踊る!ハロウィンナイト
おどるはろうぃんないと
呪われしハロウィン
開幕:何処かの想区を訪れた一行。人里を探して進むと、聞こえる悲鳴と、感知計が示すカオステラーの反応。駆けつけると、カイとゲルダに迫る、謎のカオステラーに遭遇する。“赤い靴”を履く、見覚えのあるその姿は、以前“アンデルセン童話”の想区で出会った、カーレンのものであった。そのカオステラー——カオス・カーレンと、一行は戦う。
終幕:カオス・カーレンを撃退した一行、キュベリエの待つ泉に向かう。そこで知らされたのは、この想区は“赤い靴”の想区ではなく、“ハロウィン”の想区であるということだった。カーレンは今年の“ハロウィン”の想区の主役に選ばれたが、その彼女がカオステラーとなってしまったことで、想区に混乱が起こってしまっていたのだ。
もう一人の聖女Ⅰ
開幕:キュベリエにいざなわれ、一行は街外れの山小屋へ向かう。そこにいたのはカオステラーではないカーレンだった。カーレンが二人いたことに驚く一行。そして、カオス・カーレンが、泉の祠の中にまで侵入できるという事実も知る。正体不明のカオス・カーレンに、カーレンは激しく怯える。一行は、彼女を連れて、カオス・カーレンを追いかける。
逃れられぬ因縁Ⅰ
終幕:カイとゲルダの住む村を訪れた一行。そこでは村人たちが踊っていた。だがそれは彼らの自発的なものではなく、カオス・カーレンによる、“踊りの呪い”によってだった。人々に踊りを強いる呪いが蔓延し、苦しめられている光景を見て、カーレンは恐怖のあまり卒倒する。
逃れられぬ因縁Ⅱ
開幕:カイとゲルダの村で、気を失い、カーレンは悪夢を見る。それは、自らの傲慢な行いゆえに天罰をくだされ、踊りの呪いに苦しめられていたあの日の夢であった。彼女の過去を知り、なにも言えなくなる一行。そこに、カオス・カーレンの手下に成り下がった、ヘンゼルが、常人では倒すことの出来ない魔獣、バンダースナッチを率いて現れる。一行は、村人を守るため、応戦する。
終幕:ヘンゼルは一行に敗れる。撤退する直前、ヘンゼルは、カーレンに伝言を残す。それは、カオス・カーレンからの伝言。「マダオワッテナイワヨ。」——呪いの罰が再び自らに降りかかるのだと感じたカーレンは、絶叫し、パニックを起こす。カオス・カーレンの思惑がつかめない一行は、ただただ困惑する。
街道の戦いⅢ
終幕:カオス・カーレンを追う一行だったが、呪いの恐怖に囚われたカーレンは、自分を守ってくれている一行を置いて、一人で逃げ出そうとする。そこに現れるカオス・カーレン。彼女に呪いをかけようとするが、アリシアがそれをかばう。呪いに侵されたアリシアを助けるため、一行は、山賊の娘タチアナよりもたらされた情報に従いクブンハウンの街を目指す。
迫る魔の手Ⅰ
開幕:クブンハウンの街に着いた一行は、さっそく教会に向かい、人魚姫に、アリシアの呪いを解いてもらう。人魚姫の歌の力で、呪いから解放されるアリシア。だがそこに、カオス・カーレンの手下である、バンダースナッチの群れが襲いかかる。一行は、人々の笑顔を守るために戦う人魚姫と共に、バンダースナッチたちを迎え撃つ。
終幕:人魚姫の助力もあり、バンダースナッチは撃退される。彼女は、“ハロウィン”の想区で、祭りを盛り上げるための選ばれし者、「ハロウィンの加護」を得た者だった。苦しむ人々を見ていられないという人魚姫は、一行に助力を申し出る。だがそんな彼女を見て、カーレンは、あとは人魚姫に任せ、自分は教会で隠れていると言い出す。呪いの恐怖に襲われ、叫ぶカーレンに、一行はなにも言えなくなる。
迫る魔の手Ⅲ
開幕:やむなくカーレンを教会に残し、一行は再び旅立つ。しかし、感知計がカオステラーの反応を示す。慌てて教会に戻ると、そこにはカーレンに迫る、カオス・カーレンの姿があった。彼女の過去の罪を責め続けるカオス・カーレンに、一行は戦いを挑む。
終幕:カオス・カーレンに勝利する一行。だが、カオス・カーレンはなおもカーレンに呪いを放とうとする。その前に立ちはだかる人魚姫、己の喉を痛めるほどの「歌の力」を放つことで、呪いの力を弾き返す。カオス・カーレンは立ち去り、月の泉は解放される。キュベリエは泉の力を使い、人魚姫の治療に当たる。どこに逃げても無駄と悟ったカーレンは、再び一行とともに、カオス・カーレンの後を追う。
お菓子の兄妹Ⅲ
終幕:あらためて旅立つ一行。カオス・カーレンの本拠地である、氷の城に行く前に、「ハロウィンの加護」を得た者の対処をすべきだと考える。ヘンゼル、人魚姫と、そして最後の一人の「加護を得た者」は、グレーテルであった。一行の前に現れた彼女が、「兄を救って欲しい」と、願う。
ヘンゼル大追跡Ⅰ
開幕:グレーテルによれば、ヘンゼルはお菓子の家での暮らしで、最上級のお菓子ばかり食べ続けたせいで、すっかり舌が肥えてしまい、普通のお菓子では満足できない体になってしまった。そこに付け入ったカオス・カーレンは、彼に最上級のお菓子を与えることを条件とし、配下に引き込んだのであった。ヘンゼルを正気に戻すため、グレーテルの訴えを聞いた一行は、ヘンゼル捜索を始める。
ヘンゼル大追跡Ⅲ
終幕:ヘンゼルを捜索する一行。その中でカーレンは、自らの境遇と、ヘンゼルに、親近感を覚えていることを語る。ヘンゼルにとってのお菓子は、自分にとっての“赤い靴”と同じ。貧しい暮らしの中で得た幸福を、手放したくないという思いから、彼は暴走してしまったのではないか、と…そこに現れたのは、ハーメルンの笛吹き男。彼は「ある人」を取り戻すために、ヘンゼルのアジトまで案内すると、申し出てきた。
兄、帰るⅠ
開幕:笛吹き男の恋人は、腕のいいパティシエで、カオス・カーレンによって囚われ、無理やりお菓子作りをやらされていた。彼女を助け出せば、ヘンゼルも戻ってくる。そこで、二手に分かれ、囚われている館の周囲にいる獣や、バンダースナッチたちを一箇所に集め、その間に、別働隊が館に侵入し、笛吹き男の恋人を救い出す作戦が取られる。
兄、帰るⅡ
開幕:作戦が開始され、獣やバンダースナッチたちが、一行の元に殺到する。そこに、異変を知って駆けつけた、ヘンゼルもまた現れる。一行は、ヘンゼルと戦うことになる。
終幕:一行がヘンゼルたちと戦っている間、別働隊の、笛吹き男、グレーテル、そしてカーレンは、館に入り込み、笛吹き男の恋人、イルザが囚われている牢獄を目指す。その途中で、自身の不甲斐なさを嘆く笛吹き男を、グレーテルは励ます。ついに牢獄にたどり着き、イルザを解放するが、その時——
兄、帰るⅢ
開幕:ヘンゼルと戦う一行。その最中、爆発音が響き、笛吹き男とカーレンが逃げてくる。囚われていたイルザは、カオス・カーレンによって操られており、凶暴な人格となってしまっていた。たった一人立ち向かうグレーテルを救うため、戦闘を一時中断し、グレーテルの元に向かう。そこにいたイルザとは、お菓子の魔女であった。暴走する魔女を止めるべく、一行はヘンゼルとともに戦う。
終幕:一行は勝利し、お菓子の魔女イルザは正気を取り戻す。そして、ヘンゼルが「お菓子」を求め続けたのも、本来なら憎まれ役にならねばならなかったイルザが、つい情けを捨てられず、ヘンゼルに食べさせるお菓子に、愛情を注いでしまったことが原因だと分かる。改心したヘンゼルであったが、そこに現れるカオス・カーレン。なおもヘンゼルを誘惑しようとする彼女に、カーレンは怒鳴る。立ち去るカオス・カーレンは「あなたは私の正体を知っている」と言い残す。
染み渡る毒Ⅲ
終幕:ヘンゼルに教えられた北の街道を通り、カオス・カーレンの本拠地、氷の城に向かう一行。野営していたところ、カーレンは一人その場を離れ、現れたカオス・カーレンに、取り引きを持ちかけられる。それは、「“赤い靴”の呪いから解放されたくば、毒のナイフを用いて、エレナを刺せ」というものであった。
葛藤Ⅱ
終幕:ついに氷の城にたどり着いた一行。姿の見えぬカオス・カーレンを警戒しつつ、慎重に進む。その最中、カーレンはアリシアに、「後悔しても失敗しても、それを覚悟して前に進む」——「勇往邁進」の意味を聞く。そこに現れるカオス・カーレン。カーレンに「取り引き」の決断を迫るが、カーレンは勇気を振り絞り、それを拒む。そんな彼女の姿を見て、最も驚き、喜びの声を上げたのは、カオス・カーレンであった。
真なる善行
開幕:カオス・カーレンの正体は、彼女に呪いを与えた、天使であった。呪いから脱した後も、呪いの恐怖に囚われ、立ち直れなかった彼女を導くため、そして真のカオステラーであった“赤い靴”の呪いを抑え込むため、天使はカオス・カーレンとなっていた。悪を装い、カーレンを信じ続けた天使は、最後に“赤い靴”に取り込まれた自分を、今なら倒せるはずだと告げる。そこに駆けつける、女神キュベリエにいざなわれた「ハロウィンの加護」を得た者たちとともに、一行は最後の戦いに挑む。
終幕:カオス・カーレンに勝利した一行。真の意味で立ち直ったカーレンに、天使は喜びと祝福の言葉を贈る。カーレンは、自らの罪に向かい合い、全ての元凶にして、自分が呪いの存在に貶してしまった“赤い靴”を履き、呪いを抑え込むことに成功する。天使はその姿に感激し、自らの役目が終わったことを悟り、その姿を消す。かくして『浄化』と『再編』が行われ、想区は平穏を取り戻す。
踊る!ハロウィンナイト
終幕:『再編』が施された“ハロウィン”の想区で、人々は祭りの夜を楽しむ。ヘンゼルとグレーテルの兄妹は人々にお菓子を振る舞い、人魚姫は美しい歌声を披露し、主役であるカーレンは、“赤い靴”を鳴らし、素晴らしい踊りを披露するのであった。
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