにすむが、失敗したら目を見た事になり、その自由意思を吸い取られてしまい、追加で技術点と運点も減らされる。

原産はスナーラ島のジャングルで、この能力を用いる事で、人間やクリーフルを捕食している。

  • テイルスパイカー(棘尾トカゲ竜、トゲトゲシッポ)

悪霊の洞窟」の舞台である、ゴラク王国地下「暗き洞窟」内に棲息する爬虫類。全長8mほどの巨大なトカゲであり、長い尻尾を持つ。名前の由来は、尻尾の先端に数多く生えた多数のトゲで、モーニングスターのようにこれを振り回し、獲物を狙う。

通常は暗い洞窟内部に潜み、獲物が通りがかるのを待ち構え、この尻尾と牙と爪を用い攻撃。自身の餌とする。好物はオークの肉だが、オーク以外の人型生物も喜んで喰らう。

両生類

  • 舌トカゲ竜(ステゴセファリアン)

巨体のガマガエルと爬虫類とを掛け合わせたような両生類。鼻先と頭部に角が生え、恐竜の角竜にも見える。

池や渓流近くの洞窟に身を潜め、そこから長大な舌を伸ばして水辺に近づいた動物を巻きつけて引き寄せ、そのまま飲み込んでしまう。ただし飲み込まれる前に獲物が抵抗し、傷つけられると、獲物を放して洞窟奥へ引っ込んでしまう。

珍しい生物だが、クール全域に棲息し、捕らえられる動物を何でも食べる。

鳥類

  • シェール・ビースト

コカトリスの遠い親戚。しかし遥かに巨大で、胃を大きく膨らませる事が可能。殺されると、悪臭の空気を吐き出し、周囲に軽いダメージを与える。この気嚢は囚人を閉じ込める檻代わりに用いられている。

森林の広い空き地に、直径20mほどのすり鉢状の巣を作る。巣の内部はシェール・ビーストが今まで集めた物で溢れ、非常に不潔。ごみや腐敗した食料、動物の骨の他、蝿や蛆虫、寄生する紫ヒルなども棲息しており、ここに踏み入ると、悪臭だけで体力点を奪われる。

植物

  • ねじれ樫(オールド・オーク)

別名「肉食樫」。クール全域の古い森林奥に存在する。

中ぐらいの大きさの樫の木で、その根元には様々ながらくたが散乱している。それらを調べんと不用意に接近した者に、この樫の木は強力な枝を伸ばし襲い掛かる。

この枝で打ち倒された犠牲者は、その死体はそのまま放置され腐敗、ねじれ樫の肥料となる。ただし植物ゆえに火炎に弱く、火を用いて抵抗したら二倍のダメージを与えられる。

邪悪なインプやスプライトの中には、ねじれ樫を利用する者もいる。冒険者や旅人をこのねじれ樫の元に案内し、殺させた後に犠牲者の金目の物を横取りするのに用いているのだ。

  • バーク・バイター

クール南部の森に棲息する、樹木のモンスター。動物のように、幹には口が、最上部や枝の先には複数の目があり、知らずに接近してきた動物や冒険者などには粘着性のある蔦を伸ばして絡めとる。絡めとられた犠牲者は、そのまま口の中に放り込まれ噛みつかれ咀嚼され、食われる事になる。

魔法生物

  • ゴーレム

モンスター事典に記載されている種(肉、石、木)の他、下記が追加された。

硫黄ゴーレム:外観は石ゴーレムに酷似。しかしより複雑な命令を与えられる。黄色い粒子を吹きつける事で加熱する能力を持ち、これを用いて適当な岩石を加熱し。投げつけて追加ダメージを与える(もちろん拳でも戦える)。このため体表面は柔らかく、刃の武器でもダメージは与えられるが、死した瞬間に爆発し、敵に一矢報いる。

グレートゴーレム:身長3mほどの、漆黒の石製ゴーレム。両拳と怪力を用い戦う。更に両足首は球状で、これを用いて素早い移動が可能。投擲武器は、魔法の物以外完全な耐性を有し、さらに「壁」の呪文を一日に一度用いる事もできる(防御のみならず、侵入者を逃がさないためにも用いる)。

氷ゴーレム:アイスエルフがかつて住んでいた遺跡などに残された、氷製のゴーレム。アイスエルフにより作られた存在で、エルフ以外の種族に敵対的。決められた内容のセリフを話す事も可能。氷の槍や剣を持たされており、それを用い戦う。その技量も高い。更に、精神を持たないゆえ、幻術には完全な耐性を有する。

水晶ゴーレム:水晶を削り出して作り出されたゴーレム。通常は扉や祭壇などに擬態され、侵入者を察知した時に水晶の彫像に変化し、拳で戦う。水晶製ゆえか、拳は尖り刃のように鋭い。その身体は剣など刃を持つ武器は効かず、打ち付けても刃こぼれを起こしなまくらにしてしまう。

粘土ゴーレム:柔らかい粘土で形作られたゴーレム。柔らかい故に剣も通用するが、戦っているうちに刃がめり込み、剣を手放さずにいられなくなることもある。ただし、乾燥に弱いため、火を用い攻撃したら二倍のダメージを、希少な乾燥剤ポーションで水気を失わせたら、即死させられる。

  • サッサロス

別名「死の巨人(コロッサス)」。見た目は「四本腕の、動く巨人の骸骨」で、長柄の大鎌を武器に持たされている。アンデッドのように見えるが、実際は骨を用い作られたゴーレムの一種。与えられる命令は「扉や宝箱を守る」といった限られたものであり、製造には決まった量の骨が必要。アンデッドでないので、当然聖職者の力は無意味だが、即死させられる失われし呪文があるらしい。

スケルトン同様に、刃の武器ではダメージは少なく、鈍器なら通常通りにダメージを与えられる。

マイナー(下級)とメジャー(上級)の二種があり、マイナーは眼窩から冷気を伴った緑色の光線を発射できる。

メジャーはより強力で、悪を為す者として最高級。マイナー以上に巨大で、マイナー同様に目から冷凍光線を放てる。

  • チェスト・クリーチャー

宝箱に、短めの手足が付いた姿の怪物。普段は通常の宝箱に偽装しており、動かずに待機している。

盗賊や泥棒が手をかけた途端に、眠りから覚め飛び掛かってくる。これを防ぐには、攻撃を避けるためのお守りが必要。

この怪物を作り出すためには、オーク材または梨の木で作られた箱、および切り落とされた直後のブリッスル・ビースト(棘々獣)かそれに似た形及び大きさの、動物の四肢が必要。熟達した魔術師がいれば、これらの材料とお守り製造の費用(金貨100~200枚)を用意する事で、新たなチェスト・クリーチャーを作り出せる。

  • テンプル・ガーディアン

太古の善き神々の、撃ち捨てられた神殿や寺院に出現する守護者。

神そのものの配下と考えられており、盗賊や盗掘者などに攻撃を仕掛けてくる。それらを倒した後には、超自然的な力で姿を消してしまう。

大体は人型だが、外観や特徴などは祭られた神々により異なっている。以下、一例。

神格外観武器・鎧特殊能力
幸運の神シンドラ赤色の古い鎧姿剣・プレートアーマー幸運で回避とダメージ増加
戦士の神テラク肩幅広い金色の肌の戦士グレートソード・プレートアーマーパワーでダメージ増加
知識の神ハマスキス紫のフード付きローブクォータースタッフ習得している魔術で攻撃
火の神フィラッシュ黒い鎧姿で火炎に包まれているバトルアックス・プレートアーマー纏っている火炎でダメージ増加

デーモン

  • 泥デーモン

身体が泥で構成されたデーモン。ただし魔界の階級内では、最底辺のデーモンスポーン(魑魅魍魎)よりわずかに上。水没した廃墟、沼地、地下墓地などに出現する事が多い。

相手を包み込む以外に、周囲の泥やゴミ、残骸、汚物を自在に動かす能力を用いて攻撃する。そのため、泥デーモンに包まれてしまうと息が出来ず視界も遮られてしまう。

主に墓所の守護者として妖術師などに召喚される事が多いが、その際には泥を集めるコアとなる宝石が必要。泥デーモンを倒した後で、この宝石は回収できる(価値は金貨50枚程度)。

  • 煙デーモン

爛れた身体から、硫黄と肉の焼ける悪臭を漂わせているデーモン。接近するとその悪臭に息が詰まるため、接近戦を挑む者は技術点を引かねばならない。

廃墟を彷徨っている事もあるが、多くはデーモンの信者に召喚され、殺戮と争いの種を蒔く使命を与えられている。

  • ウッド(森)デーモン

森林や密林の奥深くによく見られる。デーモンに分類されてはいるが、魔界から呼び出された魔物か、あるいは森林内の悪意が実態を持ったかは定かではない。

人型をしているが、朽ち果てた樹木を思わせる姿で、その表面をコケやキノコが覆っていたり、生きた虫が蠢いていたりする。

それと知らず接近してきた者に、長い腕を伸ばし攻撃。その腕に絡め捕まえようとする。この攻撃から逃れたら、普通に戦える。

しかし捕まってしまったら、狩猟用のナイフやダガーで切り裂かねばならない。持ち合わせがないと絞め殺され、ウッドデーモンの養分になるしかない。

ねぐらを持たないが、過去の不運な犠牲者の遺体は自分の周囲に放置しているため、その荷物や持ち物も残されている事が多い。

  • ユーモ

人型の姿に魚の頭部を持つデーモン。鱗に覆われ、手の代わりに備えているヒレは刃の様に鋭い。

外皮は滑りやすく、剣よりも銛やトライデントが有効(技術点に追加ボーナスが加わる)。ただし、完全に殺すためには魔法の武器が必要で、通常の武器で体力点を0にしたところで水底に逃げられるだけに終わる。

また、ユーモを倒した者の前に、水から小さな金魚が飛び出す事があるらしい。この金魚は小さな瓶に入れて飼われ、お守りにされるが、効能の有無を聞かれても答えられる者はほとんどいない。

某神話に登場するものと同名だが、特徴は異なる。タイタンにおいてはデーモンの一種で、妖術師の呪文で召喚される。

人型で顔を持たず、黒い皮膚を持つ点は原典と同じだが、翼は無く飛行もできない。フード付きローブを着込んで、顔と体を隠しているのが普通。鉤爪のある手で戦うが、初めて戦う相手はこの無貌を見て動揺し、ペナルティを食らう。耳が無くとも鋭い聴覚を持ち、口が無くとも警告の叫びを発する事が可能。

モンスター(怪物)

  • ハル・クェル・ラット

密林に棲むモンスター。寄生生物ゴンチョンの親類と考えられており、鱗に覆われた袋状の肉塊の胴体に、二つの目と四つの口を持ち、細長い八本脚が支えている。

ジャングルの木々の中に隠れ潜み、四つの口からは蔦や蔓草と見間違える長い舌を垂らしている。

獲物が知らずにこの舌に触れると、途端に肌にくっついてしまう。更に麻痺毒を放出し、動けない獲物は舌とともに口の中に引きずり込まれ、そのままハル・クェル・ラットに食われる羽目になる。

同行者が居れば攻撃するか、自力で舌から逃れるか(運試しで吉を出さねばならない)すれば、反撃は可能。

  • キャングィ

八幡国や曙諸島に、伝説として伝わる怪物。桑の森に棲む。

スポンジ状の外皮を持つ巨大なミミズまたは芋虫のような姿で、その体表は光を放ち、腹部に生えている無数の小さな足を用いて移動する。

貴重な絹糸を吐く蚕を求めてきた者を狙い、捕食する。犠牲者を見つけると、『桑の葉が振られるような音』『微光』『ジャコウの香り』、そして『脳内に響く言葉無き声』といった前兆とともに接近する。

これはキャングィの魅了の能力で、接近した事の証である。これに抵抗する事は可能だが(技術点の判定が必要)、失敗したら深い眠りに陥ってしまう。キャングィは眠っている犠牲者の周囲に繭を作り、小さな卵を産み付ける。

産卵後、年老いたキャングィは死に、目覚めた犠牲者は繭から脱出が可能。ただしその体内には、孵化した幼虫が寄生している。司祭や修道僧により、幼虫を追放させられなければ、宿主は次第に内側から幼虫に食われていく。そして最終的にはスポンジ状の外皮を形成し、新たなキャングィと化して桑の森に戻っていく。

魅了にかからなかった場合、キャングィは鎌首をもたげ、相手にもたれかかり窒息させようとする。

キャングィを討伐すると、その体内から犠牲者のしなびた死体が現れる。

  • オブリガス

闇エルフが使役する怪物。元はデュランデュイル・ケルサスの闇エルフ貴族の一派、キャムカーネイヤー家が創造したもの。

見た目は大柄な犬のような姿で、手足は長く逞しく、歯は金属質でカミソリのように鋭い。体表面にはきらめく鱗が覆い、怒ると猫のように逆立てる。

闇エルフの居住地や重要拠点を守るために、それに至るトンネルや出入口、扉、ないしはその壁に、二体が鎖でつながれて置かれている事が多い。

闇エルフには服従するが、それ以外の種族に対しては例外なく全てに襲い掛かる。

その牙は、敵の武器を捕え、そのままかみ砕いてしまうほどに頑丈。そのため、戦う者は戦闘開始時に技術点で判定せねばならず、失敗したら武器を取られ破壊されてしまう。魔法の武器ならば、取られるだけで済み、後で回収が可能。

強力かつ危険な番兵である。が、オークの肉と骨が好物で、それらを用いれば貪り食う事に夢中になり、その隙に先へ進める。

また、森エルフの斥侯がもたらした情報により、薬草クァグワートにも弱い事が判明。この薬草が近くにあると、オブリガスは鼻を鳴らすだけの役立たずな犬に変貌してしまう

人型

  • コーマタッド

クール、ケルザー港町とカザン王国の間に広がるマヴラ・コーマタという黒い砂漠にちなんで命名された。

この荒地を通る旅人を襲う人型種族で、ブラックハート(闇エルフとオークの混血種)に似ており、レザーアーマーと逆棘付の槍を好んで装備。

大きなハゲタカ「グリフヴァルチャー」を使役し、爪で握らせた鉄棒にぶら下がり、空中を移動。手ごろな獲物を発見したら、空中より強襲する。

普段は3~18人の集団で過ごし、大きな洞窟内、または荒れ地の泉周辺に粗末な小屋を並べ、生活している。

  • ブラックフライヤー

変異した闇エルフの一種。背中にコウモリの翼を持ち、その名の通り自在に空を飛べる。アランシア北部の都市・サルダスに近年出現している。飛行できるのは夜間に限られているらしい。

通常のブラックフライヤーは、翼あるだけの闇エルフで、チェインメイルと剣で武装している。

しかし特殊な個体は暗殺者として優れており、両手の鉤爪のために武器を持ち歩く必要がない。更に、殺害した人物そっくりに変身する能力を持つ。殺害したならば、どのような相手でも変身可能だが、左右鏡写しになってしまうため、その点を付けば見破る事は可能。

出自の理由は不明だが、『闇エルフにしばらく囚われていた、ストームジャイアントのコリアンサスによるもの』と、地元の賢者たちは見解を述べている。

コリアンサスは、「三重ポーション混合機」というものを有していたが、それが不適切に使われた結果、ブラックフライヤーが生まれたという

近年サルダスでは、大規模な攻城戦が勃発し、その際にブラックフライヤーは多くが戦争に参加。その結果ほとんどが滅び、生き残りが周辺地域に逃れたという。そのため、サルダスでは闇エルフとブラックフライヤーに、生死を問わず懸賞金をかけている。

  • マムリク

クール南方の王国に見られる、野蛮かつ卑劣な人型生物。傭兵や殺し屋として雇われている。元はマンオーク(人間とオークの混血種)とガーク(ゴブリンと巨人の混血種)とを掛け合わせ、変異させた結果誕生した種族らしい。それぞれの力と狡猾さも受け継いでいる。

種族的特徴として、全ての個体は変装のスキルを有している。変装していないときは、レザーアーマーに黒いフード付きマントを着用し、剣やシミターを携えている事が多い。大抵は、1~6名の小集団、または暗殺のために単独で行動している。

暗殺時には、マムリクは代名詞とも言える「デススペル・ダガー」、または「ダガー・オブ・ダークネス」という名で知られる短剣を用いる。これは長く湾曲した刃に、ルーンが刻まれた短剣で、特定の標的や人種、種族を殺す魔法がかかっている。この魔法は、標的を負傷させただけで即死させる事が可能。使用されると、ダガーは熔解し煙と化して消滅する。わずかに引っかかれただけでも、毒を受けたのと同じ状態になり、ダガーを本来の製作者の元に返せない限り、24日以内に死亡する。

  • フィーンド(悪鬼)

モンスター事典に記載されていたが、新たな種およびデータが追加。

元は、一つの大陸イリタリアの時代に、古代のジャラハッド人が召喚した存在だったという。現在、アランシア以外にクールにおいて、以下の近隣種が確認されている。

  • マーシュ(沼)フィーンド

クール南のザマーラ付近にある沼地「ミナク・シクラ」、およびクール北の「サソリ沼」で確認されたフィーンド。

火炎を吐く能力は無く、緑がかった茶色の、鱗の肌、鉤爪のある手、背中に曲がった角の列を持つ。2体から12体(サイコロ二個を振った出目)の小集団で、浅瀬や岩の陰などに潜み、ソロの旅人や冒険者などを狙う。

普段は沼オークやクラバットといった沼地の種族を襲うが、エルキエムだけは襲わない。

  • メイズ(迷路)フィーンド

通常種に酷似したフィーンド。クールのカザン国、ないしはそこの石の大迷宮にてよく見かけられるために、この名で呼ばれるように。

アランシアの親戚と似た外見および能力を有する。口から火炎を吐く他、鉤爪を用いて戦う。しかし、贈り物として花を好み、交渉で花を渡せば戦闘を避ける事が可能。

人型/その他

  • カマライト

ツリーマンのような、人型をした植物のモンスター。

謎のカザン王国中央、ポゴミル窪地の湿原地帯に生息している。

木製のもみ殻で作った等身大の人形のような姿で、首は無く胴に頭と顔がめり込んでいる。頭頂部には棘、手足は竹の様に節がある。これらを長く伸ばす事が可能で、実行したら葦の茂る湿地帯を見下ろす巨人と化す。

戦いの際には、その手足で掴みかかるが、戦闘で6のゾロ目を出したら獲物を掴み持ち上げる事に成功する。その状態で抵抗すれば、握りつぶされ即死するが、死んだふりをすれば興味を失い放り出す。

剣など通常の武器は通用するが、火炎を用いれば倍のダメージを与えられる。

  • ドラゴンマン

都市国家ザマーラの近くに存在する、ドラゴンランドの住民。人間とドラゴンが混じった姿をしており、ザマーラの住民たちに恐れられている。

背のドラゴンの翼で飛行し、戦闘においては鉤爪と牙、尻尾の他、携えた槍や短い剣などを用いる。また、ドラゴン同様に口から火炎を吐く事も可能。

財宝に目が無い事もドラゴンと同じで、貴金属や宝石、金銀を好み、集める事が多い。死肉を食い、洞窟に棲み、種族は王に率いられている。

出自は不明だが、ドラゴンの神キラニラックスの女司祭グウォースランが関係していると伝わっている。人間とドラゴンを混ぜ合わせようと試みた彼女は、このドラゴンマンとリザーディン(トカゲ人)を作り出すのに成功。リザーディンは世界中に散らばり、ドラゴンマンは荒野に留まり、現在に至ると言う。

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