概要
キャラクター
主要人物
- 松本ヨシノブ
主人公。静岡県三島市出身、身長175cm、血液型はO型、日帝大学サイクルクラブCYC13期生で、現在26歳の出前配達員。母は他界している。かつてはロードレース大学インカレを三連覇し、ツールドフランスを目指していた強者だったが、身に覚えのないドーピング疑惑により、自転車競技全般への出場を禁止されてしまった。以降、彼女である志田彩美を養うために出前のアルバイトを続けているがレースに出たい思いは今も強く持っている。ピョン吉に殺人の罪を被され、自転車で逃走中。
- ピョン吉
ウサギのマスコットに扮した天龍宗治殺しの真犯人であり、松本を「100日間の逃走成功と引き換えにロードレーサーとして復帰させる」というデスゲームに引き込んだ。証拠の残らない特殊なスマートフォンから松本に指示を送り、ゲームと称して松本を捕まえる刺客を送り込んでくる。信号機のハッキングも可能。
- 黒川雅則
身長182cm、血液型はA型。日帝大学サイクルクラブCYC13期生で、松本の同期。あだ名はクロ。現在は品川警察署勤務の警察官で、居酒屋に彼を誘うなど気にかけている。のちに事件の犯人に仕立て上げられた松本を信じ、自身の自転車を譲り真犯人の捜査を行う。松本の逃亡用品は彼がホームセンターで用意した。
- 天龍宗治
松本をドーピングしたとしてロードレース界から追放した男。その後自転車協会の会長とアイドルグループ『ロード13』のプロデューサーとなる。彼らを金づるとしか見ていない強欲な男だったが、自宅マンションにて謎の犯人『ピョン吉』によって刺殺された。
刺客
- 尾形昌孝
松本にとって初めての刺客となった元競輪選手の男。同僚の八百長(実際は尾形を出場停止にするための演技だった)に激昂し殴ってしまったことでレース出場停止となり引退した。妻子がいるが仕事はせずにビールを飲んで寝てばかりで、妻の由美子が弁当屋で家計を支えている。自転車も子供の送り迎えのために乗る程度。
ビールを買う金欲しさにピョン吉のスカウトに乗り、ゲーム『大差逃切（ブッチギリ）』で勝負する。松本の背後から石やジェルを投げて競技のブランクを補いつつ追い詰めることに成功したが、出前で鍛えた松本のコースショートカット技術（壁を使ったUターンや民家の屋根の走行）によって大差をつけられてしまう。
だが常人離れした松本のテクニックを目の当たりにして咄嗟に「卑怯者」と叫んだことで、それを気に食わなかった松本からレース形式で再勝負を持ちかけられる。スタート直後は善戦していたが長年のブランクには勝てず敗北した。
- 木下茜
2人目の刺客。以前、天龍宗治がプロデュースしていた地下アイドル。
